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1928-20007-0101
1928 第七高等学校
選抜試験
代数及平面幾何
易□ 並□ 難□
【1】 x2 -x+p と x 3+x 2+x+ 3+p とが四次の最小公倍数を有する様に p の値を定めよ.
1928-20007-0102
【2】 次の連立方程式を満足する x , y の実数値を求めよ.但し a は正数とす.
y2 = x2 ⁢(a +x) a-x ,x 2-a⁢ x-a2 =0.
1928-20007-0103
【3】 b2 -4⁢a ⁢c>0 ならば a ⁢x2 +b⁢ x+c の値は正とも負ともなることを証せよ.且つ a >0 として,此式の値を正ならしむる x の値の範囲を求めよ.但し a , b ,c は定まれる実数にして x の値は変動するものとす.
1928-20007-0104
【4】 甲乙二人 AB 両地間を往復するに,甲が A 地を出発すると同時に乙も B 地を出発し B 地を距る 3 粁の C 地に於て両人相会せり.それより甲は B 地に向ひ乙は A 地に向ひ,各先方に到着して直に引き返すものとす.而して甲が A 地に帰着せるは C 地にて両人相会したる時より一時十五分を経たる時にして,此時乙は尚 A 地を距たる 3 粁半の地点にありたりといふ.両地間の距離を求めよ.
1928-20007-0105
【5】 等差級数と等比級数とあり.其初項は正数にして相等しく,其第 ( 2⁢n+ 1) 項も相等しといふ.第 ( n+1 ) 項は何れが大なるか.
1928-20007-0106
【6】 AB ,CD を円 O の互いに垂直なる直径とす. D を中心とし DA を半径とする円弧と OC との交点を E とすれば,二つの円弧 AEB , ACB の間に囲まれたる部分の面積は三角形 ABD の面積に等し.之を証明せよ.
1928-20007-0107
【7】 AB を定円の定弦とし, P を弧 AB の中点とす. P より直線を引き,これと弦 AB 及び円周との交点を夫々 B 及び E とす.次に PD に等しく弦 PF をとり EF , AB の交点 G とすれば PG は AB , EF の交角を二等分す.之を証せよ.
1928-20007-0108
【8】 互いに平行なる二直線 XY , X ′Y ′ 及び一点 P を与ふ. XY , X ′Y ′ に共通なる垂線 AB を引き角 APB を最大ならしめよ.