1930 山形高等学校入学選抜試験MathJax

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1930 山形高等学校

選抜試験

代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【1】 三角形 ABC の底辺 BC の三等分点の内, B に近きものを D とすれば次の関係あることを証せよ.

2AB 2+AC 2=3 (AD2 +BD DC)

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代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【2】 所設の線分 AB C にて内分し,次の如くならしめよ.

AC2 :AB2 =2:3

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代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【3】 直径 AB なる半円周上の一点 C より AB に下せる垂線の足を D とし AD の二倍と CD との和を 15 米ならしめんには AD の長さを如何にすべきか,但し AB 8 米とし, AD の長さは糎まで正確に算出せよ.

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代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【4】 四数有り,初めの三数は等比級数をなし終りの三数は等差級数をなし,第一の数と第四の数との和は 14 第二の数と第三の数との和は 12 なり,四数各如何.

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代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【5】 方程式 a x2 +2b x+c =0 が不等実根を有するときは方程式 ( a+c) (a x2 +2b x+c )+ 2( b2- ac) ( x2+1 )=0 は実根を有せざることを証せよ.

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代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【6】 甲地より乙地は行く通路は初め 7.5 粁は上り坂,次ぎの 6 粁は水平,終りの 9 粁は下り坂なり,人有り甲乙両地間を往復せしに往路には 3 時間 52 分を要し帰路には 4 時間を要せり,次ぎに甲地より甲乙両地間の中央まで往復せしに 3 時間 55 分を要せりと云ふ,此人の上り坂,下り坂及び水平路に於ける毎時の速さを求めよ,但し坂路の傾斜は双方向一なりとす.

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