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1973 東京大学 1次試験

文科

易□ 並□ 難□

【1】 次の   にあてはまる数は何か.

 複素平面上で複素数

z1= 3+i 2 z2 = 1+3 2 (1+ i) z3= 1 +3 i2

によって表される点をそれぞれ P1 P2 P3 とする.また α = 2+2 3i 3 として,複素数 α z1 α z2 α z3 によって表される点をそれぞれ Q 1 Q2 Q3 とする.このとき

P1 P2 P3 =  π P1P 2P3 の面積 = 

Q1 Q2 Q3 の面積=  

である.また原点を O とすると,有向線分 O Q2 と実軸の正方向との間の角は   π である.ただし角はいずれも 0 以上かつ π 以下の値となるようにせよ.

1973 東京大学 1次試験

文科

易□ 並□ 難□
1973年東大文系1次試験文科【2】の図

【2】 次の   にあてはまる数は何か.

 図に示すように,池のまわりに 1 200 m の道があり, 2 P 1 P 2 の間に長さ 40m の橋がかかっている. P1 から P2 に池の周囲を通って行くときは,どちらをまわっても同じ距離である. P1 から周にそって左側 20m のところに点 A 右側 30 m のところに点 B がある. A から池を左に見ながら周にそって距離 xm 進んだところにある点を Q とする 0 x<200 Q から A への最短経路の長さと B への最短経路の長さとの和を f (x) とする. f( x) のグラフが x 軸に平行になる区間は   か所で, f( x) が最大値   をとるような x の範囲は   x   である.

1973 東京大学 1次試験

文科

易□ 並□ 難□

【3】 次の   にあてはまる数は何か.

  f(x )= 2a x2- (a-2 )x -1a x2 -(a 2-1 )x- a a は定数)とする.

(1)  a=   のとき, limx 1f (x) は存在しない.

(2)  a=   のとき, limx 1f (x) = 12 である.

(3)  a=   のとき, limx 12 f( x) は正数であり,そのとき lim x 12 f( x)=   である.

1973 東京大学 1次試験

文科

易□ 並□ 難□

【4】 次の   にあてはまる数は何か.

 放物線 p1 :y= x2 および放物線 p2 :y=2 x2 を考える. p2 上の 1 ( a,2 a2) におけるこの放物線の接線が放物線 p1 によって切り取られてできる線分の中点の座標は (   a ,   a2) である.また,この線分と放物線 p1 とが囲む部分の面積は   2 |a | である.

1973 東京大学 1次試験

理科

易□ 並□ 難□

【1】  次の   にあてはまる数は何か.

1 x+ 3y+ 1z =2 x y z :正の整数

を満たす点 (x ,y,z ) のうちで, y=2 となるものは   個あり, y=3 となるものは   個あり, y=4 となるものは   個ある.そのほか, y=   となるものが 2 個あり,これらですべての場合がつくされている.

1973 東京大学 1次試験

理科

易□ 並□ 難□

【2】 次の   にあてはまる数は何か.

 複素平面上に正 6 角形 ABCDEF がある.その頂点 A B C D を表す複素数をそれぞれ α β γ δ とするとき, α =0 β =4-3 i であり, δ の実部(実数部分ともいう)が正であるならば γ =(   +   3 )+ (   +   3) i である.

1973 東京大学 1次試験

理科

易□ 並□ 難□

【3】 次の   にあてはまる数は何か.

  4 次関数 y= f(x ) がある.この関数のグラフは x 軸と 2 回交わる.また,この関数は, x 2 つの値 a および 0 で極大となり, a<0 f (0)= -1 である.このとき,方程式 f (x)= 0   個の負根をもつ.また,導関数 y= f (x) の定数項は   であり,そのグラフは x 軸と   回交わる.さらに, x<0 の範囲で, y=f (x) のグラフと y= f (x) のグラフとは   回交わる.

1973 東京大学 1次試験

理科

易□ 並□ 難□

【4】 下記の(1)〜(2)のそれぞれについて,命題 C が成り立つために

命題 A B のいずれもが十分条件であるならば 1

命題 A は十分条件であるが,命題 B は十分条件でないならば 2

命題 B は十分条件であるが,命題 A は十分条件でないならば 3

命題 A B それぞれは十分条件ではないが, A B の両方が成り立つという命題が十分条件であるならば 4

以上のどの場合でもないならば 5

と答えよ.

(1) 複素数 α β に関して

A:α 2+β 2=0 B:α β=0 C:α= β=0  

(2) 実数 a b に関して

A:a+b >0 B:a b>0 C:a> 0 かつ b> 0  

(3) 実数 a b に関して

A:a+ b>2 B:a b>1 C:a> 1 かつ b> 1  

(4) 実数 a b に関して

A:x (a+b )+x2 0 がすべての実数 x に対して成り立つ.

B:| a-b| x がすべての正数 x に対して成り立つ.

C:a= b  

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