Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
1973年度一覧へ
大学別一覧へ
東京大学一覧へ
1973 東京大学 2次試験
文科・理科共通
理科は【3】
【1】 区間 1≦ x≦3 において次のように定義された関数 f⁡ (x) がある.
f⁡(x )={ 1 ( 1≦x≦ 2) x-1 (2 ≦x≦3 )
いま実数 a に対して,区間 1≦ x≦3 における関数 f⁡ (x)-a ⁢x の最大値から最小値を引いた値を V⁡ (a) とおく.このとき次の問に答えよ.
(1) a がすべての実数にわたって動くとき, V⁡(a ) の最小値を求めよ.
(2) V⁡(a ) の最小値を与えるような a の値を求めよ.
理科は【4】
【2】 平面上に 1 辺の長さが 1 の正方形 S がある.この平面上で S を平行移動して得られる正方形で,点 P を中心にもつものを T⁡ (P) とする.このとき,共通部分 S∩ T⁡(P ) の面積が 12 以上となるような点 P の存在範囲を図示せよ.また,この範囲の面積を求めよ.
文科
【3】 図において AB= 2⁢a とする. AB を直径とする半円周上に点 P があるとする. P から AB に下した垂線の足を Q とする. ▵APQ を AB のまわりに回転してできる立体の体積の最大値を求めよ.
【4】 4 角すい V‐ ABCD があって,その底面 ABCD は正方形であり,また 4 辺 VA ,VB ,VC ,VD の長さはすべて相等しい.この 4 角すいの頂点, V から底面に下した垂線 VH の長さは 6 であり,底面の 1 辺の長さは 4⁢ 3 である. VH 上に VK =4 なる点 K をとり,点 K と底面の 1 辺 AB とを含む平面で,この 4 角すいを 2 つの部分に分けるとき,頂点 V を含む部分の体積を求めよ.
理科
【1】 S を中心 O , 半径 a の球とし, N を S 上の 1 点とする.点 O において線分 ON と π3 の角度で交わる 1 つの平面の上で,点 P が点 O を中心とする等速円運動をしている.その角速度は毎秒 π12 であり,また OP ‾= 4⁢a である.点 N から点 P を観測するとき, P は見えはじめてから何秒間見えつづけるか.また P が見えはじめた時点から見えなくなるなる時点までの, NP‾ の最大値および最小値を求めよ.ただし球面 S は不透明であるものとする.
【2】 x1 ,x2 , ⋯, xn はおのおの 0 ,1 ,2 のどれかの値をとる. f1 = ∑i =1n ⁡xi ,f 2= ∑ i=1n ⁡ xi2 のとき f k= ∑ i=1 n⁡ xik (k =1 ,2 , 3, ⋯ ) を f1 と f2 を用いて表せ.
【5】 t は 1 より大きい実数とする. xy 平面上において,不等式
(ⅰ) 0<x
(ⅱ) t (1 +t2 )⁢x ≦y ≦1 1 +x2
を同時に満たす点 (x ,y) 全体のつくる図形の面積を t の関数と考えて f⁡ (t) とおく. f⁡(t ) の導関数 f ′⁡ (t) を求めよ.
【6】 x のある 2 次関数のグラフが,原点において直線 y= x に接するという.このグラフの上の点 (u ,v) における接線の傾きを u ,v で表せ.ただし (u ,v) は原点ではないとする.