Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
1974年度一覧へ
大学別一覧へ
北海道大一覧へ
1974-10001-0101
1974 北海道大学
文科系
易□ 並□ 難□
【1】 a>0 ,a≠1 のとき, f⁡(x )=ax -a -x , g⁡( x)= ax+ a-x とおく.
(1) {f⁡ (x )} 2- {g⁡ (x )} 2 の値を求めよ.
(2) f⁡⁡( x)⁢f ⁡(y) =4 ,g⁡ (x)⁢ g⁡(y )=8 のとき, g⁡( x+y) と g⁡ (x-y ) の値を求めよ.
(3) (2)のとき, x ,y の値を求めよ.
1974-10001-0102
【2】 w=- 12 + 32 ⁢i , ただし i は虚数単位とする.
(1) 複素平面上の 3 点 O( 0), A(w -z) ,B( w+z) を頂点とする 3 角形が, O を直角の頂点とする直角 2 等辺三角形となるような複素数 z を求めよ.
(2) (1)のとき, 3 角形 OAB の面積を求めよ.
1974-10001-0103
【3】 a1= a, an+ 1= an+d ( n=1 ,2 ,3 , ⋯) なる数列 { an } が,ある m に対し
log⁡a m= 12 ⁢log ⁡a2 ⁢m= 13 ⁡ log⁡a 4⁢m ( ≠0 )
であるとする.ただし対数は常用対数とする.
(1) a2⁢ m の値を求めよ.
(2) a が整数のとき,その値を求めよ.
1974-10001-0104
【4】 60 人の学生は 3 つのクラブのいずれかに入っているものとし,それらのクラブに属する学生の集合を A ,B ,C とする. n⁡( A)=42 ,n⁡ (B)= 36, n⁡( C)=27 , n⁡(A ∩B∩C )=10 のとき
(1) n⁡( A‾∪ B‾ ∪C‾ ) を求めよ.
(2) n⁡{( A∩B) ∪(B∪ C)∪( C∩A) } を求めよ.
(3) さらに n⁡ (A∩B )=26 のとき, C のみに属する学生の数を求めよ.
ただし,一般に 60 人の学生の部分集合 X に対し, n⁡( X) は X に属する学生の数を表し, X‾ は X の補集合を表す.
1974-10001-0105
【5】 f⁡(x )=x4 -2⁢ a⁢x 2+b ⁢x のとき,曲線
y=f⁡ (x) ⋯①
において
(1) 曲線 ① 上の点 P( t,f⁡ (t)) における接線が曲線 ① と,点 P と異なる点 Q を共有するものとする.点 Q の x 座標が満足する 2 次方程式を求めよ.
(2) 曲線 ① と,異なる 2 点で接する直線が存在するための a の値の範囲と接点の x 座標を求めよ.
(3) (2)のとき,曲線 ① とその接線とで囲まれる部分の面積 S を求めよ.
1974-10001-0106
理科系
【1】 x ,y ,z は実数で,次の 2 つの関係式
x2- y⁢z- 8⁢x+ 7=0 ⋯①
y2+ z2+ y⁢z- 6⁢x+ 6=⋯ ②
を満たすとき
(1) y+z を x で表し, x のとりうる値の範囲を求めよ.
(2) x⁢y+ y⁢z+ z⁢x の最小値を求めよ.
1974-10001-0107
【2】 n を自然数とし, θ は
(cos⁡θ +i⁢sin ⁡θ)⁢ (cos⁡2 ⁢θ+i sin⁡2⁢ θ)⋅ ⋯⋅( cos⁡n⁢ θ+i⁢ sin⁡n⁢ θ)=1
を満たすものとする.ただし i は虚数単位とする.
(1) このような θ は, 0<θ≦ 2⁢π の範囲内に何個存在するか.
(2) (1)で存在する θ の最小な値を θ n とし
zn= (cos⁡ θ1+ i⁢sin⁡ θ1 )⁢(cos ⁡θ2 +i⁢ sin⁡ θ2 )⋅⋯ ⋅ (cos⁡ θn +i⁢sin ⁡θn )
とおく. zn を極形式で表せ.
(3) zn が純虚数となるときの n の値と,そのときの zn を求めよ.
1974-10001-0108
【3】 各項が正である数列 {an } が,すべての自然数 n について
2⁢a 2⁢n =a 2⁢n -1+ a2⁢ n+1 ⋯①
a2 ⁢n+1 2= a2⁢ n⁢ a2⁢ n+2 ⋯②
を満たすものとする.
(1) a2 ⁢n を a 2⁢n -2 と a 2⁢n +2 で表せ( n≧ 2 ).
(2) a1= 1 ,a2 =2 のとき a 2⁢n を求めよ.
(3) (2)のとき, Sn= a1+ a3+ a5+ ⋯+a 2⁢n -1 を求めよ.
1974-10001-0109
【4】 ある週の月曜日から土曜日にかけて A ,B , C の 3 科目の補習授業を行うために,その時間割を作りたい. 3 科目ともこの期間に 4 時間ずつ行うが毎日の授業は 1 時限と 2 時限に分け,各時限とも 1 時間ずつとする.次の場合に時間割の作り方の個数を求めよ.
(1) 毎日 1 時限, 2 時限を同じ科目にする場合.
(2) 1 時限と 2 時限の科目が同じ科目でも異なる科目でもよい場合.
(3) 毎日 1 時限と 2 時限を異なる科目とする場合.
1974-10001-0110
【5】(1) 関数 f⁡ (x)= sin ⁡xx の区間 0≦ x≦ π2 における最小値を求めよ.
(2) a を 0≦ a≦ 12 なる定数とする. 0≦x ≦ π2 なる x に対し,座標平面上の 2 点 A (x, 0), B( x,sin⁡ a⁢x) を結ぶ線分 AB を 1 辺とし,この平面に垂直な正 3 角形( x= 0 のときは点となる)をつねにこの平面に対し同じ側につくる. x が 0 から π2 まで変わるとき,これらの正 3 角形のつくる立体の体積 V⁡ (a) を求めよ.
(3) a が 0< a≦ 12 の範囲を動くとき, V⁡(a ) の最大値を求めよ.
1974-10001-0111
【6】 関数
y=e -x+ a⁢x ⋯①
がある.ただし e は自然対数の底である.
(1) 任意定数 a を消去して, y の満足する微分方程式をつくれ.
(2) a>0 とする.関数 ① が極値をとるような x の値 X とそのときの極値 Y を a で表せ.次に a が変わるとき点 (X, Y) の軌跡 C の方程式を求めよ.
(3) 曲線 C ,x 軸および y 軸で囲まれる部分の面積を求めよ.