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1975 東京大学 1次試験
文科
【1】 次の にあてはまる数は何か.
Ox ,Oy を直交座標軸とする平面上に長さ 2 の線分 AB があり,その中点を C とする. B は第 1 象限にあり, C ,A はそれぞれ x 軸, y 軸の上にある.
このとき, OB‾ = 32 ならば B の座標は ( , 12 ⁢ ) であり, OB と x 軸のなす角が 30° ならば B の座標は ( 2⁢ , 2 ) である.
【2】 次の にあてはまる数は何か.
1 から 1000 までの整数のうちで,
(1) 9 と 15 のどちらの倍数でもあって 13 の倍数でないものは 個,
(2) 11 と 13 のどちらの倍数でもあって 7 の倍数でないものは 個,
(3) 13 の倍数であって 7 ,11 のどちらの倍数でもないものは 個,
(4) 7 ,11 ,13 のどの倍数でもないものは 個ある.
【3】 次の にあてはまる数は何か.
∠A=90 ° の直角二等辺三角形 ABC と, ∠D= 90° ,∠ E=30° の直角三角形 DEF があって, BC‾ =DE ‾ である.この 2 つの三角形を 1 つの平面上に置いて, B と D ,C と E がそれぞれ重なり, A と F とが辺 BC に関して互いに反対側にあるようにする.
このとき辺 AB と線分 AF とのなす角を α , 辺 BC と線分 AF とのなす角を β とすると
sin⁡ α= + ⁢ 3 ,sin⁡ β= + ⁢ 3
である.
【4】 次の にあてはまる数は何か.
f⁡(x )=x3 -x2 -2⁢ x, g⁡(x )= 13⁢ ∫ x-1 x+1 ⁡f⁡ (t)⁢ dt
とすれば,関数 g⁡ (x) は x= において極大値 をとり, x= において極小値 をとる.
理科
【1】 次の にあてはまる数は何か.ただし (b) の数は (c) の数より小さいとする.
k が実数のとき, x に関する 2 次方程式
7⁢ x2- (k+13 )⁢x +k2 -k-2 =0
が 2 つの実根をもち,それらが開区間 (0 ,1) および開区間 (1 ,2) にそれぞれ 1 つずつあるための必要十分条件は 「 (a) <k< (b) または (c) <k< (d) 」 である.
n を正の整数, αn= cos⁡ 2 ⁢πn +i⁢ sin⁡ 2 ⁢πn とする. p ,q が整数を表すとき, p+q⁢ αn の形の複素数で表される点のうちで,原点を中心とする半径 1 の円周上にあるものの個数を An とすれば, A3 = ,A 4= ,A 5= である.また, n=3 のとき,それら A3 個の点を頂点とする凸多角形の面積は である.
2 点 P ,Q が時刻 t= 0 に平面上の座標原点を出発し,互いに直交する方向に等速直線運動をしている.点 P の速度ベクトルの x 成分は -4 , y 成分は 8 であり,点 Q の速度ベクトルの y 成分は 3 である.さらに,時刻 t= 2 に点 R が同じく原点を出発して等速直線運動を始め, t=3 のときに線分 PQ の中点に達した.
このとき,点 R の速度ベクトルの x 成分は ,y 成分は である.これらの 3 点がさらに運動をつづけると, t= のときに ∠ PRQ は直角になり,この時刻の 2 点 P ,Q の距離は ⁢ 5 となる.
a を実数とする. x に関する 2 次方程式
(1+a )⁢x2 +2⁢ x+1- a=0
において
(1) a がどのような値であっても,実数 x= は決して根とならない.
(2) 2 根がともに整数となるような a の最大値は , 最小値は である.
(3) 2 根がともに整数となるような a の値で | a+1| ≧ 1N を満たすものの個数を f⁡ (N) とするとき
limN→ ∞⁡ 1N ⁢f ⁡(N) =