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1984 北海道大学

文II系,理,水産,医,歯

易□ 並□ 難□

【1】  m 2 より大きい実数とする. x 2 つの方程式

x2- 2m+ 1x +3× 2m= 0

2log 2x -log2 (x- 1)=m

について,次の問に答えよ.

(1) 方程式 のそれぞれは, 2 つの異なる実数解をもつことを示せ.

(2) 方程式 の解のうち,ちょうど 1 つだけが方程式 2 つの解の間にあることを示せ.

1984 北海道大学

文II系

易□ 並□ 難□

【2】  f を行列 ( ab c d ) で表される 1 次変換とする.

(1) 変換 f が第 1 象限,すなわち集合 {(x ,y) |x >0,y >0} の任意の点を第 1 象限の点にうつすならば, a0 b0 c0 d0 であることを示せ.

(2)  ad- bc 0 であり,かつ変換 f とその逆変換 f -1 がともに第 1 象限の任意の点を第 1 象限の点にうつすための a b c d に関する条件を求めよ.

1984 北海道大学

文II系

易□ 並□ 難□

【3】  3 辺の長さがいずれも 70 より小さい整数で,かつ等差数列になっている 3 角形は何個あるか.ただし,合同な 3 角形は区別しないものとする.

1984 北海道大学

文II系

易□ 並□ 難□

【4】  2 つの放物線 y= 1-x2 y=a- bx2 のそれぞれが x 軸と囲む部分の面積は等しいとする.ただし, a>0 b>0 とする.

(1)  b a の式で表せ.

(2) これら 2 つの放物線に同時に接し傾きが負である直線と y 軸との交点は, a1 のときどのような点に近づくか.

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理,水産系,医,歯

易□ 並□ 難□

【2】 空間に 4 A( 1,2,2 )B (0,0 ,-1) C( 2,2,3 )D (0,1 ,-2) をとる.実数 t に対して,点 P Q AP =t AC BQ =t BD によって定め,線分 PQ の中点を通りこの線分に垂直な平面を α とする.

(1) 平面 α の方程式を求めよ.

(2)  t の値を変えて平面 α を動かすとき,平面 α t によらない一定の直線を含むことを示せ.

1984 北海道大学

理I系,医進,歯進

易□ 並□ 難□

【3】  a を実数とする. b= |a+ 1|- |a- 1| 2 として

c1= 1 cn= 1 +b+b 2+ +bn -1 n n =2 3

とおく.数列 {cn } の極限値を求めよ.

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理I系,医進,歯進

理(II,III),水産系の【3】の類題

易□ 並□ 難□

【4】 曲線 y= 1 2 sin x x 軸上に中心をもつ円 C が,点 A (a , 12 sina ) において同一の直線に接しているものとする.ただし, 0<a < π2 とする.

(1) 円 C の中心の x 座標を a で表せ.

(2) 曲線 y= 1 2 sin x は,点 A を除いては円 C の外にあることを示せ.

1984 北海道大学

理I系,医,歯

易□ 並□ 難□

【5】 点 P が曲線 y= ex+ e-x 2 の上を運動している.その速さはつねに毎秒 1 であり,速度ベクトルの x 成分はつねに正である.ただし, e は自然対数の底である.

(1) 点 P が点 (0, 1) を通過してから t 秒後の点 P x 座標を t で表せ.

(2) 点 P におけるこの曲線の接線と x 軸との交点を Q とする.点 P が点 (0 ,1) を通過してから 2 秒後の点 Q の速さを求めよ.

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理II,III系・水産系

理I系,医進,歯進【4】の類題

易□ 並□ 難□

【3】 曲線 y= 1 2 sin x x 軸上に中心をもつ円 C が,点 A (a ,1 2 sin a) において同一の直線に接しているものとする.ただし, 0<a < π2 とする.

(1) 円 C の中心の x 座標を a で表せ.

(2) 点 P が曲線 y= 1 2 sinx の上を動くとき,点 P と円 C の中心との距離の 2 乗の最小値を a で表せ.

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理II,III系・水産系

易□ 並□ 難□

【4】 数列 {xn } は次の関係式

x1= a+1 xn =a+1 - axn -1 n=2 3

を満たすものとする.ただし, a>1 とする.

(1)  x2 x3 を求めて,一般項 xn を類推し,その結果が正しいことを数学的帰納法によって証明せよ.

(2) 数列 {xn } の極限値を求めよ.

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理II,III系・水産系

易□ 並□ 難□

【5】  2 つの微分可能な関数 f (x) g (x) f (0)= g(0 )=0 を満たし,かつ x 0 において

(x+2 )f ( x)=( 3x+ 4) g (x) g (x )>0

を満たしているとする.

(1)  x>0 のとき, f(x )>g (x) が成り立つことを示せ.

(2) さらに,任意の正の数 t に対して,直線 x= t 2 曲線 y= f(x ) g( x) とで囲まれた部分の面積は t2 に等しいとする. x0 f (x) g (x ) を求めよ.

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