Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
1987年度一覧へ
大学別一覧へ
北海道大一覧へ
1987-10001-0101
1987 北海道大学
文II,III系,理,水産,医,歯
易□ 並□ 難□
【1】 x の 2 次関数 x2 -2⁢ a⁢x+ b の x≦ 1 における最小値を m とする. a-2⁢ b≧3 のとき, m の最大値を求めよ.
1987-10001-0102
文II,III系
理,水産,医,歯【2】の類題
【2】 平面上に 2 直線
l1: y⁢cos⁡ α-x⁢ sin⁡α= 0, l2: y⁢cos⁡ β-x⁢ sin⁡β= 0
が与えられている.直線 l1 , l2 に関する対称移動を表す行列をそれぞれ A ,B とする.
(1) 行列 A を求めよ.
(2) α-β =θ とおくとき,積 A⁢ B を θ を用いて表せ.
1987-10001-0103
【3】 2 次方程式 x2 +x-1 =0 の 2 つの解を α ,β とおく.
(1) αn+ βn= αn+ 1+ βn+ 1+ αn+2 +β n+2 が成り立つことを示せ.ただし, n は自然数とする.
(2)
tn= αn- βn 5 , sn= tn2 -tn ⁢t n+1 -tn +12 ( n= 1, 2, 3, ⋯)
とおく. sn を n を用いて表し, ∑ k=1n ⁡( 2⁢k- 1)⁢s k を求めよ.
1987-10001-0104
【4】 x の 2 つの関数
f⁡(x )=2⁢ x3- 3⁢a⁢ x2+ a3- 3⁢a+ 3
g⁡(x )=3⁢ x2- 6⁢a⁢ x+3⁢ a2
について,次の問に答えよ.
(1) 2 曲線 y= f⁡(x ), y=g⁡ (x) の x= t における接線が平行となる t の値を求めよ.ただし, a>1 とする.
(2) (1)で定まる 2 組の接線が囲む図形の面積 S を a を用いて表せ.
(3) a が 1< a≦3 の範囲を動くとき, S の最大値および S が最大となる a の値を求めよ.
1987-10001-0105
理,水産,医,歯
文II,III系【2】の類題
(2) α-β= θ とおくとき,積 A⁢ B を θ を用いて表せ.
(3) (A⁢ B)2 =B⁢A を満たす θ の値を求めよ.ただし, 0<θ< π とする.
1987-10001-0106
理I系,医,歯
理II,III系,水産【3】の類題
【3】 原点 O を中心とする単位円周上に,次の(ⅰ),(ⅱ)を満たす点列 P 0, P1 , P2 , ⋯ がある.ただし, P0 の座標は (1 ,0) とする.
(ⅰ) ∠P0 OPn は n とともに単調に増大し, limn →∞ ⁡∠ P0O Pn= 2⁢π である.
(ⅱ) 数列 {∠ Pn-1 OP n} (n =1 ,2 ,⋯ ) は初項 θ (θ >0 ), 公比 r ( r>0 ) の等比数列である.
(1) θ と r との関係式を求めよ.
(2) α は π4< α<π を満たす定数とする.おうぎ形 P n-1 OPn の面積を Sn とするとき,
α=S 1+S 5+S 9+⋯ +S4 ⁢n-3 +⋯
を満たす r はただ 1 つ存在することを示せ.
1987-10001-0107
【4】 実数全体で定義された連続な関数 f⁡ (x) に対して, F⁡( x)= ∫0 x⁡ f⁡(t )⁢sin ⁡(x -t)⁢ dt とする.
(1) F″⁡ (x)+ F⁡(x )=f⁡ (x) となることを証明せよ.
(2) F⁡(x )=f⁡ (x)- x⁢e -x が成り立つ f⁡ (x) を求めよ.
1987-10001-0108
理II,III系,水産は【4】
【5】 3 個のサイコロを同時に投げる試行において,サイコロの目が連続した 3 つの自然数となる事象を A とする.この試行をくり返し行うとき,次の問に答えよ.
(1) n 回目に初めて事象 A が起こる確率を求めよ.
(2) 1 回目から n 回目までの試行のうちに事象 A が少なくとも 1 回起こる確率を求め,この確率が 0.5 以上となる最小の n を求めよ.ただし, log10 ⁡2=0.301 , log10⁡ 3=0.477 として計算せよ.
(3) この試行を 4 回くり返すとき,事象 A の起こる回数を X とする. X の期待値(平均) E⁡( X) を求めよ.
1987-10001-0109
理II,III系・水産
理II,III系,医,歯【3】の類題
(2) おうぎ形 P n-1 OPn の面積を Sn とするとき,
4 7⁢ π =S1 +S4 +S7 +⋯+ S3⁢n -2+ ⋯
を満たす r を求めよ.
1987-10001-0110
【5】 一定の温度 K を保つ液体に温度計を挿入し温度を測定した.温度計の示した温度 T は,ある時刻に T 0 , その 5 秒後は T1 , さらに 5 秒後は T2 であった.温度計の示す温度の変化の速さは, T-K に比例するものとして, K を T 0, T1 , T2 で表せ.ただし,比例定数は 0 でないとし, T>K とする.