Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
1988年度一覧へ
大学別一覧へ
東北大学一覧へ
1988-10081-0101
1988 東北大学
文系
易□ 並□ 難□
【1】 四面体 OABC において, OA→ =a→ , OB→ =b→ , OC→ =c → とし, G を三角形 ABC の重心,すなわち OG→= a→+ b→ +c→ 3 とする.
(1) OG→ =g → とおいて, AG2 を a→ , g→ および内積を用いて表せ.
(2) OA2 +OB2 +OC2 =AG2 +BG2 +CG2 +OG2 を示せ.
(3) 三角形 OAB の重心を E とする. OF→ = 34⁢ OG → によって点 F を定めるとき, F は直線 CE 上にあることを示せ.
1988-10081-0102
【2】 3 次関数 f ⁡(x ) は x =1 で極小値 0 , x=- 3 で極大値 32 をとる.
(1) f⁡( x) を求めよ.
(2) 点 A ( 0,f⁡ (0 )) における曲線 C :y=f ⁡( x) の接線 l がふたたび C と交わる点を B とする.点 P が C 上を A から B まで動くとき, P と l との距離の最大値を求めよ.
1988-10081-0103
【3】(1) 行列 A =( ab cd ) で表される 1 次変換が,曲線 x ⁢y=1 上のすべての点を曲線 x2- y2= 2 上の点にうつすとき, A はどのような行列か.行列 A の各成分を a の式として表せ.
(2) さらに,この 1 次変換の逆変換も,曲線 x ⁢y=1 上のすべての点を曲線 x2- y2= 2 上の点にうつすとき, A を求めよ.
1988-10081-0104
【4】 1<a <b< a2< 100 を満たす整数 a , b の組で loga⁡ b が有理数となるものをすべて求めよ.
1988-10081-0105
理,工,医,歯,薬,農学部
【1】 平面上に点 O を中心とする半径 5 の円がある.その周上に 4 点 A ,B , C ,D がこの順序にあり, OA→ =- OD→ が成り立つ.線分 AC と BD の交点を P とし, ∠APB= θ とする.線分 AB と DC の長さをそれぞれ 4 , 5 として,次の値を求めよ.
(1) 内積 OA→ ⋅AB→
(2) cos⁡θ
(3) 内積 AB→ ⋅DC →
1988-10081-0106
【2】 点 O を中心とする半径 1 の円を中心角 4 ⁢θ ( 0<θ < π4 ) で切ったおうぎ形に,右の図のように内接する長方形 ABCD を考える.
(1) ∠AOB= 2⁢x として, ABCD の面積 Sθ⁡ (x ) を求めよ.
(2) Sθ⁡ (x ) を最大にする x の値と,最大値 M⁡( θ) を求めよ.
(3) θ が 0 <θ< π 4 の範囲で変化するとき,関数 M ⁡( θ) のグラフをかけ.
1988-10081-0107
【3】 関数 f ⁡(x )= | 2⁢x 2+x- 1x- 1 | について,次の問に答えよ.
(1) 極値を求めよ.
(2) 曲線 y =f⁡ (x ) の漸近線を求めよ.
(3) 曲線 y =f⁡ (x ) の概形をかけ.
1988-10081-0108
【4】 n を 2 以上の整数とする. 1 から 2 ⁢n までの整数から無作為に相異なる 3 つの数を取り出して,それらのうち最大の数と最小の数の差を X とする.
(1) 確率変数 X の確率分布を求めよ.
(2) X の値が n 以下となる確率を求めよ.
1988-10081-0109
理,工学部
【5】 数列 { an } は任意の自然数 n に対して
∑k= 0n- 1 3-k ⁢a n-k = 1n⁢ (n+ 1)⁢ (n+ 2)
を満たしているとする.このとき, m≧3 に対して ∑n =1m n⁢a n を求めよ.
1988-10081-0110
【6】 半円 C :x2 +y2 =1 , y≧ 0 と x 軸上に点 A ( a,0 ) が与えられている.ただし a >1 とする. C 上の点 P から x 軸に垂線 PQ を下ろし,三角形 APQ の面積を Sa⁡ (P ) で表す.
(1) C 上に n +1 個の点 P0 ( 1,0 ), P 1 , P2 , ⋯ ,P n( -1,0 ) がこの順序に等間隔に並んでいるとき,極限値 M ⁡(a )= limn→ ∞ 1n ⁢ ∑ k=1 nS a⁡( Pk ) を求めよ.
(2) M⁡( a)= Sa⁡ (P ) を満たす C 上の点 P のうちで,その x 座標が最大となるものを ( xa, ya ) とするとき, lima →∞ ya を求めよ.