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1989-10267-0101
1989 東京工業大学
配点50点
易□ 並□ 難□
【1】 xy 平面上の点 P から放物線 y=x 2 へ 2 本の異なる接線をひき,それらの接点を Q , R とする.
(1) 点 P が次の 3 つの不等式
y≦x -1 ,y ≦-x+ 1, -1≦ y
を同時に満たす範囲を動くとき,線分 QR の中点が動く範囲を図示せよ.
(2) 三角形 PQR の面積が 2 に等しくなる点 P はどんな曲線上にあるか.その方程式を求めよ.
1989-10267-0102
【2】 xy 平面で原点を中心とする半径 2 の円を A , 点 ( 3,0 ) を中心とする半径 1 の円を B とする. B が A の周上を,反時計まわりに,すべらずにころがって,もとの位置にもどるとき,初めに (2 ,0 ) にあった B 上の点 P のえがく曲線を C とする.
(1) C 上の点で x 座標が最大となる点の座標を求めよ.
(2) 曲線 C の長さを求めよ.
1989-10267-0103
【3】 関数 f⁡( x) は次の等式
f⁡( x+y )= f⁡( x)+ f⁡( y)+ f⁡( x)⁢ f⁡( y)
を満たしているとする.関数 f⁡( x) が x =0 で微分可能であるとき,次の問いに答えよ.
(1) 関数 f⁡( x) はすべての x の値で微分可能であることを証明せよ.
(2) 関数 f⁡( x) を求めよ.
1989-10267-0104
【4】 次の極限を求めよ.
limn →∞ ∫ 0π x2⁢ | sin⁡n⁢ x| ⁢dx
1989-10267-0105
【5】 箱の中に, 1 から n までの数字をそれぞれ 1 つずつ書いた n 枚のカードが入っている.箱から無作為に 1 枚のカードをとり出して,その数字を記録し,箱にもどす.この試行を k 回くり返し,それまでに記録された相異なる数字の個数を Sk とする. Sk =r となる確率を P ⁡( Sk= r) で表すとき,次の問いに答えよ.
(1) P⁡( Sk= r) を P ⁡( Sk-1 =r ) と P ⁡( Sk-1 =r- 1) で表せ.
(2) Sk の期待値 Ek= ∑ r=1 kr⁢ P⁡( Sk= r) を求めよ.