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1989-10301-0101
1989 横浜国立大学 B日程
教育学部
易□ 並□ 難□
【1】 次の各問いに答えよ.
(1) a1 =1 ,a n+ 1=3 ⁢an +2 ( n= 1 ,2 , 3 ,⋯ ) で定まる数列 { an } の第 n 項を求めよ.
1989-10301-0102
(2) xy 空間における 2 平面 x +y+z -1=0 , 3⁢x -y+2 ⁢z-4 =0 の交線の方程式とその方向ベクトルを求めよ.
1989-10301-0103
【2】 xy 平面上の 2 つの曲線
C1 :y= x3- 3⁢x+ 1
C2 :y= (x -a) 3-3 ⁢(x -a) +1
が 1 点 P だけを共有するとき,次の問いに答えよ.ただし, a は正の定数である.
(1) a の値を求めよ.
(2) P における C 2 の接線の方程式を求めよ.
(3) (2)で求めた接線と C 1 とで囲まれた部分の面積を求めよ.
1989-10301-0104
【3】 xy 平面上の 2 つの 1 次変換 f , g をそれぞれ行列 ( ab 12 ) ,( a- 1b+1 2 1 ) で表されるものとする.ただし, a ,b は定数である.さらに, f ,g はともに逆変換をもつとする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) f と g の合成変換 g ∘f の逆変換を表す行列を求めよ.
(2) 直線 x +y+1 =0 が g ∘f の逆変換によって自分自身に移されるような a , b の値を求めよ.
1989-10301-0105
経済,経営学部
【1】 次の問いに答えよ.
(1) 任意の実数 x , y ,z について, ( x+y+ z) 2≦3 ⁢( x2+ y2+ z2) が成り立つことを証明せよ.
(2) 実数 x , y ,z , t が x +y+z +t=6 , x2 +y2 +z2 +t2 =12 を満たすとき, t の最大値と最小値を求めよ.また, x⁢y +y⁢z +z⁢x の最大値と最小値を求めよ.
1989-10301-0106
【2】 xyz 空間に,点 P ( 4⁢t+ 7,-5 ⁢t-3 ,2⁢t +1) と球面 S :x2 +y2 +z2 =9 がある.次の問いに答えよ.
(1) P は S の外部の点であることを証明せよ.
(2) P を通る S のすべての接線の接点全体は円になる.この円の半径を r とするとき, r を t の式で表せ.
(3) t がすべての実数値をとるとき,(2)で求めた r の最小値を求めよ.
1989-10301-0107
【3】 xy 平面において,行列 ( aa +1 -1a 2 ) の表す 1 次変換を f とする.点 P と像 f ⁡( P ) との距離が 1 であるような P 全体を D とするとき,次の問いに答えよ.
(1) a=1 のときの D を図示せよ.
(2) D が円となるときの a の値を求めよ.また, D が 2 直線となるときの a の値を求めよ.
1989-10301-0108
工学部【3】の類題
【4】 関数 f ⁡(x )= x3+3 ⁢x2 ⁢cos⁡θ -4⁢sin ⁡2⁢θ がある.ただし, θ は 0 <θ< π 2 を満たす定数である。曲線 y =f⁡( x) が x 軸に接するとき,次の問いに答えよ.
(1) sin⁡θ の値を求めよ.
(2) 方程式 f⁡ (x )=0 の解を求めよ.
(3) 曲線 y =f⁡ (x ) と x 軸とで囲まれる部分の面積を求めよ.
1989-10301-0109
工学部
【1】 行列 E =( 10 0 1 ) と E の実数倍でない行列 A =( ab c d ) がある.実数 p , q が A2=p ⁢A+q ⁢E を満たすとき,次の問いに答えよ.
(1) p ,q を a , b ,c , d で表せ.
(2) 3 以上のある整数 n に対し, An =O ( O は零行列)となるとき, p ,q を求めよ.
(3) 3 以上のある整数 n に対し, An =An -1 かつ An≠ O となるとき, p ,q を求めよ.
1989-10301-0110
【2】 xy 平面に,円 C :x2 +y2 =1 と定点 A ( a,0 ) がある.ただし, a は 1 と異なる正の定数である. C 上に点 P をとり, P を通り線分 AP に垂直な直線を l とする.次の問いに答えよ.
(1) P の座標を ( u,v ) とするとき, l の方程式を求めよ.
(2) P が C 上を 1 周するとき, l が通過する範囲を不等式で表せ.
(3) (2)で求めた範囲を図示せよ.
1989-10301-0111
経済,経営学部【4】の類題
【3】 関数 f ⁡(x )= x3+3 ⁢x2 ⁢cos⁡θ -4⁢sin ⁡2⁢θ がある.ただし, θ は 0 <θ< π 2 を満たす定数である。曲線 y =f⁡( x) が x 軸に接するとき,次の問いに答えよ.
(2) 曲線 y =f⁡ (x ) と x 軸とで囲まれる部分の面積を求めよ.
1989-10301-0112
【4】 f⁡( x)= xn⁢ log⁡x ( n は正の整数)とおく.ただし,対数の底は e とする.次の問いに答えよ.
(1) f⁡( x) の導関数および不定積分を求めよ.
(2) 曲線 y =f⁡ (x ) と x 軸にはさまれた部分のうち, 2 直線 x =1 と x =e の間にある部分を, x 軸のまわりに回転してできる回転体の体積を求めよ.
1989-10301-0113
【5】 1 枚の硬貨を繰り返し投げるとき, k 回目の試行で表が出れば値 1 , 裏が出れば値 0 をとる確率変数を X k によって表し,
Yn = X12 + X2 22 +⋯+ X n2n ( n=1 ,2 , 3 ,⋯ )
とする.次の問いに答えよ.
(1) 確率 P ⁡(Y 10< 13 ) を求めよ.
(2) 確率変数 (Y n) m ( m は正の整数)の期待値を E ⁡( ( Yn )m ) とするとき, limn →∞ E⁡( ( Yn) m) を m の式で表せ.