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1989-10561-0101
1989 大阪大学 前期
文系
配点率25%
易□ 並□ 難□
【1】 座標平面上において,原点 O を中心とする角 θ (ただし 0< θ<π )の回転を表す 1 次変換 f とベクトル a→ が与えられているとする.
(1) f⁡( b→) +a→ =b→ となるベクトル b → が存在することを示せ.
(2) さらに,すべてのベクトル p→ に対して
|f⁡ (p→ )+ a→ -b→ |= |p →- b→ |
が成り立つことを示せ.
1989-10561-0102
【2】 xyz 空間内において,
球面 (x -1)2 +( y-2) 2+( z-1) 2=10 と平面 z= 0
との交わりの曲線を C1 とし,
球面 x2+ y2+ (z- 2)2 =16 と平面 x+ 2⁢y+ 2⁢z= 4
との交わりの曲線を C2 とする.
C1 と C2 とが同一球面上にあることを示し,その球面の方程式を求めよ.
1989-10561-0103
【3】 関数 f⁡ (x)= a⁢x3 +b⁢ x2+ c⁢x+ d は x= 3 のとき極小値 0 をとり,曲線 y= f⁡(x ) 上の点 (1 ,8) における接線が (3 ,0) を通るとする.
このとき,
(1) 定数 a ,b ,c ,d の値を定めよ.
(2) y=f⁡ (x) と x 軸とで囲まれる部分の面積を求めよ.
1989-10561-0104
理系
【4】 |cos 2⁡x +a⁢sin ⁡x+b |≦3 がすべての実数 x について成り立つような,点 (a, b) の存在範囲を図示せよ.
1989-10561-0105
配点率20%
【1】 一次変換 ( x ′ y′ )= ( aa-2 1 1) ⁢( x y ) を f と表す.原点を通る直線 l の f による像を f⁡ (l) とし, l と f⁡ (l) とが直交するとき, l は”性質 P をもつ”ということにする.
(1) a がどのような範囲にあるとき,性質 P をもつ l が存在するか.
(2) a がどのような値のとき,性質 P をもつ l が 2 本存在して,それらのなす角が π3 になるか.
1989-10561-0106
【2】 正の整数 n に対して xn =rn ⁢sin⁡n ⁢θ ( ただしr> 0 ,0< θ< π2 ) とおく.
x1= 3 4 , x2= 3 8 であるとき
∑ n=1 ∞⁡ xn
の値を求めよ.
1989-10561-0107
【3】 鋭角三角形 ABC が与えられている.点 A を 1 つの頂点とする長方形 ADEF が,つぎの条件(イ),(ロ)をみたしながら変化するものとする.
(イ) 辺 DE 上に点 B がある.
(ロ) 辺 EF 上に点 C がある.
このとき,長方形 ADEF の面積の最大値を θ ,b ,c を用いて表せ.ただし θ =∠BAC , b=CA , c=AB である.
1989-10561-0108
【4】 a は正の定数とする. t>1 に対し,曲線 y= xa⁢ log⁡x 上の点 P= (t, ta⁢ log⁡t ) における接線が, x 軸と交わる点を Q とし,点 (t, 0) を R とする.
三角形 PQR の面積を S1 ⁡(t ), 曲線 y= xa⁢ log⁡x の x≧ 1 の部分と, 2 つの直線 y= 0, x=t とで囲まれた部分の面積を S 2⁡( t) とする.
limt→ +∞⁡ S2 (t) S1⁡ (t)
1989-10561-0109
【5】 xy 平面上の点集合 {(i ,j) |i =0,1 ,⋯,n ;j=0 ,1,2 ,3} を S とする.ただし n は正の整数である.
両端が S の点であるような長さ 1 の線分の集合を M とする.
(1) M の相異なる m 本の元のえらび方は何通りあるか.
(2) 相異なる (n+ 3) 本の M の元をえらぶとき,点 (0, 0) と点 (n, 3) とがこれらの線分でつながる確率を求めよ.
(3) 相異なる (n+ 4) 本の M の元をえらぶとき,点 (0, 0) と点 (n, 3) とがこれらの線分でつながる確率を求めよ.
たとえば n= 5, m=14 で次のような場合は,点 (0, 0) と点 (5, 3) とはつながっていると考える.