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1989-10565-0101
1989 大阪教育大学
数学,理科,教養
易□ 並□ 難□
【1】 1 次変換 ( x ′ y′ )=( 1 0 m1 )⁢ ( xy ) によって,点 A ( 1,1 ) ,B ( 3,4 ), C ( 0,3 ) を頂点とする三角形 ABC が三角形 A′ B′ C′ に写されたとする.
(1) 三角形 ABC と三角形 A′ B′ C′ を図示せよ.
(2) y 軸に平行な直線で三角形 ABC と三角形 A′ B′ C′ を切ったとき,それぞれの切りとられた線分の長さは等しいことを示せ.
(3) 三角形 ABC と三角形 A′ B′ C′ の面積は等しいことを示せ.
(4) 3 点 A′ , B ′ , C′ を 1 次変換 ( x′ y′ )=( 1 2 01 )⁢( x y ) で写すと,それぞれ A″ ( 11 5 , 43 ) , B″ ( 13,5) , C″ ( 6,3 ) を得た. m の値を求めよ.
1989-10565-0102
数学,教養(数理科学)
【2】 平面上の点 A ( x,y ) から直線 y =(tan ⁡θ) ⁢x へひいた垂線の足を A′ ( x′,y ′) とする.点 A ( x,y ) を点 A′ ( x′,y ′) へ写す 1 次変換を f θ とする.
ただし, 0<θ < π2 とする.
(1) fθ による点 ( 1,0 ) と ( 0,1 ) の像を求めよ.
(2) fθ を表す行列 P θ を求めよ.
(3) Pθ 2= Pθ を示せ.
(4) P=P α ,Q =Pβ とおく.このとき, P⁢Q ⁢P=k ⁢P となる定数 k を α と β を用いて表せ.
(5) (4)において, limn →∞ ( P⁢Q) n を求めよ.ただし,行列の極限は各成分の極限を成分とする行列を意味する.
1989-10565-0103
数学,数理科学
【3】 関数 f ⁡(x )=a ⁢x2 +b⁢x +c は, 0≦x ≦2 において,つねに | f⁡( x) |≦M を満たすとする.ただし, a ,b , c ,M は定数である.
(1) 各係数 a , b ,c を f ⁡(0 ), f⁡( 1) および f ⁡(2 ) を用いて表せ.
(2) f⁡( x) の導関数 f ′⁡( x) は, 0≦x ≦2 において,つねに | f′⁡ (x )| ≦4⁢ M を満たすことを示せ.
1989-10565-0104
【4】 漸化式
an+ 1= 1 13⁢ ( an3 -12 ), n=1 , 2 ,3 , ⋯
によって与えられる数列 { an } の極限 limn→ ∞a n は初項 a 1 に応じてどのように決まるか.
y= 113⁢ ( x3-12 ) と y =x のグラフを利用して調べよ.
1989-10565-0105
【5】 同種の 2 軒の店 A ,B が並んでいる.客の数は 0 人である状態から始めて, n 人の客が 1 人ずつ順に A ,B いずれか一方の店を選んで入るものとし,出ることは考えない.
各店を選ぶ確率の比は, ( 店にいる客の数) +1 の比に等しいものとする.
(1) A に a 人, B に b 人いるとき, a+b+ 1 番目の客が A を選ぶ確率を a , b で表せ.
(2) n 人の客のうち, k 人が A に入る(したがって, n-k 人は B に入る)確率を Pn⁡ (k ) とおく.このとき, Pn ⁡(k ) を Pn-1 ⁡( k) と P n-1 ⁡( k-1 ) で表せ.
(3) Pn⁡ (k) =1 n+1 を n についての数学的帰納法によって証明せよ.ただし, 0≦k ≦n とする.
1989-10565-0106
理科,教養(数理科学除く)
【2】 4 次関数 f ⁡(x )= x4+ 2⁢p⁢ x2+ 4⁢q⁢ x が極大値をもつような実数 p , q の範囲を求めよ.
1989-10565-0107
【3】 3 点 ( 0,0, 0) ,( 1,0, a) ,( 0,1, b) を通る平面を α とする.
(1) 平面 α の式を求めよ.
(2) 平面 α と x y 平面とのなす角の余弦の値を求めよ.
(3) a=3 ,b =1 のときの平面 α と球
( x-6 )2 +( y-2 )2 +( z+2 )2 =35
との交わりを x y 平面に正射影して得られる楕円の長軸と短軸の長さ,焦点の座標を求めよ.