1989 大阪教育大学MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

1989 大阪教育大学

数学,理科,教養

易□ 並□ 難□

【1】  1 次変換 ( x y )=( 1 0 m1 ) ( xy ) によって,点 A ( 1,1 ) B ( 3,4 ) C ( 0,3 ) を頂点とする三角形 ABC が三角形 A B C に写されたとする.

(1) 三角形 ABC と三角形 A B C を図示せよ.

(2)  y 軸に平行な直線で三角形 ABC と三角形 A B C を切ったとき,それぞれの切りとられた線分の長さは等しいことを示せ.

(3) 三角形 ABC と三角形 A B C の面積は等しいことを示せ.

(4)  3 A B C 1 次変換 ( x y )=( 1 2 01 )( x y ) で写すと,それぞれ A ( 11 5 , 43 ) B ( 13,5) C ( 6,3 ) を得た. m の値を求めよ.

1989 大阪教育大学

数学,教養(数理科学)

易□ 並□ 難□

【2】 平面上の点 A ( x,y ) から直線 y =(tan θ) x へひいた垂線の足を A ( x,y ) とする.点 A ( x,y ) を点 A ( x,y ) へ写す 1 次変換を f θ とする.

 ただし, 0<θ < π2 とする.

(1)  fθ による点 ( 1,0 ) ( 0,1 ) の像を求めよ.

(2)  fθ を表す行列 P θ を求めよ.

(3)  Pθ 2= Pθ を示せ.

(4)  P=P α Q =Pβ とおく.このとき, PQ P=k P となる定数 k α β を用いて表せ.

(5) (4)において, limn ( PQ) n を求めよ.ただし,行列の極限は各成分の極限を成分とする行列を意味する.

1989 大阪教育大学

数学,数理科学

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x )=a x2 +bx +c は, 0x 2 において,つねに | f( x) |M を満たすとする.ただし, a b c M は定数である.

(1) 各係数 a b c f (0 ) f( 1) および f (2 ) を用いて表せ.

(2)  f( x) の導関数 f ( x) は, 0x 2 において,つねに | f (x )| 4 M を満たすことを示せ.

1989 大阪教育大学

数学,数理科学

易□ 並□ 難□

【4】 漸化式

an+ 1= 1 13 ( an3 -12 ) n=1 2 3

によって与えられる数列 { an } の極限 limn a n は初項 a 1 に応じてどのように決まるか.

  y= 113 ( x3-12 ) y =x のグラフを利用して調べよ.

1989 大阪教育大学

数学,数理科学

易□ 並□ 難□

【5】 同種の 2 軒の店 A B が並んでいる.客の数は 0 人である状態から始めて, n 人の客が 1 人ずつ順に A B いずれか一方の店を選んで入るものとし,出ることは考えない.

 各店を選ぶ確率の比は, ( 店にいる客の数) +1 の比に等しいものとする.

(1)  A a 人, B b 人いるとき, a+b+ 1 番目の客が A を選ぶ確率を a b で表せ.

(2)  n 人の客のうち, k 人が A に入る(したがって, n-k 人は B に入る)確率を Pn (k ) とおく.このとき, Pn (k ) Pn-1 ( k) P n-1 ( k-1 ) で表せ.

(3)  Pn (k) =1 n+1 n についての数学的帰納法によって証明せよ.ただし, 0k n とする.

1989 大阪教育大学

理科,教養(数理科学除く)

易□ 並□ 難□

【2】  4 次関数 f (x )= x4+ 2p x2+ 4q x が極大値をもつような実数 p q の範囲を求めよ.

1989 大阪教育大学

理科,教養(数理科学除く)

易□ 並□ 難□

【3】  3 ( 0,0, 0) ( 1,0, a) ( 0,1, b) を通る平面を α とする.

(1) 平面 α の式を求めよ.

(2) 平面 α x y 平面とのなす角の余弦の値を求めよ.

(3)  a=3 b =1 のときの平面 α と球

( x-6 )2 +( y-2 )2 +( z+2 )2 =35

との交わりを x y 平面に正射影して得られる楕円の長軸と短軸の長さ,焦点の座標を求めよ.

inserted by FC2 system