1989 広島大学 A日程,前期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

1989 広島大学 A日程,前期

理系

易□ 並□ 難□

【1】 行列 A =( ab -b c ) の表す 1 次変換 f は,直線 f y=x +1 を直線 l y =-x+1 に移しているとする.

(1)  b c a で表せ.また, f が直線 l を直線 l 全体に移すための a の条件を求めよ.

(2) さらにこの f は各点と原点との距離を変えない変換とする.このような変換をすべて求め,それらを幾何学的な言葉で説明せよ.

1989 広島大学 A日程,前期

易□ 並□ 難□

理系

【2】 原点を中心とする半径 1 の球面上の点 P ( cosθ ,sinθ ,0) と,点 ( 0,1, 0) を中心とする半径 1 の球面上の点 Q ( 0,1+ cos( θ+π ),sin (θ +π) ) がある. P Q 間の距離を d とする. θ 0 θ 2π の範囲を動くときの d の最大値,最小値およびそのときの θ の値を求めよ.

1989 広島大学 A日程,前期

理系

易□ 並□ 難□

【3】  2 つの数列 { an } { bn }

a1 =1 b 1=0 an +1= 2an -3 bn bn +1= -an +2b n n=1 2

によって定め,これらを用いて,関数 f n( x)= x3+ 3an x2 +9 bn2 x+1 を定義する.

(1)  an 2-3 bn2 =1 n=1 2 を示せ.

(2)  fn ( x) の極大値と極小値の差は n に無関係な定数であることを示し,その定数を求めよ.

1989 広島大学 A日程,前期

理系

易□ 並□ 難□

【4】  limh 0 sin hh =1 を既知として次の(1),(2)を証明せよ.

(1)  limh 0 1 -cosh h2 = 12

(2)  (sin x) =cos x ( cosx) =-sin x

1989 広島大学 A日程,前期

理系

易□ 並□ 難□

【5】 放物線 y =1 2 x 2 上の点 P ( x,y ) に対して,その点における法線上( P において接線と直交する直線上)の点 Q ( X,Y ) を, PQ=1 Y<y となるようにとる.このとき X Y x の関数 X =f( X) Y= g( x) として表される.

(1)  x の関数 f (x ) g (x ) を具体的に求めよ.

(2) 次の等式が成立することを示せ.

g (x) =xf ( x)

(3)  x を媒介変数とする曲線 X=f (x ) Y=g (x ) 0 x1 の長さを L とし,曲線 y =1 2 x 2 0x 1 の長さを l とする.このとき L -l の値を求めよ.

1989 広島大学 A日程,前期

理系

易□ 並□ 難□

【6】 各辺の長さが 1 の正方形の頂点を順に A B C D とする.これらの頂点から無作為に 1 つの頂点を選び出す試行を n 回( n 2 )独立にくり返す.この実験で重複を許して選ばれた n 個の点のうち,最も離れている 2 点間の距離を確率変数 X n と定義する.

 例えば, n=3 で選ばれた頂点が ( A, B, C ) のとき X3= 2 であり, ( D, D, D ) のとき X3= 0 である. Xn 0 となる確率を pn 1 となる確率を q n n=2 3 とおく.

(1)  p2 q 2 を求めよ.

(2)  Xn の期待値を pn qn を用いて表せ.

(3)  pn+ 1 q n+1 pn qn を用いて表せ.

(4)  pn n で表せ.

(5)  rn =4n -1 qn とおいて, rn n を用いて表せ.

inserted by FC2 system