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1990-10842-0101
1990 九州大学 前期
代幾・基解・確統(文学部)
配点50点
代幾・基解・確統【1】の類題
易□ 並□ 難□
【1】 平面上で,点 (1, 0) を点 (2, 1) に,点 (0, 1) を点 (1, 2) に移す 1 次変換を f とし,原点のまわりの角度 45 ° の回転を g とする.
1. f ,g および合成変換 g∘ f を表す行列をそれぞれ求めよ.
2. f によって自分自身に移されるような原点を通る直線を求めよ.
3. g∘f によって,円 x2 +y2 =1 が移される曲線の方程式を求めよ.
1990-10842-0102
代幾・基解・確統(文学部),代幾・基解・確統共通
代幾・基解・確統は【4】
【2】 a ,b を正の定数とする.直線 y= a⁢x と放物線 y= x2- b⁢x との交点で原点と異なるものを P とする.この放物線と x 軸で囲まれる部分の面積を S とし,放物線と x 軸および P を通り y 軸に平行な直線で囲まれる部分の面積を T とする.
1. S ,T を a ,b で表せ.
2. T S=5 とするとき, b を a で表せ.
1990-10842-0103
代幾・基解・確統
代幾・基解・確統(文学部)【1】の類題
1. f と g を表す行列をそれぞれ求めよ.
2. 合成変換 g∘ f を表す行列とその逆行列を求めよ.
1990-10842-0104
代幾・基解・確統,代幾・基解・微積・確統共通
【2】 数列 {an } を
a1= 1, an+ 1= an× (1- 1 10n ) (n ≧1 )
で定める.
1. a2 ,a3 を計算し,答えを小数で書け.
2. n≧2 のとき
an≦ 0.9 かつ an -a n+1 ≦ 910n +1
が成り立つことを示せ.
3. すべての n に対して
an> 0.89
1990-10842-0105
【3】 4 枚の硬貨を投げる試行を考える.表の出た枚数を x , 裏の出た枚数を y とする. x>y ならば右に 1 歩, x<y ならば左に 1 歩進み, x=y の時はその場にとどまる.
1. 3 回の試行の後,始めにいた場所から右に 1 歩進んだ所にいる確率を求めよ.
2. 3 回の試行の後,始めにいた場所から右に k 歩( k= 1, 2, 3 )離れている場合の得点は k とし,それ以外の場合の得点は 0 とする.得点の期待値を求めよ.
1990-10842-0106
代幾・基解・微積・確統
【1】 平面上の 2 点 P( a,c) ,Q( b,d) に対して, 1 次変換
( x′ y′ ) =( ab cd ) ⁢( xy )
を考える.原点 O を中心とする単位円 x2 +y2 =1 を C とする.
1. P ,Q がともに C 上にあり,ベクトル OP → と OQ → が直交するとき,この 1 次変換は C 上の任意の点を C 上に移すことを示せ.
2. 逆に,この 1 次変換が C 上の任意の点を C 上に移すならば, P ,Q はともに C 上の点であり,かつベクトル OP → と OQ → は直交していることを示せ.
1990-10842-0107
【4】 だ円 x24 +y 2=1 上の第 1 象限内の点 P においてこのだ円に引いた接線が点 (4 ,0) を通るとする.
1. 点 P の座標を求めよ.
2. O を原点, A をだ円の頂点 (2, 0) とする.第 1 象限において,線分 OA , OP およびだ円の弧 AP ⏜ で囲まれた部分の面積を求めよ.
1990-10842-0108
【5】 数直線上を,時刻 t= 0 に原点 O を出発して,つぎの速度 v⁡ (t) で運動している点 P がある.
v⁡(t )=t- 3 ( 0≦ t≦8 のとき) v⁡(t )=5⁢ e8- t ( t≧ 8 のとき)
1. P がもっとも左にくるときの時刻と,その位置を求めよ.
2. 時刻 t における P の位置を p⁡ (t) とするとき, limt→ ∞⁡ p⁡(t ) を求めよ.