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1991-10081-0201
1991 東北大学 後期
教育・法・経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 実数 x に対し,行列 A⁡ (x) を
A⁡(x )=( x- 11 -1 x+1 )
と定義する.
(ⅰ) A⁡(x )⁢A⁡ (y)= A⁡(x ⁢y)+ (x+y -1)⁢ A⁡(0 ) を証明せよ.
(ⅱ) n が 2 以上の整数のとき
A⁡( x)n =A⁡ (xn )+(n ⁢xn -1- 1)⁢A ⁡(0)
が成り立つことを証明せよ.ただし A ⁡(x) 1=A⁡ (x) ,A ⁡(x) n=A⁡ (x) ⁢A⁡ (x) n-1 ( n≧2 ) とする.
1991-10081-0202
【2】 実数 r に対して,空間の点 (r ,r2 ,r3 ) を P⁡ (r) で表す.さらに,点 P⁡ (r) を通り方向ベクトルが ( 1,2 ⁢r,3 ⁢r2 ) ,( 0,2 ,6⁢r ) である 2 本の直線を含む平面を π (r) で表す. a⁢b⁢ c≠0 ,a≠ b, a≠c であるとき,次の問いに答えよ.
(ⅰ) 3 点 P⁡ (0) ,P⁡ (a) ,P⁡ (b) を通る平面 α の方程式を求めよ.
(ⅱ) 3 つの平面 π⁡ (0) ,π⁡ (a) ,π⁡ (c) の共有点 Q の座標を求めよ.
(ⅲ) α が Q を通るための必要十分条件を求めよ.
1991-10081-0203
【3】 だ円 C: x 2a2 + y2b 2= 1 ( a>0 ,b>0 ) と第 1 象限の点で接する直線を l とし, C ,l および x 軸, y 軸で囲まれる図形を A とする.
(ⅰ) A の面積を最小にする l の方程式を求めよ.
(ⅱ) (ⅰ)で求めた直線 l で定まる図形 A を x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積を求めよ.
1991-10081-0204
【4】 次の 3 つの命題が正しいかどうかを調べよ.
(ⅰ) 点 (sin ⁡2⁢θ ,cos⁡2 θ,2⁢ cos⁡θ ) は θ の値によらず同一平面上にある.
(ⅱ) 点 (sin ⁡2⁢θ ,cos⁡2 θ,2⁢ cos⁡θ ) は t の値によらず同一球面上にある.
(ⅲ) 点 (t ,log2 ⁡(1+ 4t) ,log2 ⁡(2 t+2 -t )) は t の値によらず同一平面上にある.
1991-10081-0205
理・工・歯・薬・農・医学部
【1】 傾きが正の直線 l が 2 つの放物線
C1: y=a⁢ x2+ 1 3⁢a 3 , C2:y =b⁢ x2+ 1 3⁢b3 (a >0 ,b>0 ,a ≠b )
に接している.このとき次の問いに答えよ.
(ⅰ) l と C1 の接点を (p ,q) とするとき, p ,q を a ,b を用いて表せ.
(ⅱ) X=lim b→a ⁡p ,Y =limb →a ⁡q とする. X ,Y を求め,さらに Y を X の式で表せ.
(ⅲ) a が正の実数全体を動くとき,点 (X ,Y) がえがく曲線の概形をかけ.
1991-10081-0206
【2】 正の実数 p に対し,数列 {a n}, {bn } を
{ a1= p2 an +1= p⁢a n (n ≧1 ) ,{ b1 =2 p bn+ 1= b n2n (n ≧1 )
によって定義する.
(ⅰ) an ,bn を p と n の式で表せ.
(ⅱ) ∑ n=1 ∞⁡ an ⁢bn =1 となる p の値を求めよ.
1991-10081-0207
【3】 2 つのだ円
C1: x 2a2 + y 2a2 =1 , C2: x 2b2 + y 2a2 =1
に関して次の問いに答えよ.ただし a> b>0 とする.
(ⅰ) 第 1 象限にある C1 と C2 の交点の x 座標を b⁢ cos⁡γ ( 0<γ < π2 ) とするとき, cos⁡γ , sin⁡γ を a と b で表せ.
(ⅱ) C1 の内部と C2 の内部の共通部分の面積を a ,b ,γ の整式で表せ.
1991-10081-0208
【4】 1 次変換 f を表す行列 P が
P3= E, P≠E (E は単位行列)
を満たしている.また,相異なる 3 点 A( 1,0) ,B( 0,2) ,C( a,b) の f による像 f⁡ (A) ,f⁡ (B) ,f⁡ (C) はそれぞれ A ,B , C のいずれかに一致しているとする.
(ⅰ) f⁡(A ), f⁡(B ), f⁡(C ) は相異なることを示せ.
(ⅱ) f⁡(A )≠A , f⁡(B )≠B , f⁡(C )≠C であることを示せ.
(ⅲ) a ,b および P を求めよ.
1991-10081-0209
理・工学部
【5】 a は正の実数とし, n を正の整数とする.
(ⅰ) n ⁢aπ を越えない最大の整数を m とするとき
2⁢m≦ ∫ 0n⁢a ⁡ |sin⁡ x| ⁢dx< 2⁢(m +1)
が成り立つことを示せ.
(ⅱ) limn→ ∞⁡ ∫ 0a⁡ |sin⁡ n⁢x |d x を求めよ.