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1992 東京大学 後期
理科I類
【1】 定数 a に対して,曲線 y =x2 -1+ a x の x ≧1 の部分を C ⁡(a ) とおく.
(1) C⁡( a) が直線 y =x の下部 y <x に含まれるような実数 a の最大値 a 0 を求めよ.
(2) 0<θ < π2 のとき, C⁡( a0 ) と 3 直線 y =x ,x= 1 ,x = 1cos⁡ θ によって囲まれる図形を x 軸のまわりに回転させてできる立体 V の体積 V ⁡(θ ) を求めよ.
(3) limθ →π 2-0 V⁡ (θ ) を求めよ.
【2】(1) 空間内の直線 L を共通の境界線とし,角 θ で交わる 2 つの半平面 H1 ,H 2 がある. H1 上に点 A ,L 上に点 B ,H 2 上に点 C がそれぞれ固定されている.ただし, A ,C は L 上にはないものとする.半平面 H 1 を, L を軸として, 0≦θ ≦π の範囲で回転させる.このとき, θ が増加すると ∠ABC も増加することを証明せよ.
(2) 空間内の相異なる 4 点 A ,B , C ,D について,不等式
∠ABC+ ∠BCD+∠ CDA+∠DAB ≦2⁢π
が成り立つことを証明せよ.
ただし,角の単位はラジアンを用いる.
【3】 多項式の列
P0 ⁡(x )=0 , P1 ⁡(x )=1 , P2 ⁡(x )=1 +x ,⋯ , Pn ⁡( x)= ∑ k=0 n-1 xk , ⋯
を考える.
(1) 正の整数 n , m に対して, Pn ⁡(x ) を Pm⁡ (x ) で割った余りは P0⁡ (x ), P1 ⁡( x) ,⋯ , Pm -1⁡ (x ) のいずれかであることを証明せよ.
(2) 等式
Pl ⁡(x )⁢ Pm⁡ (x 2 )⁢ Pn⁡ (x4 )= P100⁡ (x )
が成立するような正の整数の組 ( l,m, n) をすべて求めよ.