1993 大阪大学 前期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

1993 大阪大学 前期

文系

易□ 並□ 難□

1993年大阪大前期文系【1】の図

【1】 平面上の帯状領域

M={ (x, y); |y |1 }

内を点 P が次のような運動をする.

(イ)  M の内部 { (x, y) :| y|< 1} において P は直進する.

(ロ)  M の境界上においては P は図のように等しい角度で反射する.

 次の問に答えよ.

  n を負でない整数, a>0 とする.原点から傾き a で右方向に出発した点 P n 回目と ( n+1 ) 回目の反射の間で線分 y =x-2 ( 3 2 x 52 ) を通過するための a の範囲を n で表せ.



1993 大阪大学 前期

文系

易□ 並□ 難□

【2】  A を行列 ( 1- 11 1 ) とする.

(1)  A4 を求めよ.

(2) 自然数 n に対して, k= 14 nA k を求めよ.

1993 大阪大学 前期

文系

易□ 並□ 難□

【3】 点 ( 0,1 ) を通り曲線 y =x3 -ax 2 に接する直線がちょうど 2 本存在するとき,実数 a の値および 2 本の接線の方程式を求めよ.

1993 大阪大学 前期

文系

理系【2】の類題

易□ 並□ 難□

【4】  1 辺の長さ 2 の正四面体 ABCD と, APB> 90 ° を満たす空間内の点 P 全体のなす集合 S を考える.

(1)  S はどんな集合か.

(2)  ABC S の交わりの面積を求めよ.

(3) 正四面体 ABCD の表面と S の交わりの面積を求めよ.

1993 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【1】 負でない整数の組 x0 x 1 x 2 x3 xn+1 =x n3+ 1 n=0 1 2 を満たすとき,以下のことを示せ.

(1)  0n 2 に対し, xn xn+ 1 2 で割り切れる.

(2)  x1 9 で割った余りは 0 1 2 のいずれかである.

(3)  x1 x2 x3 18 で割り切れる.

1993 大阪大学 前期

理系

文系【4】の類題

易□ 並□ 難□

【2】  1 辺の長さ 2 の正四面体 ABCD の表面上にあって APB >90 ° を満たす点 P 全体のなす集合を M とする.

(1)  ABC 上にある M の部分を図示し,その面積を求めよ.

(2)  M の面積を求めよ.

1993 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【3】 行列 A =( ab c d ) に対して f (A )=a +d g (A) =bc -ad とおく.

(1)  A2 =f( A) A+g (A) E を示せ.ただし E =( 10 0 1 ) である.

(2)  n1 のとき, An+ 1= pn A+qn E を満たすような数 pn q n が存在することを示せ.

(3)  2 次の正方行列 A B f (A )=f (B )>0 および g (A )=g ( B) 0 を満たし,さらに An= Bn であるような n 2 が存在するとき, A=B が成り立つことを示せ.

1993 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【4】  1 から N までの番号を書いたボールが 1 個ずつ入った箱の中から無作為にボールを 1 個取り出す試行を考える.ただし,取り出したボールは番号を記録したのち袋に戻すものとする.

 いま A B ふたりの人がいて, A 5 回, B 1 回この試行を行う. A が取り出すボールの番号を試行の順に X1 X 2 X5 とし, B が取り出すボールの番号を Y とするとき,次の問に答えよ.

(1)  k N 以下の自然数とする. Y=k であり,さらに X1 X 2 X5 のうち少なくとも 4 つが Y 以下であるという事象の確率 p (N ,k) を求めよ.

(2)  X1 X2 X5 のうち少なくとも 4 つが Y 以下であるという事象の確率を p (N ) とする.このとき limN p (N ) を求めよ.

1993 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【5】  f( x) 2 次の導関数をもち, f( 0)< 0 を満たす関数で,さらに次の性質をもつという.原点を O とし,曲線 y =f( x) 上の任意の点 P ( x,y ) に対し,点 ( x,y+ 1) Q とするとき, OPQ の二等分線が曲線 y =f( x) の点 P における法線になる.

 このとき,以下の問に答えよ.

(1)  f( x) の満たす微分方程式を求めよ.

(2)  g( x)= f (x ) とおくとき, g( x) の満たす微分方程式を求めよ.

(3)  f0 )=- 1 であるとき, f( x) の形を決定せよ.

inserted by FC2 system