【4】 数字からなる種のパターンの列をつぎのようにつくる.まず,とする.次に,に現れている数字を,それぞれに置き換えて得られるパターンをとする.すなわち,である.同様に,に現れているすべての数字を,それぞれ同時にに置き換えて得られるパターンをとする.すなわち,である.一般に,パターンに現れているすべての数字を,それぞれ同時にに置き換えて得られるパターンをとする.すると,パターンに現れる数字の個数はであり,が成立する.ただし,右辺はを単に横に並べたものである.は数字の並びとして,
と表すことができる.各はのいずれかの数字である.
さて,パターンそれぞれに対して,の整式をつぎのように定義する.
このとき,
(ⅰ) である.
(ⅱ) のとき,
が成り立つ.
(ⅲ) (ⅱ)の結果を用いれば,のとき,
が得られる.