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1995 名古屋大学 前期

文科系

理科系【1】の類題

易□ 並□ 難□

【1】  xy 平面内の中心 P 半径 r の円 C が次の 2 条件を満たしているとする.

a) 二つの円

C1: x2+ y2- 1=0

C2: x2+ y2- 6x+ 5=0

に外接する.ただし二つの円が外接するとは,中心間の距離がそれぞれの円の半径の和に等しいことをいう.

b) 中心 P と原点とを結ぶ線分と x 軸の正の部分とのなす角が 60° となる.

 円 C の半径 r と中心 P の座標とを求めよ.

1995 名古屋大学 前期

文科系

易□ 並□ 難□

【2】  0<x< π 4 をみたすすべての x に対し,次の不等式が成り立っているとする.

sin3 x+t sin2 x>0

 このとき t の範囲を求めよ.

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文科系・理科系共通

文科系は【3】(b)との選択

易□ 並□ 難□

【3】(a)  1 の目が出ているサイコロがある.このサイコロを等確率でいずれかの横の面の側に倒す.この操作を繰り返して n 回目に 1 6 の目が出る確率を求めよ.ただし, 1 6 とは反対の面にあるものとする.

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文科系

【3】(a)との選択

易□ 並□ 難□

【3】(b)  2 次の行列 A= ( 1a ba b ) が条件: A2 ( 1- 1) =( 0 0) を満たしているとする.

1)  A( 1 -1 ) ( 00 ) ならば, A2= O であることを示せ.(ただし, O は零行列)

2)  A( 1 -1 ) =( 0 0 ) かつ A3 -4 A=O であるとき, A A 2 を求めよ.

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理科系

文科系【1】の類題

易□ 並□ 難□

【1】 二つの円

C1: x2+ y2= 1

C2: (x- 3)2 +y2= 4

に外接し, x 軸の上側にある半径 r r >0 の円の中心を Pr とする.ただし,二つの円が外接するとは,中心間のこりがそれぞれの円の半径の和に等しいことをいう.

1)  r を動かすとき,点 Pr の描く軌跡がみたす方程式を求め,軌跡の概形を図示せよ.

2) 座標平面の原点を O とするとき,直線 O Pr x 軸とのなす角が 60 ° となのは r がいくつのときか?

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理科系

易□ 並□ 難□

【2】  0 以上の整数 k に対し,

Sk (n)= 1k+ 2k+ +n k

とおく.

1) 等式

(n+ 1)5 =1+ k= 0n Ck 5 Sk (n )

がすべての正の整数 n について成り立つことを示せ.

2)  n 5 次多項式として S4 (n ) を求めよ.

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理科系

易□ 並□ 難□

【3】 曲線 x= logy y> 0 を考える.この曲線上の点 P における法線と x 軸との交点を Q P Q の中点を R とおく.

1) 点 P が曲線上を動くとき, R の描く軌跡がみたす方程式を求めよ.

2) 1)の軌跡, x 軸, 2 直線 x= 1 2 および x= 2+log 2 で囲まれた図形の面積を求めよ.

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理科系

易□ 並□ 難□

1995年名古屋大前期理科系【4】(a)の図

【4】(a) 右の図のように 4 地点 A B C D 4 本の道で結ばれている.

 動点 X A を出発して,それら 4 地点間を次のルールで行き来するものとする.

a)  X A B C のいずれかにあれば,次のステップで道の本数に応じて隣の地点に移動する.例えば X A にあれば,次のステップでは B に移動する. X B にあれば,確率 13 A に,確率 23 C に移動する.

b)  X がひとたび D に移動してきたら,以後 D にとどまり続け,他には移動しない.

  n ステップ後に動点が A B C D にある確率をそれぞれ a n bn cn dn とする.次の問に答えよ.

1)  b1 b2 b3 b4 を求めよ.

2)  n が偶数のとき bn =0 であることを示せ.

3)  limn d n を求めよ.

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理科系

易□ 並□ 難□

【4】(b)  xy 平面上の三角形 ABC が次の 2 条件を満たしているとする.

a) 各頂点の x 座標, y 座標はともに整数である.

b)  3 辺の長さ a b c もすべて整数である.

 このとき a+ b+c および a2 +b2 +c2 はともに偶数であることを示せ.

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