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1995-10601-0201
1995 神戸大学 後期
文科系,理科系共通
易□ 並□ 難□
【1】 座標平面上を運動する 2 つの点 P と Q があり,時刻 t における P の座標は ( cos⁡t, sin⁡t ), Q の座標は ( 4-5⁢ cos⁡t, 3⁢sin⁡ t) である.このとき,次の各問いに答えよ.
(1) 点 P ,Q がそれぞれ描く曲線を図示せよ.
(2) 線分 PQ の長さが最小となる点 P ,Q の位置を求めよ.
1995-10601-0202
文科系
【2】 xy 平面上の 2 次曲線
C:x 2-2⁢ x⁢y+ y2- 2⁢x +3⁢2 ⁢y=0
について,次の各問いに答えよ.
(1) 曲線 C を,原点を中心に適当に回転し,放物線 y =a⁢x 2+b⁢ x+c の形に変形せよ.ただし, a>0 である.また,そのときの a , >b ,c の値を求めよ.
(2) 曲線 C と直線 2 ⁢y-x +6⁢ 2=0 によって囲まれる部分の面積を求めよ.
1995-10601-0203
【3】 数列 { an } が条件
{ a1= a an+ 1-a nh =| an- 1| ( n=1 ,2 ,3 ,⋯ )
をみたすとき,次の各問いに答えよ.ただし, 0<h <1 ,a< 1 とする.
(1) a2 および a 3 を求めよ.
(2) 一般項 a n を求めよ.
1995-10601-0204
理科系
【2】 行列 A =( 5-2 4 -1 ) および E =( 10 01 ) について,次の各問いに答えよ.
(1) 逆行列 A -1 を求めよ.
(2) A=p⁢ E+q⁢ A-1 をみたす数 p , q を求めよ.
(3) すべての自然数 n に対して
An= pn⁢ E+qn ⁢A- 1
をみたす数 pn ,qn が定まることを示し, pn+ 1 ,q n+1 を p n と q n によって表せ.ただし, An は行列 A の n 個の積である.
1995-10601-0205
【3】 次の各問いに答えよ.
(1) 正の実数 h に対して,数列 an } が条件
{ a1 =2 an +1- anh =a n-1 ( n=1 ,2 ,3 ,⋯ )
をみたすとする.このとき,一般項 a n を求めよ.
(2) y を t の関数とするとき,微分方程式
{ y⁡ (0 )=2 d⁢y dx =y-1
を解け.
(3) k>0 が与えられたときの(1)をみたす数列の第 n 項を a n とし, y⁡( t) を(2)の解とする.このとき, t が正の実数ならば
limn→ ∞a n⁢( tn )= y⁡( t)
となることを示せ.
1995-10601-0206
【4】 白 6 本,黒 6 本,計 12 本の同じ形の棒がある.これをよく混ぜて 3 本ずつ 4 つの組にわけ,各組内の 3 本が同色かどうかを調べ, 3 本とも同色である組の数が n である確率を p n とする.このとき, 4 つの確率 p4 ,p 3 ,p 1 ,p0 を求めよ.
1995-10601-0207
【5】 関数 f ⁡(x )=x ⁢sin⁡x について,次の各問いに答えよ.
(1) 0<x < π2 において,関数 f ⁡(x ) のグラフとその導関数 f ′⁡( x) のグラフの交点はただ 1 つであることを示せ.また,その交点の x 座標を x 0 とするとき, π 4< x0< π 2 であることも示せ.
(2) 0≦x ≦x0 において,関数 f ⁡(x ) と f ′⁡( x) のグラフによって囲まれる図形を x 軸の周りに一回転して得られる回転体の体積を A とし, x0 ≦x≦ π 2 において, f⁡( x) ,f ′⁡( x) のグラフおよび直線 x = π2 によって囲まれる図形を x 軸の周りに一回転して得られる回転体の体積を B とするとき, A ,B の大小を比較せよ.