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1995 九州工業大学 前期

工学部

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【1】  a は定数で, a>1 とする.

(1) 恒等式 a x+1 (x +a) ( x+1) 2 = Ax+a + Bx+1 + C( x+1) 2 が成り立つように定数 A B C a を用いて表せ.

(2)  n を自然数とする.定積分 0n a x+1 (x +a) ( x+1) 2 dx を求めよ.

(3)  g( a)= limn 0n a x+1 (x+ a) (x+ 1)2 dx を求めよ.

(4)  l=lim n 0n 1 (x+ 1)2 dx を求め, lima 1 g( a)= l を示せ.

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工学部

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【2】  f( x)= sinx sin( x-a ) とする.ただし, a 0 <a<π を満たす定数とする.

(1)  f( x) の増減と極値を調べて, 0x π における y =f( x) のグラフをかけ.

(2) 不定積分 sin xsin (x- x) dx を求めよ.

(3)  0x π において,曲線 y =f( x) x 軸とで囲まれる部分の面積 S (a ) を求めよ.

(4)  0<a <π における S (a ) の最小値を求めよ. 

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工学部

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【3】 座標空間に直線 l x- 3= y-2 3= z がある.直線 l と点 ( 1,0, 0) を含む平面を α とする.

(1) 平面 α の方程式を求めよ.

(2) 点 A ( 3,0, 2) から平面 α に下ろした垂線の足 H の座標を求めよ.

(3) 線分 AH 1 :2 に内分する点を B とする.直線 l 上の点 C ( t+3, 3t+ 2,t ) に対して,三角形 ABC の面積 S (t ) を求めよ.

(4)  0 S( t) 3t+ 2 1 6 を満たす t の範囲を求めよ.

(5)  t が(4)で求めた範囲にあるとき, f( t)= S (t )3 t+3 の最小値を求めよ.

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【4】  a1 =1 a 2=2 an +2= an+ an+ 1 n= 1 2 3 を満たす数列 { an } を用いて,行列

An =( an an +1 an +1 an+ 2 ) n=1 2 3

を定める. P P A1 =A2 を満たす行列とする.

(1) 行列 P を求めよ.また,その逆行列 P -1 を求めよ.

(2)  PA n=A n+1 n=1 2 3 であることを示せ.

(3)  (P 3-E ) (A 1+A 4+A 7+ +A3 n-5 +A 3n- 2) -A3 n+1 =-A 1 が成り立つことを示せ.ただし, E=( 1 00 1 ) とする.

(4)  Bn =A1 +A4 +A7 ++ A3 n-5 +A3 n-2 とおく. Bn - 12 A 3n を求めよ.

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情報工学部

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【5】 座標平面上の点 P から直線 l y=a x におろした垂線の足を Hl とし,点 P を点 Hl に移す 1 次変換を f とする.また,点 P から直線 m y=b x におろした垂線の足を Hm とし,点 P を点 Hm に移す 1 次変換を g とする.ただし, ab とする.

(1)  1 次変換 f を表す行列 A と, 1 次変換 g を表す行列 B を求めよ.

(2) 次の式が成り立つことを示せ.

( AB )2 = (a b+1 )2 (a 2+1 ) (b2 +1) A B

(3) 点 P ( p,q ) f により移される点を Q1 とする.また,点 Q1 g により移される点を R1 R1 f により移される点を Q2 とする.以下同様に, Q k g により移される点を Rk Rk f により移される点を Qk +1 とする.点 Qn の座標を求めよ.

(4)  n のとき Qn はどのような点に近づくか.

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【6】

1995年九州工業大前期情報工学部【6】1995108480106の図

 図の A は,確率 p 1 を出力し,確率 1 -p 0 を出力する装置である.また, Bi i= 1 2 n は, 0 または 1 を入力し,次の規則に従って 0 または 1 を出力する装置である.

(a) 入力が 0 のとき, 0 を出力する.

(b) 入力が 1 のとき,確率 q 1 を出力し,確率 1-q 0 を出力する.

(1)  B1 の出力 x 1 1 である確率を求めよ.

(2)  x1 0 であるとき, A の出力が 1 である確率(条件付き確率)を求めよ.

(3)  Bn の出力 x n 1 である確率を求めよ.

(4)  xn 0 であるとき, A の出力が 1 である確率(条件付き確率)を求めよ.

(5)  Bi i=1 2 n のうち出力が 1 であるものの個数を M とする. M=k 0 kn となる確率 P k を求めよ.

(6)  M の平均値を求めよ.

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1995年九州工業大前期情報工学部【7】1995198480107の図

【7】 右図のように, 1 辺の長さが 1 の立方体を, 1 つの頂点が原点 O と一致し,その頂点と立方体の中心を通る対角線が z 軸と一致するように置く.ただし,図の頂点 A x z 平面上にあり,頂点 B x 座標, y 座標, z 座標はすべて正であるとする.

(1) 頂点 A の座標を求めよ.

(2) 頂点 B の座標を求めよ.

(3) 折れ線 OABC 上の点 P ( x,y, z) から z 軸におろした垂線の足を H とするとき,線分 PH の長さを z で表せ.

(4) 折れ線 OABC z 軸の周りに 1 回転してできる曲面により囲まれる図形の体積を求めよ.



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