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1995 慶応義塾大学 理工学部

易□ 並□ 難□

【1】 曲線 y= f( x) が次の媒介変数表示をもつものとする.

{ x=t 3+1 y=- t2+ t -<t <

このとき, y=f (x) は点 (0 , (ア) ) を通り, x= (イ) で最大値 (ウ) をとり,区間 (エ) <x< (オ) で上に凸である.

 また,領域 {( x,y) | 0y f( x)} の面積は (カ) である.

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【2】 曲線 y= ex 上の点 P (t ,et ) t0 における接線が x 軸と交わる点を Q とする.点 A ( 0,1 ) と点 P との間の曲線の長さを AP 線分 PQ の長さを PQ で表す.関数 g (t )= PQ -AP を考える. g( t)

g( t)= (キ) - 0t (ク) dx

で表される.これを t で微分すると

g (t) =- e-t (ケ)

となる.置換積分法により

g( t)= g( 0)- a1 du1 +u2 ただし a= (コ)

が得られる. v=1+ u2- u とおき置換積分法を用いると

d u1+ u2 =- (サ) +C C は積分定数)

が成り立つ.したがって, g( t) は極限値

limt g( t)= (シ)

をもつ.

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【3】 表と裏のあるカード n 枚すべてを裏向きに横一列に並べる.まず,その中の 1 枚を選んで表に返す.列の両端以外のカードを選んだときには,表向きにしたカードにより,残りのカードが左側と右側の 2 組に分かれる(図の第 1 段の操作).端のカードを選んだときは組の数は増えない.この操作を,分かれたそれぞれの組に対して同じように繰り返す. n=10 の場合に,( 1995年慶応義塾大理工学部【3】の図 を表向きになったカードとして)以上の操作を行なった一例を次の図に示す.

1995年慶応義塾大理工学部【3】の図 1 段の操作
1995年慶応義塾大理工学部【3】の図 2 段の操作
1995年慶応義塾大理工学部【3】の図 3 段の操作

 一般に第 k 段までの操作の結果,最大で (ス) 枚のカードが表となる.したがって, n 枚のカードをすべて表にするためには,最大 (セ) 段,最小で k 0 段,ただし k0-1 < (ソ) k0 の操作が必要である.また,各組のカードを選ぶとき,常に等確率で選ぶとすれば,この最大の段数が必要となる確率は (タ) である.

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【4】 不等式

n!+n 2n n=0 1 2

を証明せよ.

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【5】 空間に 3 直線

l1: x=-y =1

l2: y=-z =1

l3: z=-x =1

がある.直線 l 1 l2 l3 のいずれとも交わるような直線のすべてを考える.このような直線は必ず x y 平面と交わるので,その交点の座標を (X ,Y,0 ) とする. X Y が満たす関係式を求めよ.

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