Mathematics
Examination
Test
Archives
METAトップへ
年度一覧へ
1996年度一覧へ
大学別一覧へ
埼玉大学一覧へ
1996-10221-0301
1996 埼玉大学 前期
理(数)学部
易□ 並□ 難□
【1】 2 次の正方行列 A =( 4-2 3 -1 ) に対し, P=A -I ,Q =2⁢I -A とおく.ただし, I は単位行列とする.
(1) P2 =P ,Q 2=Q , P⁢Q =Q⁢P =O ,A =2⁢P +Q となることを示せ.ただし, O は零行列とする.
(2) 実数 α , β に対し, ( α⁢P+ β⁢Q )n =αn ⁢P+ βn⁢ Q ( n=1 , 2 ,3 , ⋯ ) を示せ.
(3) An ( n= 1 ,2 , 3 ,⋯ ) を求めよ.
1996-10221-0302
【2】 xy 平面上の点 p→= ( xy ) に対し, f⁡( p→ )=x 2-x⁢ y+y2 とおく.
(1) p→ が零ベクトルでないならば, f⁡( p→ )>0 であることを示せ.
(2) 異なる 2 点 p→ , q→ をとる.このとき, f⁡( t⁢p →+ (1- t)⁢ q→ ) は, t の 2 次関数であること,および t 2 の係数は f ⁡( p→- q→ ) であることを示せ.
(3) f⁡( p→ )=f ⁡( q→ )=1 のとき(ただし p→ ≠q→ ), 0<t <1 を満たす t に対して,不等式 f ⁡( t⁢p →+ (1- t)⁢ q→ )<1 が成り立つことを示せ.
1996-10221-0303
【3】 座標空間において円柱面
C={ (x, y,z) |x 2+y 2=1 }
を考える.
(1) C 上の点 P ( 1,0, 0) ,Q ( x,y, 0) ,R ( x,y, z) (ただし z ≧0 )を考える. PR‾ =2 のとき, z を θ =∠POQ の関数で表せ.ただし, O は原点とする.
(2) 中心 ( 1,0, 0) , 半径 2 の球 S の内部にある C の部分の面積を求めよ.
1996-10221-0304
【4】 3 枚のコインを用意する.最初, 3 枚全部表になっている.この中から無作為に一枚のコインを取り出して裏返しする操作を n 回繰り返したとき,すべてのコインが表になっている確率を P n とする.
(1) P2 , P4 を求めよ.
(2) n が奇数のとき Pn= 0 である理由を述べよ.
(3) P2⁢ n+2 を P 2⁢n で表せ.
(4) limn →∞ P2 ⁢n を求めよ.