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1996 大阪大学 前期

文系

配点率30%

易□ 並□ 難□

【1】  a b c 0 以上の実数とする.次の問いに答えよ.

(1)  2a+ 2b 1+2 a+b を示せ.

(2)  a b c a+ b+c= 3 をみたしながら動くとき

2a+ 2b+ 2c

の最大値を求めよ.また,最大値を与える a b c の組 (a, b,c) をすべて求めよ.

1996 大阪大学 前期

文系

配点率35%

易□ 並□ 難□

【2】  OAB の辺 OA AB BO のおのおのを t: 1-t の比に内分する点をそれぞれ P Q R とする.ここで t 0< t<1 をみたす実数とする.次の問いに答えよ.

(1)  OA =a OB =b とするとき, PQ PR t a b を用いて表せ.

(2) 

|PQ | | PR | = | b | | a |

t の値によらず成り立つのは OAB がどのような三角形のときか.

1996 大阪大学 前期

文系

配点率35%

易□ 並□ 難□

【3】 曲線 y= x(x -a) (x-b )(x -c) 0 <a<b <c x 軸との交点を左から順に O A B C とする.線分 OA AB BC とこの曲線によって囲まれる部分をそれぞれ S T U とする.次の問いに答えよ.

(1)  S T の面積が等しくなるための必要十分条件は

3b 2-5 (a+c )b+ 10a c=0

であることを示せ.

(2) 上の曲線を y 軸に関して対称移動し,次に x 軸の正の方向に c だけ平行移動してできる曲線の式を求めよ.

(3)  S T U の面積がすべて等しいとき, b c a を用いて表せ.

1996 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【1】 次の 2 条件(イ),(ロ)を同時にみたす整数 a b の組 (a, b) をすべて求めよ.

(イ)  2 次方程式

X2+ aX+ b=0

2 つの解が共に 2 以上の整数である.

(ロ) 不等式 3 a+2 b0 が成り立つ.

1996 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【2】  a を正の数として, 2 平面 α β

α: xa+ ya +z= 1 β: xa+ ya -z= 1

2 A( a,0,0 )B (0,a ,0) を考える.次の問いに答えよ.

(1) 原点 O( 0,0, 0) の平面 α に関する対称点を C 平面 β に関する対称点を D とするとき, C D の座標を求めよ.

(2) 直線 CD と平面 z= 0 との交点が ABO の内部(ただし,線分 AB を含める)にあるための a の範囲を求めよ.

(3)  a=2 とする.点 P が平面 α 上を動き,点 Q が平面 β 上を動くとき,線分の長さの和

OP+PQ+ QO

の最小値とそのときの P Q の座標を求めよ.

1996 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【3】  n 2 以上の自然数とする.次の問いに答えよ.

(1) 不等式

nlog n-n+ 1< k =1n log k<(n +1) logn- n+1

が成り立つことを示せ.

(2) 極限値

limn (n! )1n logn

を求めよ.

1996 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【4】 中心 O 半径 1 の円の円周上の 2 点を P Q とし, POQ= θ( 0<θ< π2 ) とする. P における円の接線と直線 OQ との交点を R P から OQ に下ろした垂線の足を H とし,弧 PQ と線分 PH HQ で囲まれる部分を D とする.次の問いに答えよ.

(1)  OPR の面積 S1 D の面積 S2 に対して

limθ 0 S2 S1

を求めよ.

(2)  OR を軸として OPR を回転させてできる立体の体積 V1 D を回転させてできる立体の体積 V2 に対して

limθ 0 V2 θ2 V1

を求めよ.

1996 大阪大学 前期

理系

易□ 並□ 難□

【5】 黒玉が 2 個入っている箱がある.いま,次のような試行を繰り返す.箱から無作為に玉を 1 個取り出す.もし取り出した玉が黒玉ならばさいころを投げ,出た目が 4 以下のときはそれをそのまま箱に戻し,出た目が 5 以上のときはそれを白玉と取りかえて箱に戻す.もし取り出した玉が白玉ならばそのまま箱に戻す.

  n 回目の試行が終わったとき箱に入っている白玉の数を Xn とし, Xn =k である事象 {X n=k } の起こる確率を P (X n=k ) で表す.

 ただし, P( X0= 0)=1 とする.次の問いに答えよ.

(1) 事象 {X n-1 =0} および {X n-1 =1} のそれぞれのもとで事象 {Xn =1} の起こる条件つき確率を求めよ.

(2)  P( Xn=1 ) P (Xn -1= 1) を用いて表せ.

(3)  Xn の確率分布を求めよ.

(4)  n 回目の試行が終わったときに箱に入っている白玉の数がはじめて 2 個になる確率を求めよ.

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