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1996 九州大学 後期

工学部

配点40点

易□ 並□ 難□

【1】  t を正の実数とする.曲線 y =x2 上の相異なる 2 P ( t,t2 ) Q ( s,s2 ) に対し,点 P におけるこの曲線の法線 h と線分 PQ の垂直二等分線 l との交点を R とする.

(1) 点 Q を点 P に限りなく近づけるとき,点 R はある点 R0 に限りなく近づく.その点 R0 の座標を求めよ.

(2) 点 R0 を中心とし線分 R0 P の長さを半径とする円 K と曲線 y =x2 の共有点のうち, P 以外の点 P の座標を求めよ.

(3)  3 P R0 P が同一直線上にあるとき,円 K の内部のうちで y x2 となる部分の面積を求めよ.

1996 九州大学 後期

工学部

配点35点

易□ 並□ 難□

【2】 次の行列 A で表される 1 次変換によって,点 O を原点とする座標平面上の点 P ( 1,1 ) が点 Q に移されたとする.

A=( a cosθ -a sinθ b sinθ bcos θ )

ただし, θ は実数で, a b はともに正の定数である.

(1) 点 O P Q が同一直線上にあるとき,線分 OQ の長さを a b を用いて表せ.

(2)  3 O P Q が三角形をなすとき,その面積を S とする.

  α= 3+ 12 b= 3-1 2 のとき,面積 S θ の関数とみてその最大値を求めよ.

1996 九州大学 後期

工学部

配点35点

易□ 並□ 難□

1996年九州大後期工学部【3】の図

【3】  θ (- π 3 θ π3 ) を媒介変数として

x=a cos2 θ y= bsin 3θ

で表される曲線 C がある.ただし, a b はともに正の定数である.

(1) 曲線 C で囲まれる部分の面積 S を求めよ.

(2) 曲線 C 上の点で F =x+y を最大とする θ θ 0 とする. sinθ 0 a b を用いて表せ.



1996 九州大学 後期

工学部

配点40点

易□ 並□ 難□

【4】  T を正の定数とする. 0t で定義された連続関数 y (t ) は, k=0 1 2 に対し

kT< t<(k +1 2) T のとき, dyd t+ y=1

(k+ 12 ) T<t <(k +1) T のとき, dyd t+ y=0

のように交互に 2 つの微分方程式を満たす.

y( kT) =limt -k T0 y( t)= limT- kT 0y (t)

y( (k+ 12 ) T)= limt- (k+1 2) T0 y( t)= limt- (k+ 12 ) T0 y( t)

を考慮して,以下の問いに答えよ.

(1)  y( kT ) y(( k+ 12 ) T) の間の関係式および y ((k + 12 ) T) y ( (k+ 1) T) の間の関係式を求めよ.

(2)  y( kT ) y (( k+1) T) の間の関係式を導き, y( 0)= 0 としたときの y (k T) k T を用いて表せ.

(3) 極限値 limk y (k T) を求めよ.

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