1996 慶応義塾大学 理工学部MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

1996 慶応義塾大学 理工学部

易□ 並□ 難□

【1】 平面上に 4 K (s ,t) E (- 2,0) I (4 ,0) O (0 ,0) と二つのだ円 C 1 C2 があって,次の条件(ⅰ),(ⅱ)をみたしている.

(ⅰ)  I O C 1 の焦点であり, 2 K E はともに C 1 上にある.

(ⅱ)  E O C 2 の焦点であり, 2 K I はともに C 2 上にある.

このとき a= | OK | b=| IK | c=| EK | とおけば, a+b a+c の値はそれぞれ a +b= (ア) a+c = (イ) である.したがって a s の値は a = (ウ) s= (エ) であり,さらに t >0 のとき, t= (オ) である.

1996 慶応義塾大学 理工学部

易□ 並□ 難□

【2】  m n を負でない整数, p 1 以上の整数とするとき,定積分

0p (1- tp ) mt ndx

の値を I m,n ( p) と書く.部分積分法を用いると, Im, n( p) I m+1, n-1 (p ) n 1 の間には

Im, n( p)= (カ) Im+ 1,n-1 ( p)(1)

という関係があることがわかる.一方 I m+n, 0( p)= (キ) であるから,関係式(1)より Im,n (p )= となる.ここで p =m とおき, n を固定して m を限りなく大きくしたときの極限値は limm Im, n (m) = (ケ) である.また(1)を用いれば, p を固定したとき, Im, 2p- m( p) 0m 2p が最小となるのは m = (コ) のときであることがわかる.

1996 慶応義塾大学 理工学部

易□ 並□ 難□

【3】 袋の中に,両面とも赤のカードが 2 枚,両面とも青,両面とも黄,片面が赤で片面が青,片面が青で片面が黄のカードがそれぞれ 1 枚ずつの計 6 枚のカードが入っている.その中の 1 枚を無作為に選んで取り出し机の上に置くとき,表が赤の確率は (サ) 両面とも赤の確率は (シ) である.表が赤であることがわかったとき,裏も赤である確率は (ス) である.

 最初のカードは袋に戻さずに,もう 1 枚カードを取り出して机の上に置くことにする.最初のカードの表が赤とわかっているとき, 2 枚目のカードの表が青である確率は (セ) である.最初のカードの表が赤で, 2 枚目のカードの表が青であることがわかったとき,最初のカードの裏が赤である確率は (ソ) である.

1996 慶応義塾大学 理工学部

易□ 並□ 難□

【4】 座標平面上を運動する点 P があって,時刻 t における座標が t の微分可能な関数 f (t ) g( t) によって P (f (t ),g (t )) で与えられている.時刻 t における P の速度を v で表す.同じ座標平面上を運動するもうひとつの点 Q があって,時刻 t における座標が Q (a f ( t)+ bg (t) ,-bf (t )+a g (t )) で与えられている.ここで a b は定数で a 0 である.さらに,ベクトル OP OQ はつねに直交しているものとする.ただし, O は原点 ( 0,0 ) を表す.このとき次の問に答えよ.

(1) ベクトル OP の大きさ | OP | は一定であることを示せ.

(2)  | v | 2 |OP | 2= ( f (t) g( t)-f (t )g ( t)) 2 が成り立つことを示せ.

(3)  f (t) g( t)-f (t )g ( t) 0 のとき, |OQ | | v | |OP | a b を用いて表せ.

1996 慶応義塾大学 理工学部

易□ 並□ 難□

【5】 空間において, x+y+ z=4 で表される平面を π とする. π 上の点 (x ,y,z ) x 1 y1 z1 をみたすものの全体を A とする. π 上の 2 P Q 間の距離を PQ で表す. π 上の点 P を固定し, Q A の点全体を動くときの PQ の最小値を l (P ) で表す.また, l( P) =PQ となる A の点 Q Q (P ) で表す.

(1)  (x, y,z) A の点全体を動くとき, xy 平面上で点 (x ,y) の動く範囲を図示せよ.

(2)  π 上の点 P ( 32 , 11 6, 23 ) に対して, Q (P ) l (P ) を求めよ.

(3)  Q (P ) (2 ,1,1 ) となるような π 上の点 P (x ,y,z ) x 0 y 0 z 0 をみたすものの全体を B とする. (x ,y,z ) B の点全体を動くとき, xy 平面上で点 ( x,y) の動く範囲を図示せよ.

inserted by FC2 system