1996 上智大学 理工(数・物・化)学部MathJax

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1996 上智大学 理工学部

数・物理・化学科

易□ 並□ 難□

【1】(1) 図1の丸の中の文字 a b f はすべて数を表わし,その数の 2 倍に 1 を加えた値は,線分でつながっている隣の数の和に等しい.たとえば 2 a+1 =b 2 b+1 =a+c である. c a および e で別々に表せば, e= a が得られ, a= f= となる.

1996年上智大理工学部数・物・化学科【1】の図

図 1

(2) 図2の丸の中の数字 a 1 a2 a12 は(1)と同じようにすべて数を表わし,その数の 2 倍に 1 を加えた値は,線分でつながっている隣の数の和に等しい.このとき a5= a1+ となり, a12 = a1+ となる.よって a1= である.

1996年上智大理工学部数・物・化学科【1】の図

図 2

1996 上智大学 理工学部

数・物理・化学科

易□ 並□ 難□

1996年上智大理工学部数・物・化学科【2】の図

図 3

【2】 図3のような, 1 辺の長さが a の立方体がある.辺の BC を含む直線を l とし,頂点 C から頂点 B の方向へ x の距離になる l 上の点を P 頂点 B から頂点 C の方向へ x の距離にある l 上の点を Q とする.この立体を,点 A Q F を通る平面と,点 D P G を通る平面で切断したときにできる立体のうち,頂点 E を含むものの体積を V (x ) とする. x>a とし,線分 DP と線分 AQ の交点を R とすれば, R と線分 BC の中点との距離は

a( - × ax )

であり,

V( x)= a3 ( + a x- a 2 x2 )

となる.また,

limx + V( x)= × a3

である.

1996 上智大学 理工学部

数・物理・化学科

易□ 並□ 難□

1996年上智大理工学部数・物・化学科【3】の図

図 4

【3】 曲線 C を図4のような y 2=x 3+1 のグラフとする. C 上の点 P ( 2,3 ) での接線 l の傾きは であり,この接線 l C と再び交わる点 Q の座標は ( , ) である. x 軸を中心に C と線分 PQ で囲まれた図形を回転すると,回転体の体積は π となる.

  P を通り, P 以外の点で C に接する直線を l とする. l の傾きを m とすると,接点の x 座標は 2 次方程式を満たすので, m

m4+ (m + ) 2=0

を満たす.この方程式の 2 つの実根を m1 m 2 とすると

m1+ m2=

となる.



1996 上智大学 理工学部

数・物理・化学科

易□ 並□ 難□

1996年上智大理工学部数・物・化学科【4】の図

図 5

【4】 図5のように原点を中心とし,頂点 A D x 軸上に載っている正六角形 ABCDEF がある. 6 つの頂点 A F の中から無作為に 3 つの頂点を選び三角形 T 1 を作る. T1 に次の〔ア〕の操作を施し,さらに〔イ〕の操作を施して移った先の三角形を T 2 とする.

〔ア〕 サイコロを投げ,目の数が j であるとき,原点を中心とする正の方向に角 j3 π の回転移動を施す.

〔イ〕 硬貨を投げ,表が出たらそのまま,裏が出たら y 軸に関する対称移動を施す.

(1) 頂点 A B C が選ばれたとき, T1 T 2 が丁度重なり合う確率は である.

(2) サイコロの目が 3 硬貨が裏であるとき, T1 T 2 が丁度重なり合う確率は である.

(3)  T1 T 2 が丁度重なり合う確率は である.

(4)  T1 T 2 が丁度重なり合ったとき,その三角形が正三角形である確率は である.

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