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1997-10301-0201
1997 横浜国立大学 後期
経営学部
易□ 並□ 難□
【1】 次の問いに答えよ.
(1) x7+ x5+ x4+ x3+ x2+ 1 を x 5+x 4+x 3+x 2+x+ 1 で割ったときの商と余りを求めよ.
(2) x がすべての実数値をとるとき,
(x 3+2 ⁢x2 +2⁢ x+1) ⁢( x7+ x5+ x4+ x3+ x2+ 1)
の最小値とそのときの x の値を求めよ.
1997-10301-0202
【2】 関数
f⁡( x)= a⁢x⁢ (1- x)
がある. a を正の定数とするとき,次の問いに答えよ.
(1) f⁡( x)= x を満たす正の数 x が存在するときの a の値の範囲を求めよ.
(2) f⁡( f⁡( x)) =x を満たす正の数 x がちょうど 2 個存在する場合はあるか.理由を述べて答えよ.ただし, f⁡( f⁡( x) ) は a ⁢f⁡( x)⁢ (1- f⁡( x) ) のことである.
1997-10301-0203
【3】 次の問いに答えよ.
(1) log2⁡ x+log2 ⁡y+ log2⁡z =1+log 2⁡( x+y+ z) を満たす整数の組 (x ,y,z ) で x≦ y≦z であるものをすべて求めよ.
(2) log2⁡ a⁢x+ log2⁡ b⁢y+ log2⁡ c⁢z= 1+log2 ⁡(a ⁢x+b⁢ y+c⁢z ) を満たす整数の組 (x ,y,z ) が存在するような正の整数の組 ( a,b, c) は全部で何通りあるか.
1997-10301-0204
【4】 関数
f⁡( x)= ( | x| +x) ⁢(x -sin⁡θ )+( | x| -x) ⁢(x +cos⁡θ )
がある.ただし, 0° <θ< 90° とする. xy 平面上の領域 A と B を
A={ (x, y) | x≦0 かつ 0≦y≦ f⁡( x) },
B={ (x, y) | 0≦x かつ f⁡ (x) ≦y≦0 }
で定め,それぞれの面積の和を S とするとき,次の問いに答えよ.
(1) A と B を図示せよ.
(2) t=sin⁡ (θ+ 45° ) として, S を t の式で表せ.
(3) θ が 0 ° <θ< 90° の範囲を動くとき, S のとりうる値の範囲を求めよ.
1997-10301-0205
工学部
(1) 数列 { an } が
a1= 0 ,a2 = 12 , an+ 1- an= ( 1an +1 -1) ⁢ ( 1an +2 -1) ( n=1 ,2 ,⋯ )
を満たしている.一般項 a n が n を用いてどのように表されるかを推測し,その推測が正しいことを数学的帰納法を用いて示せ.
1997-10301-0206
(2) 次の定積分を計算せよ.
∫ 01⁡ d x1+ e-x
1997-10301-0207
【2】 a を正の定数とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1)
f⁡( x)= x-α ⁢ ∫1x ⁡ log ⁡tt ⁢ dt ( x≧1 )
を最大にする x を β とするとき, β を α で表せ.
(2) (1)で求めた β に対して
∫ 1β ⁡tα -1⁢ log⁡t⁢ dt
の値を求めよ.
1997-10301-0210
【3】 xy 平面上を運動する点 P の時刻 t における座標は
{ x=cos ⁡t+a ⁢cos⁡2 ⁢t y=sin⁡ t+a⁢ sin⁡2⁢ t
で与えられている.ただし, a は 0< a< 12 なる定数である.点 (- a,0 ) を A で表す.このとき,次の問いに答えよ.
(1) A から P への距離の最大値と最小値を求めよ.
(2) 点 Q をベクトル PQ → が P の速度ベクトルとなるように定めるとき,三角形 APQ の面積 S ⁡(t ) を求めよ.
(3) (2)で求めた S⁡ (t ) に対して
∫ 0π⁡ S⁡( t)⁢ dt
を求めよ.
1997-10301-0208
【4】 四面体 OABC において, OA→ =a→ , OB→ =b→ , OC→ =c→ とする.線分 OA を 2 :1 に内分する点を P , 線分 PB を 2 :1 に内分する点を Q , 線分 QC を 2 :1 に内分する点を R , 直線 PB と三角形 ABC との交点を S とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) OR→ を, a→ , b→ , c→ を用いて表せ.
(2) OS→ を, a→ , b→ , c→ を用いて表せ.
(3) 四面体 OABC の体積を V 1 , 四面体 OPQR の体積を V 2 とするとき, V 2V1 を求めよ.
1997-10301-0209
【5】 複素数 z= x+y⁢ i ( x ,y は実数)に対して,複素数 w を
w= zz+1
で定める.以下の 3 つの各場合について, w のとりうる値の範囲を複素数平面上に図示せよ.
(1) y>0
(2) x2+ y2> 1 かつ y> 0
(3) |x |< 1 2 かつ y >0
【6】 座標空間内に x 軸と点 P (t ,0,0 ) で接する半径 2 の球 S がある.また,点 ( 0,0, 1) を通り y 軸に平行な直線 l が,球 S と点 Q で接している.このとき,次の問いに答えよ.
(1) t の範囲を求めよ.
(2) t=0 のとき, S の中心の座標を求めよ.
(3) 線分 PQ の長さの最大値を求めよ.