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1997-11491-0101
1997 名古屋市立大 前期
経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 a を定数とするとき,関数 f⁡ (x)= |x 2-x | と g⁡(x )=a⁢ x について
(1) 曲線 C: y=f⁡ (x) と直線 l:y =g⁡( x) が異なる 3 つの共有点を持つような a の範囲を求めよ.
(2) (1)の条件がみたされているとき, C と l とで囲まれる 2 つの部分の面積が等しくなる a の値を求めよ.
1997-11491-0102
【2】 ▵ABC の周囲の長さが 36 ,▵ABC に内接する円の半径が 3 であるとする.点 Q が
6⁢AQ →+3 ⁢BQ→ +2⁢ CQ→ =0→
をみたすとき, ▵QBC の面積を求めよ.
1997-11491-0103
【3-イ】との選択
【3-ア】 何も書かれていない 4 枚のカードが入った袋がある.この袋からカードを 1 枚とり出して以下のルールにしたがって処理を行い,その袋にもどす操作をくり返す.
ルール:第 n 回目( n= 1, 2, 3, ⋯)にとり出したカードが未記入ならば n と書いて袋にもどし,記入済みならばそのまま袋にもどす.
カードをとり出す操作を 4 回くり返したとき
(1) 4 回目に未記入のカードがとり出される確率を求めよ.
(2) 4 回目が終わったとき,カードに記入された数の和の期待値を求めよ.
1997-11491-0104
【3-ア】との選択
【3-イ】 行列 X ,Y は
X+Y= (a b 0c ) ,X-Y =( 0b 0 -b )
をみたす.
(1) X2- Y2 を求めよ.
(2) X2+ Y2 を求めよ.
(3) X4- Y4 を求めよ.
1997-11491-0105
【4-イ】との選択
【4-ア】 2 つの放物線 C1 :y=4 ⁢x2 と C2 :y= (x-3 )2 がある. C1 上の点 P での接線と C2 上の点 Q での接線が平行である.
(1) P と Q を通る直線は定点 A を通ることを示せ.
(2) AP AQ が一定であることを示せ.
1997-11491-0106
【4-ア】との選択
【4-イ】 α>0 とする. 2 つの曲線 y= xn と y= x2⁢ n (x ≧0 ) とで囲まれる図形を D とする.
(1) D を x 軸のまわりに 1 回転させてできる立体の体積 V を求めよ.
(2) α を α> 0 の範囲で動かすとき, V の最大値を求めよ.
1997-11491-0107
医学部
【1】 p ,q は p> 0, q>0 ,p+q =1 をみたす定数とする. a0= 1, b0 =2 とし, an ,bn ( n=1 , 2, ⋯) を
an= p⁢a n-1 +q⁢b n-1
bn= p⁢b n-1 +qan
により定める.
(1) cn= bn- an とおくとき, cn が等比数列であることを示せ.
(2) an と lim n→∞ ⁡an を求めよ.
(3) bn と lim n→∞ ⁡b n を求めよ.
1997-11491-0108
【2】 A ,B 人の間で試合をくり返し,先に 3 回勝った者が優勝者となる. A ,B それぞれが勝つ確率 p , q はつねに一定で, p>0 , q>0 , p+q =1 とする.
(1) A が優勝する確率を VA とする. V Ap が最大となる p を求めよ.
(2) p=q のとき,優勝者がきまるまでの試合数 X の期待値を求めよ.
(3) 2 勝 2 敗になったとき,その後の試合において先に 2 回多く勝った者が優勝者となるようにルールを変更する.このようにルールを変更したとき,優勝者がきまるまでの試合数を Y とする. p=q のとき,
limn→ ∞⁡ ∑ i=3 n⁡ i⁢P⁡ (Y=i)
を求めよ.ただし, P⁡(Y =i) は i 回目の試合で優勝者がきまる確率を表す.
1997-11491-0109
【3】 0<α< β< π2 と 0< t< π2 にたいし,ベクトル a → ,b → ,c → を
a→ =( 1,- 1cos⁡ α⁢ 1tan⁡ t ,- sin αcos⁡ α )
b→ =(sin⁡ α⁢sin⁡ β+cos⁡ α⁢cos⁡ β⁢cos⁡ t,cos⁡ β⁢sin⁡ t, cos⁡α ⁢sin⁡β -sin⁡α ⁢cos⁡β ⁢cos⁡t )
c→ =(1, 0,0)
とする. b→ と直交する平面を H とし, c→ の H への射影を d→ とする. d→ と a→ のなす角を θ , d→ と c→ のなす角を ϕ とする.
(1) | b→ |= 1 を示せ.
(2) b→ =(b1 ,b2 ,b3 ) と表すとき, | d→ | 2=1- b12 を示せ.
(3) α= π6 ,β = π3 のとき, cos2⁡ θ を sin⁡ ϕ で表せ.
ただし,ベクトル PQ → の平面 H への射影とは,点 P ,Q から平面 H へおろした垂線と平面 H との交点を P 1, Q1 としたとき, P1 Q1 → のことである.
1997-11491-0110
【4】 正の値をとる関数 f⁡ (x) が条件
log⁡f⁡ (x)= log⁡f⁡ (α)- n⋯ ①
をみたすとする.ただし, n は x の整数部分, α は x の小数部分( 0≦ α<1 )である.
(1) ∑ k=0 ∞⁡ f⁡(x +k)= f ⁡(x) e-1 を示せ.
(2) f⁡(x ) が条件 ① に加えて,条件
log⁡f⁡ (x)= log⁡f⁡ (n)- α⋯ ②
をみたすとき, f⁡(x )= f⁡(0 )ex を示せ.