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1998-10481-0101
1998 名古屋大学 前期
文科系
易□ 並□ 難□
【1】 座標平面上に放物線 y- x2+ 4 と直線 l: y=x+ k を考える.
1) 放物線と直線 l が異なる 2 個の共有点を持つような k の範囲を求めよ.
2) k は1)で求めた条件を満たすとして,さらに k> 0 とする.1)の二つの共有点を P ,Q とし, O を原点とするとき,三角形 OPQ の面積を最大にする k の値,およびそのときの面積を求めよ.
1998-10481-0102
文科系,経済学部共通
理科系【2】の類題
【2】 座標平面上に 4 点 A( 0,1) ,B( 0,0) ,C( 1,0) ,D( 1,1) を頂点とする正方形を考え,この正方形の頂点上を点 Q が 1 秒ごとに一つの頂点から隣の頂点に移動しているものとする.さらに,点 Q は, x 軸と平行な方向の移動について確率 p ,y 軸と平行な方向の移動について確率 1- p で移動しているとする.最初に点 Q が頂点 A にいたとするとき, n 秒後に頂点 A , C にいる確率をそれぞれ a n, cn とする.
1) a2 , c2 ,a4 , c4 を求めよ.
2) a2⁢ n を求めよ.
1998-10481-0103
【3】(b)との選択
経済学部【3】(a),理科系【4】(a)の類題
【3】(a) N を自然数とし,複素数 z= cos⁡θ +i⁢sin ⁡θ は z N=1 を満たすとして,以下の級数和 S 1, S2 の値を求めよ.ただし,ここで i は虚数単位 ( i2= -1 ) である.
1) S1= 1+z+ z2+ ⋯+ zN- 1
2) S2= 1+cos⁡ θ+cos⁡ 2⁢θ+ ⋯+ cos⁡(N -1)⁢ θ
1998-10481-0104
文科系・経済学部共通
【3】(a)(文科系と経済学部で別問題)との選択
【3】(b) 2 つの実数 a ,b (a ≠- 12 ) に対し, A1= ( a0 ba ) とし, E を単位行列とする.
1) 等式 A2 ⁢(E +2⁢A 1)= -A1 を満たす行列 A2 を求めよ.
2) 自然数 n に対して,等式 A n+1 ⁢(E+ 2⁢An )=- An により順に A 2 ,A 3, ⋯ を定める. An を求めよ.
1998-10481-0105
経済学部
理科系【3】の類題
【1】 平面上に放物線 y= x2 と直線 l: y=1 を考える.
1) 放物線上の点 (a, a2 ) での法線と直線 l との交点を P とし,その x 座標を b とする. b を a で表せ.ただし,放物線上の点 Q での法線とは, Q を通り Q での接線と直交する直線のことである.
2) 放物線の異なる 3 法線が直線 l 上の 1 点 P( b,1) を通るような b の範囲を求めよ.
1998-10481-0106
経済学部,理科系共通
経済学部は【3】(b)との選択
理科系は【4】(a)で【4】(b)との選択
【3】(a) N を自然数とし,複素数 z= cos⁡θ +i⁢sin ⁡θ は z N=1 を満たすとして,以下の級数和 S 1, S2 , S3 の値を求めよ.ただし,ここで i は虚数単位 ( i2= -1 ) である.
3) S3= 1+cos2 ⁡θ+ cos 2⁡2 ⁢θ+⋯ +cos2 ⁡(N- 1)⁢θ
1998-10481-0107
理科系
【1】 曲線 y= log⁡x (x >0 ) 上の点 P( a,log⁡ a) (a >1 ) での接線を l とし, P から x 軸へおろした垂線の足を H とする.さらに,接線 l と x 軸,および曲線 y= log⁡x で囲まれた図形の面積を S 1 , 曲線と x 軸,および線分 PH で囲まれた図形の面積を S2 とする.
1) S1 ,S2 を求めよ.
2) a→∞ の時の S1 S2⋅ PH の極限を求めよ.
1998-10481-0108
文科系,経済学部【2】の類題
【2】 座標平面上に 4 点 A( 0,1) ,B( 0,0) ,C( 1,0) ,D( 1,1) を頂点とする正方形を考え,この正方形の頂点上を点 Q が 1 秒ごとに一つの頂点から隣の頂点に移動しているとする.さらに,点 Q は, x 軸と平行な方向の移動について確率 p ,y 軸と平行な方向の移動について確率 1- p で移動しているものとする.最初に点 Q が頂点 A にいたとするとき, n 秒後に頂点 A , C にいる確率をそれぞれ a n, cn とする. an , cn を求めよ.
1998-10481-0109
経済学部【1】の類題
【3】 平面上に放物線 y= x2 と直線 l: y=k を考える.
1) 放物線上の点 (a, a2 ) での法線と直線 l との交点を P とし,その x 座標を b とする. b を a と k で表せ.
2) 直線 l 上の点 P( b,k) を放物線の異なる 3 法線が通るような b の範囲を求めよ.
1998-10481-0110
【4】(a)との選択
【4】(b) 平面上に楕円 x23 2+ y 222 =1 と直線 l:y =x+k を考える.このとき次の問に答えよ.
1) この楕円と直線 l が二つの共有点をもつために k が満たすべき条件を求めよ.
2) k は1)の条件をみたすとし,さらに k≠ 0 とする.1)における二つの共有点を P , Q とし, O を原点とするとき,三角形 OPQ の面積を最大にする k の値,およびそのときの面積を求めよ.