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1998 慶応義塾大学 環境情報学部

易□ 並□ 難□

【1】

(1) 点 (p ,q) は放物線 C: y=x2 -4x +2 の上を移動する. t=q- 2 | p| としたとき, t の最小値は t0= である. t0 <t2 のとき,直線 y =2 | x| +t C で囲まれる部分の面積 S ( t)

S( t)= ( t+ )

である.

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易□ 並□ 難□

【1】

(2) 三辺の長さが AB= 5 BC=4 CA=3 の直角三角形 ABC がある.この三角形の外部に三点 A B C をとり, A BC B CA C AB ABC に重ならない正三角形となるようにする.このとき,

( C A ) 2+ (B C ) 2-2 ( A B ) 2=

である.

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易□ 並□ 難□

【2】  h 次の整式 f h (x )

f0 (x) =1 fh (x )= x (x -1) (x -2) (x- h+1) h! h=1 2

と定める.このとき,すべての n 次以下の整式 f に対して,適当な数列 c0 c 1 cn が存在して

f( x)= c0 f0 (x) +c1 f1 (x )+ +cn fn (x )

と書くことができる.次の問に答えなさい.

(ⅰ) 

x3- x+1= f0 (x )+ f1 (x) + f2 (x) + f3 (x)

(ⅱ)  4 次以下の整式 f (x )

f( 0)= 1 f( 1)= 1 f( 2)= 1 f( 3)= 4 f( 4)=5

を満たすものは

16 ( - x4+ x3- x2+ x+ )

である.

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【3-2】との選択

易□ 並□ 難□

【3−1】 一匹のカメが座標平面上を x 軸あるいは y 軸に平行に移動する.第 n 段で到達する点を Pn =( an, bn ) としたとき

・第 1 段は P 0=( 0,0) から P2 =(1 ,0 ) へ移動する.

・第 2 段は P 2=( 1,0 ) から (1 ,-1 ) へ移動する.

・第 3 段は P 2=( 1,-1 ) から (0 ,-1 ) を通り, P3 =( 0,-2 ) へ移動する.

・一般に第 n 段( n 2 )は P n-1 を始点として出発する.このとき,出発の方向は P n-1 へ到達する直前の向きを時計回りに 90 ° 変えた方向であり, Pn -1 からの歩き方は, P n-1 から P 0 へ来た道をたどって戻る歩き方と同じとする.

 このとき次の問に答えなさい.

(ⅰ)  Pn までのカメの移動した道のりは

n

である.

(ⅱ)  P6 までカメが移動したとき, an の最大値は 最小値は である.また b n の最大値は 最小値は である.

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【3-1】との選択

易□ 並□ 難□

【3−2】 以下の空欄に適切な解答を,最後の選択肢から選びその番号を解答欄に記入しなさい.ただし, n=1 t an= a1+ a2+ +at である.

  n 個の数 x 1 x2 xn が与えられたとき,その平均 m

m= 1n i =1n x i

で与えられる.また分散 d

d= 1n i= 1n ( xi- m) 2

と定義すれば

d = 1n i =1n ( xi- m)2 = 1n i= 1n (x i2-2 mx i+m2 ) = 1n i= 1n xi2 - m 2

となる.

以下のプログラムは 1 個以上の正の数を次々と読み込み,その平均 M と分散 D を求めるプログラムである.ただし,入力された数が 0 または負ならば,結果を印刷してプログラムを終了する.

選択肢



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易□ 並□ 難□

【4】  A B C D E の五つの交換機があり,この順に直列に接続されている.いま一日に一回 A から E へ情報が伝達される.ただし,各交換機は一日あたり 110 の確率で故障し,情報は消滅する.故障した交換機は当日で回復し,回復後も故障の確率は変わらない.

(ⅰ) ある日に E から情報を得られない確率は

10

である.

(ⅱ)  C の交換機を改良し, C が故障したとき B に情報を保存し,翌日その情報を再び送る.このとき B は故障しないとして,当日または故障した日の翌日に一日目の情報を E から得る確率は

10

である.

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【5】 曲線 C が二つの 2 次関数 f (t ) g( t) によって

x=f (t ) y=g (t ) 0 t1

と表されている. t=t0 における C 上の点を P ( x0, y0 ) としたとき P を通る直線

y-y0 =m (x- x0 ) m0

C に接するとき

g (t0 )= mf ( t0)

が成立する.このとき次の問に答えなさい.

(ⅰ)  f( t)= t2 g( t)=- t2+3 t-1 のとき,点 (1 ,1) における C の接線は

y= x+

である.

(ⅱ) 平面上の 3 点を O (0 ,0) A (3 ,1) B (1 ,2) とする.曲線 C t =0 t= 1 のとき,それぞれ O A を通り,その点において接線 OB AB を持つ.このとき

f( t)= t2+ t

g( t)= - t2+ t

であり, x y

9x2 +6 xy+ y2- x+ y= 0

を満たす.また OA の中点を M とすると, C の交点の座標は

( , )

である.

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