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1999 東京大学 前期
文科・理科共通
【1】(1) 一般角 θ に対して sin⁡ θ, cos⁡θ の定義を述べよ.
(2) (1)で述べた定義にもとづき,一般角 α ,β に対して
sin⁡(α +β)= sin⁡α⁢ cos⁡β+ cos⁡α⁢ sin⁡β ,
cos⁡(α +β)= cos⁡α⁢ cos⁡β- sin⁡α⁢ sin⁡β
を証明せよ.
文科
【2】 次の 2 つの条件(a),(b)を同時に満たす複素数 z 全体の集合を複素数平面上に図示せよ.
(a) 2⁢z ,2 z の実部はいずれも整数である.
(b) |z| ≧1 である.
【3】 c を c> 1 4 を満たす実数とする. xy 平面上の放物線 y= x2 を A とし,直線 y= x-c に関して A と対称な放物線を B とする.点 P が放物線 A 上を動き,点 Q が放物線 B 上を動くとき,線分 PQ の長さの最小値を c を用いて表せ.
理科【3】の類題
【4】(1) 四面体 ABCD の各辺はそれぞれ確率 12 で電流を通すものとする.このとき,頂点 A から B に電流が流れる確率を求めよ.ただし,各辺が電流を通すか通さないかは独立で,辺以外は電流を通さないものとする.
(2) (1)で考えたような 2 つの四面体 ABCD と EFGH を図のように頂点 A と E でつないだとき,頂点 B から F に電流が流れる確率を求めよ.
理科
【2】 複素数 zn ( n= 1, 2, ⋯) を
z1= 1, zn+ 1=( 3+4⁢ i)⁢z n+1
によって定める.ただし i は虚数単位である.
(1) すべての自然数 n について
3 × 5n- 14 <| zn |< 5 n4
が成り立つことを示せ.
(2) 実数 r> 0 に対して, |zn |≦ r を満たす zn の個数を f⁡ (r) とおく.このとき,
limr→ +∞ ⁡ f ⁡(r ) log⁡r
を求めよ.
文科【4】の類題
【3】 p を 0< p<1 を満たす実数とする.
(1) 四面体 ABCD の各辺はそれぞれ確率 p で電流を通すものとする.このとき,頂点 A から B に電流が流れる確率を求めよ.ただし,各辺が電流を通すか通さないかは独立で,辺以外は電流を通さないものとする.
【4】 xyz 空間において xy 平面上に円板 A があり xz 平面上に円板 B があって以下の 2 条件を満たしているものとする.
(a) A ,B は原点からの距離が 1 以下の領域に含まれる.
(b) A ,B は一点 P のみを共有し, P はそれぞれの円周上にある.
このような円板 A と B の半径の和の最大値を求めよ.ただし,円板とは円の内部と円周をあわせたものを意味する.
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【5】(1) k を自然数とする. m を m= 2k とおくとき, 0<n< m を満たすすべての整数 n について,二項係数 C nm は偶数であることを示せ.
(2) 以下の条件を満たす自然数 m をすべて求めよ.
条件: 0≦n≦ m を満たすすべての整数 n について二項係数 C nm は奇数である.
【6】 ∫ 0π⁡ ex⁢ sin2⁡ x⁢dx> 8 であることを示せ.ただし, π=3.14 ⋯ は円周率, e=2.71 ⋯ は自然対数の底である.