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1999 京都大学 後期

文系,理系共通

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 座標平面上で原点を通る直線と y= x| x+2 | のグラフが相異なる 3 点で交わっている.このグラフとこの直線によって囲まれる図形で,この直線より下側にあるものの面積を S 1 上側にあるものの面積を S2 とする. S1 :S2 =9:8 となるとき,この直線の傾きを求めよ.

1999 京都大学 後期

文系

配点30点

理系【2】の類題

易□ 並□ 難□

【2】  α β α> 0° β>0 ° α+β< 180° かつ

sin2 α+sin 2β =sin2 (α+ β)

を満たすとき, sinα +sinβ の取りうる範囲を求めよ.

1999 京都大学 後期

文系

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】 座標平面上で, x 座標と y 座標が共に整数である点を格子点という. n は自然数であるとして,不等式

x>0 y>0 log 2 yx x n

を満たす格子点の個数を求めよ.

1999 京都大学 後期

文系,理系共通

配点は文系30点,理系35点

易□ 並□ 難□

【4】  3 次関数 y= x3+ kx のグラフを考える.連立不等式

{ y>- x y< -1

が表す領域を A とする. A のどの点からも上の 3 次関数のグラフに接線が 3 本引けるための, k についての必要十分条件を求めよ.

1999 京都大学 後期

文系

配点30点

易□ 並□ 難□

【5】 自然数 a b c について,等式 a2 +b2 =c2 が成り立ち,かつ a b は互いに素とする.このとき,次のことを証明せよ.

(1)  a が奇数ならば, b は偶数であり,したがって c は奇数である.

(2)  a が奇数のとき,

a+c= 2d 2

となる自然数 d が存在する.

1999 京都大学 後期

理系

配点30点

文系【2】の類題

易□ 並□ 難□

【2】  α β γ α> 0 β>0 γ> 0 α+β +γ=π を満たすものとする.このとき,

sinα sinβ sinγ

の最大値を求めよ.

1999 京都大学 後期

理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【3】  α を正の定数として,数列 an bn n 1 を次の式で定める.

2a n+1 =α (3 an2 +2 an bn- bn2 -an +bn )

2b n+1 =α( -an 2-2 an bn- bn2 -an +bn )

a1= b1= 1

(1)  a2 b2 a 3 b3 a4 b 4 を求めよ.

(2)  a 2n+ 1a 2n を求めよ.

1999 京都大学 後期

理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【4】  ABC は鋭角三角形とする.このとき,各面すべてが ABC と合同な四面体が存在することを示せ.

1999 京都大学 後期

理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【5】  a b を整数, u v を有理数とする. u+v 3

x2+ ax+ b=0

の解であるならば, u v は共に整数であることを示せ.ただし 3 が無理数であることは使ってよい.

1999 京都大学 後期

理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【6】(1)  f(x ) a xb で連続な関数とする.このとき,

1 b-a ab f (x)d x=f( c)a cb

となる c が存在することを示せ.

(2)  y=sin x 0 x π2 の部分と y= 1 および y 軸が囲む図形を, y 軸のまわりに回転して得られる立体を考える.この立体を y 軸に垂直な n- 1 個の平面によって各部分の体積が等しくなるように n 個に分割するとき, y=1 に最も近い平面の y 座標を yn とする.このとき,

limn n(1 -yn )

を求めよ.

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