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1999-10541-0201
1999 京都大学 後期
文系,理系共通
配点30点
易□ 並□ 難□
【1】 座標平面上で原点を通る直線と y= x⁢| x+2 | のグラフが相異なる 3 点で交わっている.このグラフとこの直線によって囲まれる図形で,この直線より下側にあるものの面積を S 1, 上側にあるものの面積を S2 とする. S1 :S2 =9:8 となるとき,この直線の傾きを求めよ.
1999-10541-0202
文系
理系【2】の類題
【2】 α ,β が α> 0°, β>0 °, α+β< 180° かつ
sin2⁡ α+sin 2⁡β =sin2 ⁡(α+ β)
を満たすとき, sin⁡α +sin⁡β の取りうる範囲を求めよ.
1999-10541-0203
【3】 座標平面上で, x 座標と y 座標が共に整数である点を格子点という. n は自然数であるとして,不等式
x>0 ,y>0 ,log 2⁡ yx ≦x≦ n
を満たす格子点の個数を求めよ.
1999-10541-0204
配点は文系30点,理系35点
【4】 3 次関数 y= x3+ k⁢x のグラフを考える.連立不等式
{ y>- x y< -1
が表す領域を A とする. A のどの点からも上の 3 次関数のグラフに接線が 3 本引けるための, k についての必要十分条件を求めよ.
1999-10541-0205
【5】 自然数 a ,b ,c について,等式 a2 +b2 =c2 が成り立ち,かつ a ,b は互いに素とする.このとき,次のことを証明せよ.
(1) a が奇数ならば, b は偶数であり,したがって c は奇数である.
(2) a が奇数のとき,
a+c= 2⁢d 2
となる自然数 d が存在する.
1999-10541-0206
理系
文系【2】の類題
【2】 α ,β ,γ は α> 0, β>0 ,γ> 0, α+β +γ=π を満たすものとする.このとき,
sin⁡α⁢ sin⁡β⁢ sin⁡γ
の最大値を求めよ.
1999-10541-0207
配点35点
【3】 α を正の定数として,数列 an , bn (n ≧1 ) を次の式で定める.
2⁢a n+1 =α⁢ (3⁢ an2 +2⁢ an⁢ bn- bn2 -an +bn )
2⁢b n+1 =α⁢( -an 2-2⁢ an⁢ bn- bn2 -an +bn )
a1= b1= 1
(1) a2 ,b2 ,a 3, b3 ,a4 ,b 4 を求めよ.
(2) a 2⁢n+ 1a 2⁢n を求めよ.
1999-10541-0208
【4】 ▵ABC は鋭角三角形とする.このとき,各面すべてが ▵ABC と合同な四面体が存在することを示せ.
1999-10541-0209
【5】 a ,b を整数, u ,v を有理数とする. u+v⁢ 3 が
x2+ a⁢x+ b=0
の解であるならば, u と v は共に整数であることを示せ.ただし 3 が無理数であることは使ってよい.
1999-10541-0210
【6】(1) f⁡(x ) は a≦ x≦b で連続な関数とする.このとき,
1 b-a ⁢ ∫ab ⁡f⁡ (x)⁢d x=f⁡( c)a≦ c≦b
となる c が存在することを示せ.
(2) y=sin⁡ x の 0≦ x≦ π2 の部分と y= 1 および y 軸が囲む図形を, y 軸のまわりに回転して得られる立体を考える.この立体を y 軸に垂直な n- 1 個の平面によって各部分の体積が等しくなるように n 個に分割するとき, y=1 に最も近い平面の y 座標を yn とする.このとき,
limn→ ∞⁡ n⁢(1 -yn )
を求めよ.