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1999-10561-0101
1999 大阪大学 前期
文系
配点率35%
易□ 並□ 難□
【1】 次の問いに答えよ.
(1) xy 平面上で,次の不等式を満たす点 (x, y) の存在する領域を図示せよ.
100log 10⁡x +log 1000⁡ ( 1100 ) x+10 (log 10⁡y- log10⁡ 3) ≦0
(2) 点 (x, y) が(1)の領域を動くとき,
u=sin⁡ (360° × (x+y ))-3 ⁢(360 °× (x+y ))
がとる値の範囲を求めよ.
1999-10561-0102
【2】 放物線 C:y =1 2⁢ x2 上の原点以外の点 P における C の接線を l1 とし, P を通り l1 と直交する直線を l2 とする.また, l2 と C が再び交わる点を Q とし, Q における C の接線を l3 とする.さらに, l1 と l3 との交点を R とする.
(1) 点 R( x,y) について, y を x の式で表せ.
(2) PR≧PQ となる点 P の x 座標の範囲を求めよ.
1999-10561-0103
配点率30%
【3】 正の整数の組 (a, b) で, a 以上 b 以下の整数の総和が 500 となるものをすべて求めよ.ただし, a<b とする.
1999-10561-0104
理系
【1】 曲線 C: y=ex と直線 l: y=a⁢ x+b (a >0 ,b>0 ) が 2 点 P (x 1,y 1) と Q (x 2,y 2) で交わっている.ただし, x1 <x2 とする.
(1) x2- x1= c とおくとき, y1 と y2 を a と c を用いて表せ.
(2) P と Q の距離が 1 であるとする.曲線 C と x 軸および 2 直線 x= x1 ,x= x2 とで囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転させて得られる回転体の体積を V⁡ (a) とおくとき,
lima→ ∞⁡ V⁡(a )a
を求めよ.
1999-10561-0105
【2】 xy 平面上の点 (a, b) は, d と b がともに有理数のときに有理点と呼ばれる. xy 平面において, 3 つの頂点がすべて有理点である正三角形は存在しないことを示せ.ただし,必要ならば 3 が無理数であることは証明なしで使ってよい.
1999-10561-0106
【3】 平面上に,点 O を中心とし点 A1 , A2 ,A3 , A4 ,A5 ,A 6 を頂点とする正六角形がある. O を通りその平面上にある直線 l を考え,各 Ak と l との距離をそれぞれ dk とする.このとき
D=d 12+ d22 +d3 2+ d42 +d5 2+d 62
は l によらず一定であることを示し,その値を求めよ.ただし, OAk =r とする.
1999-10561-0107
【4】 xyz 空間内に 2 つの立体 K と L がある.どのような a に対しても,平面 z= a による立体 K の切り口は 3 点 (0, 0,a) ,(1 ,0,a ), ( 12 , 32 ,a ) を頂点とする正三角形である.また,どのような a に対しても,平面 y= a による立体 L の切り口は 3 点 (0, a,0) ,( 0,a, 2 3 ), (1 ,a, 1 3 ) を頂点とする正三角形である.
このとき,立体 K と L の共通部分の体積を求めよ.
1999-10561-0108
【5】 一辺の長さが 4 の正方形の紙の表(おもて)を,図のように一辺の長さが 1 のマス目 16 個に区切る.その紙を 2 枚用意し, A と B の 2 人に渡す. A と B はそれぞれ渡された紙の 2 個のマス目を無作為に選んで塗りつぶす.塗りつぶしたあと,両方の紙を表を上にしてどのように重ね合わせても,塗りつぶされたマス目がどれも重ならない確率を求めよ.ただし, 2 枚の紙を重ね合わせるときには,それぞれの紙を回転させてもよいが,紙の四隅は合わせることとする.