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1999 慶応義塾大学 商学部

易□ 並□ 難□

【1】(1)  1 から 10 までの背番号をつけた 10 人の人たちがいる.この 10 人の人たちを A 組と B 組の 2 つの組に分けることを考える.ただし, A 組にも B にも少なくとも 1 人の人が属する組分けのみを考えるものとする.

(ⅰ) 背番号 1 の人が A 組に属する組分けの総数は 通りである.

(ⅱ) 背番号 1 の人と背番号 2 の人が別の組に属する組分けの総数は 通りである.

(ⅲ) どの組分けも等しい確率で起こるものとすると,背番号 1 と背番号 2 の人が同じ組に属し,背番号 3 の人がそれとは別の組に属する確率は である.

(2)  1 から n n 3 までの背番号をつけた n 人の人たちがいる.この n 人の人たちを A 組と B 組の 2 つの組に分けることを考える.ただし, A 組にも B 組にも少なくとも 1 人の人が属する組分けのみを考えるものとする.

 どの組分けも等しい確率で起こるものとすると,背番号 1 と背番号 2 の人が同じ組に属する確率は である.

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【2】  n 6 以上の整数である.

(1)  (1 +x) n の展開式における x 4 x5 x6 の係数をそれぞれ a b c とする. a b c がこの順序で等差数列になるのは n = または のときである. n がこれらのうち小さい方の値をとるとき, a= b= c= である.

(2)  (1+ x)+ (1 +x) 2+ (1 +x) 3+ +( 1+x) n における x 3 の係数は である.

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【3】 複素数 z w について,

|z |= 3 | w| =2 | z+w| =7 argz= θ1 arg w=θ 2

である.

(1)  cos( θ1- θ2 )=- であり, zw 0 ° 以上 360 ° 未満の偏角は ° または ° である.

(2)  | z6- w6 |= である.

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【4】  2 つの x の関数 f (x) =3 x2-3 a g (x) =3 (x- 5) 2+2 a を考える. y=f (x ) y =g( x) のグラフは点 ( p,q ) で交わり,関数 f (x ) x =p の近くで増加し,関数 g (x ) x =p の近くで減少しているものとする.この条件を満たす a の範囲は

- <a<

である.次に, a を少し増加させると, y=f (x ) のグラフは y 軸の負の方向に移動し, y=g (x ) のグラフは y 軸の正の方向に移動する.その結果,交点 ( p,q ) も移動することになる.そこで, a に対して交点の y 座標である q を対応させる関数を q =h( a) と表す. h( a) の導関数を調べると, a の範囲において,

- < h (a) <

である.

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【5】 原点を O とする空間において, 2 A (3 ,2,1 ) B (1 ,-1, -1) が与えられたとする.平面 OAB に含まれない点 P から直線 OA に下ろした垂線の足を Q 直線 OB に下ろした垂線の足を R とし, OQ +OR =OS とする.

 なお解答に際しては, OA =a OB =b OP =p とおき,ベクトル x の大きさは | x | で, 2 つのベクトル x y の内積は x y で表せ.

(1)  PS a b p で表すと,

PS =

である.

(2)  PS a の内積を求めよ.所定の解答欄に計算の過程を明記せよ.

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【6】(1)  x 2 次方程式 9 x2- 12x+ k=0 2 つの解が,ある θ を使い sin θ cos θ と表されている.このとき, k= であり,この 2 つの解のうち大きい方の解は + である.

(2)  k が(1)で求めた値をとるとき,曲線

y=9 x2- 12x+ k

x 軸, y 軸で囲まれた図形の面積を S とし,曲線 x 軸で囲まれた図形の面積を T とする.このとき, S T2 との差は である.

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