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1999 慶応義塾大学 環境情報学部

易□ 並□ 難□

【1】

(1) 四角形 ABCD AB= 4 BC=4 CD=5 DA=9 であり,点 O を中心とする円に内接している.このとき

BD= AC=

である.

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【1】

(2) 年利(複利) 5% の固定利率で 100 万円を預金した. n 年後の預金は,

100× ( 100 )n 万円

となる.このとき, 年後に利子は 150 万円以上になる.

(注: log10 2=0.3010 log3 3=0.4771 log10 7=0.8451

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【1】

(3) 一辺が x 軸に平行な長方形で,方程式 x216 +y 2=1 で表される図形(楕円)に内接するもの全体のなかで,最大の面積をもつ長方形の面積は である.

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【2】  y=-x 2+a x+b で表される放物線の全体の中で,点 (- 1,1 ) を通り,直線 l :y=- x+6 と接するものは 2 つある.このとき, a= ± であり,接点の x 座標は ± となる.この 2 つの放物線と直線 l で囲まれる領域の面積は である.

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【3-2】との選択

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【3−1】 同じ数字が 3 度以上連続しないように, 0 1 2 を重複を許して n 個一列に並べて得られる順列の数を f (n ) とする.以下で f (n ) を計算する規則を求める.

(1)  f( 1)= 3 である.

(2)  f( 2)= である.

(3)  n3 のとき,上のような順列の中で先頭の数字が 0 の順列の数を g (n ) とし,先頭とそのつぎの数字が 00 01 の順列の数をそれぞれ a (n ) b( n) とする. n5 のとき,

f( n)= g( n)

g( n)= a( n)+ b( n)

a( n)= g( n- )

b( n)= g( n- )

これより,

f( n)= 2f (n- 1)+ f( n-2)

を得る.

(4)  f( 4)= である.

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【3-1】との選択

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【3−2】 以下の空欄に適切な解答を,最後の選択肢から選びその番号を解答欄に記入しなさい.

  N 進数

ara r-1 a2 a1a 0 0ai N-1 i=0 1 2 r

は,

ar× Nr+ ar- 1× Nr- 1+ +a 2×N 2+a 1×N +a0

を表している.例えば, 2 進数 11011100 10 進数の であり, 10 進数の 65 5 進数の である.自然数 M が上のように N 進数で ara r-1 a2 a1a 0 と表されたとき, ar 0 であれば NrM <Nr +1 であり, M N r で割ったときの商は ar 余りは N 進数で ar-1 a2a 1a0 となる.

 次のプログラムは,自然数 M N 2 N10 を入力し, M N 進数に変換するものである.上述の事実を参考にプログラムを完成させなさい.ただし,行 220 は改行を実行する PRINT 文であり,行 180 INT は,INT(X) により,X を超えない最大の整数を表す.

選択肢



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【4】 数当てゲームをします. B さんは 1 2 3 4 のいずれかの数字を紙に書き A さんに見えないように隠します. A さんは 1 2 3 4 のいずれかが紙に書かれていることを知っているとして,その数を当てます.このとき, A さんは,「その数は 未満ですか?」という質問を繰り返すことができ, B さんはYESまたはNOを正しく答えなければなりません.

 例えば, B さんが 2 を紙に書いて隠したとします.

A :「その数は 2 未満ですか?」

B :「NO」

A :「その数は 3 未満ですか?」

B :「YES」

A :「ではその数は 2 ですね」

といった具合に数当てをします.このとき A さんは 2 回の質問で正解を得ることができました. A さんが正解を得た後に,再び B さんは新しい数を紙に書き,数当てを繰り返します.

 このとき,以下の質問に答えなさい.

(1)  B さんが 1 から 4 までの数を等しい確率で紙に書くことを A さんが知っているとします.このとき A さんの質問回数の期待値を最小にするには,はじめに「その数は 未満ですか?」の質問をすればよい.もしその答えがYESであれば,次の質問を「その数は 未満ですか?」とし,NOであれば,「その数は 未満ですか?」とすればよい.このときの A さんの質問回数の期待値は 回となる.

(2)  B さんが, 1 12 2 14 3 および 4 18 の確率で紙に書くことを A さんは知っているとします.このとき A さんの質問回数の期待値を最小にするには,はじめに「その数は 未満ですか?」の質問をすればよい.もしその答がNOであれば,次の質問を「その数は 未満ですか?」とする.このときの A さんの質問回数の期待値は 回となる.

(3)  A さんは設問(1),(2)において B さんの 4 つの数字を紙に書く確率を知っていました.このとき, A さんが B さんの数を当てる手間を省くという意味で,どちらの確率の情報が A さんにとって価値のある情報でしたか?設問の番号を に入れなさい.

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【5】 座標平面上を 3 A B C が,それぞれ, O (原点), A B を中心とし,半径 1 の円周上を毎秒 1 回転で逆時計回りに回転している.あるとき A B C が,それぞれ, (1 ,0) ( 2,0) ( 3,0 ) のように x 軸上に並んだ.このときの時刻を t 0 とする.

(1)  t0 から t 秒後の A の座標を

(cos (360 ° t) ,(sin (360 ° t) )

とすると,このとき B の座標は

(cos (360 ° t)+ cos( 360° × t) ,sin (360 ° t)+sin (360 ° × t) )

である.従って, B t 0 から 秒後にはじめて O に達する.

(2)  t0 から t 秒後の C の座標は

(cos (360 ° t)+ cos( 360° × t) +cos( 360° × t ), sin (360 ° t)+sin (360 ° × t) +sin( 360° × t) )

であり, C t 0 から 秒後にはじめて O に達する.

(3)  C t 0 から 秒後にはじめて (- 1,0 ) に達し,再びこの点に到達するのは t 0 から 秒後である.

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