1999 上智大学 理工(数・物・電)学部2月13日実施MathJax

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1999 上智大学 理工学部

数・物理・電気電子工学科

2月13日実施

易□ 並□ 難□

1999年上智大理工学部数・物理・電気電子工学科【1】の図

【1】 放物線 y= 1 15 x2 y 軸のまわりに回転させてできる面を内壁とする容器を考える.そこに水を入れるとき, y 軸は水面にいつも垂直であるとする. x 軸と y 軸の長さの単位を cm とする.

(1) 空の容器に 3 cm 3/ の割合で水を入れる.水を入れ始めてから 10 秒後における水面の上昇する速度は 1 π cm / である.

(2) 容器を空にして,半径 b cm b> 0 の鉄球をこの容器に入れる.この鉄球が容器に最下点だけで接する必要十分条件は 0 <b 2 である.

(3)  b=4 cm とする.鉄球を入れたまま 3 cm 3/ の割合で再び水を入れる. 0y 8 の範囲で水深が y cm になるとき,水面の上昇する速度は πy (y + ) cm / であり,加速度は π2 ( y + ) y ( y+ ) cm /2 である. ただし鉄球は動かないものとする.

1999 上智大学 理工学部

数・物理・電気電子工学科

2月13日実施

易□ 並□ 難□

【2】(1)  (1 + i)4 = -24 i が成り立つ.ただし は整数であり, i は虚数単位である.

(2)  x4+ 4x3 +10 x2+ 12x+ 8=0 の複素数解の中で絶対値の最大値は であり,最小値は である.解の複素数の偏角 arg x 0° argx <360 ° をラジアンで表すと,その最大値は π である.

(3) 複素数平面上の 3 z 1=-1 +2i z2= 3i z3 =-2+ 5i を頂点とする三角形を,複素数 α をかけることによって移動し, w1 =1+i w2 =5 w 3=5 +5i w4= 2+4 i を頂点とする四角形と共有点をもつようにする.このような複素数 α の中で絶対値の最大値は であり,最小値は である.また偏角 arg α 0° argα <360° の最大値を θ 最小値を φ とすると

cosθ= cos φ=

である.

1999 上智大学 理工学部

数・物理・電気電子工学科

2月13日実施

易□ 並□ 難□

【3】 方程式

1 n1 +1 n2 +1 n3 +1 n4 =1

をみたす正整数の組 ( n1, n2, n3, n4 ) (ただし, n1 n2 n3 n4 )をすべて決定しよう.

 まず, n1 の最小値は であり最大値は である.

  n1= のとき, n2 の最小値は であり最大値は である.

  (n 1,n 2) =( , ) のとき,条件をみたす ( n3, n4 ) の組は 組あり, (n 1,n 2) =( , +1 ) のときは 組ある.

 こうして数えていくと,結局全部で 組の解があることがわかる.

1999 上智大学 理工学部

数・物理学科

2月13日実施

易□ 並□ 難□

【4】 放物線 y= x2 の点 P (1 ,1) での接線と点 P で直交する直線を l とする. l y 軸と y = で交わり,放物線とは点 P 以外に x =- のとき交わる. l と放物線とで囲まれた図形を x 軸のまわりに 1 回転してできる回転体を G とする.回転体 G x 0 の部分の体積は π である.回転体 G をさらに y 軸のまわりに 1 回転してできる回転体の体積は π である.

1999 上智大学 理工学部

電気電子学科

2月13日実施

易□ 並□ 難□

1999年上智大理工学部電気電子工学科【4】の図

【4】 右の図のように原点 O を中心とする半径 1 の円に対し,長さ 1 の線分 AB が, y 軸に平行で,かつ,線分 AB の中点 C が常に円周上にあるように動くとする.点 C が円周上を一周したとき,線分 AB が通過してできる図形を F とする.

(1) 図形 F を描け.

(2) 点 B の軌跡が x 軸と交わる点の座標を求めよ.

(3) 図形 F の面積を求めよ.

(4) 点 Q =(1 ,- 12 ) とする.線分 PQ 上の点がすべて図形 F に含まれるように点 P を選んだとき,線分 PQ の長さの最大値を求めよ.

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