1999 東京理科大学 理学部数学科2月12日実施

Mathematics

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1999 東京理科大学 理学部

数学科B方式

2月12日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】  a b c>0 として, x y 平面上の楕円 C 1: x2a 2+ y2 b2 =1 と,放物線 C2:y =c-x 2 を考える.点 P 2 曲線 C 1 C 2 の接点であるとは, C1 C2 が共に点 P を通り, P での接線が等しいことを言う.このとき次の問に答えよ.

(1) 点 ( x1, y1 ) C 1 C 2 の共有点とするとき,この点における C1 C2 の接線の方程式を書け.

(2)  C1 C 2 がちょうど 2 個の接点を持つとする.このときの接点の y 座標を a b で表せ.

(3)  C1 C 2 がちょうど 2 個の接点を持つとき, c の値は a b の式 f (a ,b) で表せる. f( a,b) を求めよ.

(4)  C1 C 2 がちょうど 2 個の接点を持つとき, a b は必ずある不等式で表される条件をみたしている.この不等式を求めよ.

(5)  a b が(4)で求めた条件と a 2+b 2=1 という条件を共にみたして動くときの f (a ,b) の最小値を求めよ.

1999 東京理科大学 理学部

数学科B方式

2月12日実施

配点50点

易□ 並□ 難□

1999年東京理科大理学部数学科【2】の図

【2】 媒介変数 θ によって

x=f (θ) =3 θ+sin θ-3 cosθ sinθ

y=g (θ) =2cos θ- 3 cos2θ 2

と表示される曲線 C は右の図のような形になる(図は C の一部である).この曲線について次の問に答えよ.

(1)  -π θπ で, g( θ) が負でない値を取るような θ の範囲を求めよ.

(2)  -π θπ の範囲で f (θ ) の増減を調べて,解答用紙にある増減表を完成させよ.

(3) 曲線 C のうちの,(1)で求めた範囲の θ に対応する部分の長さを求めよ.

(4)  α を任意の実数とするとき, θ=π +α θ =π-α に対応する曲線 C 2 点の位置関係を考察せよ.

(5)  α に関する方程式

sin αα - 33 cosα +1 =0

π6 π2 の間に解を持つことを示せ.また,この方程式の解 α に対しては, θ=π +α θ =π-α に対応する曲線 C の点は一致することを示せ.

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