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1999-13442-1201
1999 東京理科大学 理学部B方式
数,物理,化学科
2月12日実施
配点40点
易□ 並□ 難□
【1】 次の(1)から(4)において(ア)から(ヒ)の にあてはまる 0 から 9 までの数字を求めて,解答用マークカードの指定された列にあるその数をマークせよ.ただし分数は既約分数として表すものとする.
(1) e を自然対数の底とすると,
∫ 1e⁡ log⁡x⁢ dx= (ア)
である.また,関数 log⁡ x2- (log ⁡x) 2+1 の x> 0 における最大値は (イ) である.そして
∫ 1e⁡ (log⁡ x2- (log ⁡x) 2+1 )⁢d x= (ウ)
である.
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(2) 放物線 C 1:y= x2+ a の,点 (2 ,4+a ) における接線 l は原点を通っている.この条件から a = (エ) であることが分かる.また,別の放物線 C2:x =b⁢y 2+c も点 ( 2,4+ a) を通り,そこでの接線はやはり l である.この条件より b = (オ) (カ) (キ) , c= (ク) であることが分かる.このとき, C1 と l と y 軸で囲まれる部分の面積を S1 ,C2 と l と x 軸で囲まれる部分の面積を S 2 とすると, S1 = (ケ) (コ) ,S 2= (サ) (シ) である.
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(3) 長さ 1 の線分 AB を直径とする円 C を考え, C 上の, A ,B と異なる点 P をとり, P から AB へおろした垂線を PQ とする. ∠PAB を θ とすると, ▵APQ の面積は θ =π (ス) のとき最大値 (セ) ⁢ (ソ) (タ) (チ) をとる.また,線分 PQ , QB の長さの和は θ = (ツ) ⁢ π (テ) のとき最大値 (ト) + (ナ) (ニ) をとる.
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(4) A は次の 2 つの条件(ⅰ),(ⅱ)をみたす,複素数からなる空でない集合とする:
(ⅰ) A は 0 を含まない.
(ⅱ) x が A に含まれるならば, 1- 1x も A に含まれる.
このとき,要素の個数が 1 であるような A は,
{ (ヌ) + (ネ) ⁢ i (ノ) } ,{ (ヌ) - (ネ) ⁢ i (ノ) }
の 2 種類のみである.ただしここで i は虚数単位を表す.また,要素の個数が 2 であるような A は全部で (ハ) 種類である.そして, A が実数だけからなる有限集合の場合は, A の要素の個数は (ヒ) の倍数である.
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配点30点
【2】 次の各問に答えよ.
(1) 座標平面上の双曲線 x 2-y 2=1 上の点 ( x0, y0 ) における接線に原点から下ろした垂線とこの接線との交点を ( x1, y1 ) とする.
(a) このとき x 0 ,y0 を y 1 ,y1 で表せ.
(b) 点 ( x0, y0 ) が双曲線 x 2-y 2=1 の上を動くとき点 ( x1, y1) の描く曲線 C 1 の方程式を求めよ.
(c) 点 ( x0, y0) が双曲線 x 2-y 2=1 上の x> 0 の部分を動くとき, y1 の最大値とそのときの x0 ,y0 を求めよ.
(2) a ,b>0 として, 2 点 (- a,0) ,(a ,0) からの距離の積が b となるような点 P の描く曲線を C 2 とする.曲線 C 2 の方程式が曲線 C 1 の方程式と等しくなるような a , b を求めよ.
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【3】 2 つの数列 { an} ,{ bn} があるとき,これらから
xn= ( an bn )
によって列ベクトルの列 { xn } を作る.この列が,次の行列 P に対して xn+1 =P⁢ xn という漸化式をみたしているとする:
P=( 1 4 5 8 34 38 )
このとき次の問に答えよ.
(1) xn+ 1=P ⁢xn を使って, an+ 1 ,bn +1 を a n ,bn で表せ.
(2) (1)の結果から, an+ 2 ,an +1 ,an を含んだ a n についての漸化式を求めよ.
(3) 上で求めた漸化式から, an を a 1 ,a2 で表す式を求めよ.
(4) 同様にして b n についての漸化式を求め, bn を b 1 ,b2 で表す式を求めよ.
(5) an ,bn の n→ ∞ のときの極限値 a , b を a 1 ,b1 で表せ.
(6) 極限値 a , b を成分とする列ベクトルを x とするとき,行列の積 P⁢ x を計算せよ.