Mathematics
Examination
Test
Archives
【1】 古代エジプトの数学者はからまでの間の有理数を表すのに分母の異なる単位分数(分子がの分数)の和によって表した.ただし,であり,は互いに異なる自然数である.例えば,彼らは
を
を
と表した.
問1 を分母の異なる個の単位分数の和で表せ.
問2 を以上の奇数とするとき,を分母の異なる個の単位分数の和で表す方法を述べよ.
問3 記号は以上の最小の整数を表すものとする.とを自然数とするとき,を満足する分数について,とし,
と表したとき,を用いてとをそれぞれ表せ.また,との間の大小関係,との間の大小関係,およびとの間の大小関係を求めよ.
問4 問3の結果を用いて,とを分母の異なる単位分数の和でそれぞれ表せ.
問5 とを自然数とするとき,を満足する分数を分母の異なる単位分数の和で表す方法を述べよ.また,その方法が次の条件を満足していることを証明せよ.
(1) 必ず有限回の繰り返しで終了すること.
(2) 得られる単位分数の分母がすべて異なること.