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2001-10301-0101
2001 横浜国立大学 前期
経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 曲線 C1 :y= a⁢x2 ( a> 0) と曲線 C 2:y= |x ⁢(x- 1) | がある.次の問いに答えよ.
(1) C1 と C2 の共有点の x 座標をすべて求めよ.
(2) C1 と C2 で囲まれる部分の面積を求めよ.
2001-10301-0102
【2】 a ,b ,c を整数とし, x の 3 次方程式
x3+ a⁢x2 +b⁢ x+c= 0
は次の 2 つの条件を満たすとする.
(ⅰ) 1 つの正の実数解と 2 つの虚数解をもつ.
(ⅱ) 解の絶対値はすべて 1 である.
このとき,整数の組 (a, b,c) をすべて求めよ.
2001-10301-0103
【3】 a は 0< a<10 を満たす定数とする. xy 平面上に,関数
y={ 7- x2 ( a<x< 10) 12-x ( 10≦x< 12)
のグラフがある.点 (x, y) がこのグラフ上を動くとき, (x,y ), (a, y), (a, 0), (x, 0) を頂点とする長方形の面積が最大となるときの x を求めよ.
2001-10301-0104
【4】 自然数 n に対して, n に最も近い整数を an とする.次の問に答えよ.
(1) a7 ,a50 を求めよ.
(2) an= 100 となる自然数 n の個数を求めよ.
(3) ∑ k=1 2001⁡ ak の値を求めよ.
2001-10301-0105
経営学部
【1】 関数
f⁡(θ )=( sin⁡θ+ 1 sin⁡θ ) (cos⁡ θ+ 1cos⁡ θ )
と
g⁡(θ )=( sin⁡θ+ 1 cos⁡θ ) ⁢(cos ⁡θ+ 1 sin⁡θ )
がある. θ が 0° <θ< 90° の範囲を動くとき,次の問いに答えよ.
(1) f⁡(θ ) と g⁡ (θ) の大小を比較せよ.
(2) |f⁡ (θ)- g⁡(θ )|< 2 となる θ の範囲を求めよ.
(3) f ⁡(θ )g⁡ (θ) のとりうる値の範囲を求めよ.
2001-10301-0106
【2】 放物線 C: y=x 2 上の点 P( t,t2 ) ( t>0 ) における C の接線と直交し P を通る直線を l とする. C と l で囲まれる部分の面積を S とする.次の問いに答えよ.
(1) l の方程式を求めよ.
(2) S を t の式で表せ.
(3) t が t> 0 の範囲を動くとき, S の最小値とそのときの t の値を求めよ.
2001-10301-0107
【3】 数列 {an } を a1 =0 と関係式
an +1= (n+1 )⁢an -(- 1)n ( n=1 ,2 ,3 ,⋯ )
により定める.さらに数列 {bn } を
bn= 1+ ∑k =1n ⁡ Ck n⁢ ak (n =1 ,2 ,3 ,⋯ )
で定める.次の問いに答えよ.
(1) b1 ,b2 , b3 , b4 をそれぞれ求めよ.
(2) bn が n のどのような式で表されるかを推測せよ.
(3) (2)における推測が正しいことを証明せよ.
2001-10301-0108
【4】 a を実数とする. x の方程式
x3- 3⁢x= a3- 3⁢a
が異なる 3 つの実数解 α ,β ,γ をもつとき,次の問いに答えよ.
(1) 関数 y= x3- 3⁢x のグラフを図示せよ.
(2) a のとりうる値の範囲を求めよ.
(3) a が(2)で求めた範囲を動くとき, |α| +|β |+| γ| のとりうる値の範囲を求めよ.
2001-10301-0109
工学部
【1】 次の問に答えよ.
(1) x≧ のとき,不等式
log⁡(1 +x)≧ x 1+x
が成り立つことを証明せよ.
2001-10301-0110
【1】 次の問いに答えよ.
(2) 定積分
∫ 12 ⁡ dx x⁢1 +x3
を求めよ.
2001-10301-0111
【2】 a ,b は実数とする. x の方程式
|x2 +a⁢ x+b| =|x 2+b ⁢x+a |
の異なる実数解の個数を n とする.次の問いに答えよ.
(1) n=1 となる点 (a, b) の範囲を図示せよ.
(2) n=2 であるとき,この方程式の実数解を求めよ.
2001-10301-0112
【3】 平面上に円 C: x2+ y2= 1 がある.点 P( 0,-k ) を通り, x 軸の正の向きとのなす角が θ ( 0≦θ ≦ π2 ) である直線と C との交点を X ,Y とする.ただし, k は 0< k<1 を満たす定数である.次の問いに答えよ.
(1) 線分 XY の長さを求めよ.
(2) 2 点 X ,Y を除いた C 上を点 Z が動くときの ▵XYZ の面積を S とする. S を求めよ.
(3) θ を動かすとき,(2)で求めた S が最大となるときの cos⁡ θ を求めよ.
2001-10301-0113
【4】 数列 {an } は
a1= 1, a2= 1
an ⁢a n+2 -a n+1 2= (-1 )n+ 1 (n =1 ,2 ,3 ,⋯ )
により定まる.次の問いに答えよ.
(1) an+ 2= an+1 +a n (n =1 ,2 ,3 ,⋯ ) が成り立つことを証明せよ.
(2) m を自然数とするとき, a6⁢ m は 8 の倍数であることを示せ.
2001-10301-0114
【5】 曲線 x3 -3⁢ x⁢y+ y3= 0 の極方程式を r= f⁡(θ ) とする.次の問いに答えよ.
(1) f⁡(θ ) を求めよ.
(2) limθ →34 ⁢ π+0 ⁡f⁡ (θ)⁢ sin⁡ (θ -3 4⁢ π ) を求めよ.
(3) tan⁡θ= t とおき,置換積分法を使って ∫0 π4 ⁡{ f⁡(θ )}2 ⁢dθ を求めよ.