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2001-10701-0101
2001 岡山大学 前期
数学I・数学II・数学A・数学B,
数学I・数学II・数学III・
数学A・数学B・数学C共通
易□ 並□ 難□
【1】 n を自然数とする. f⁡(x ) は 2 次関数で,曲線 y= f⁡(x ) は座標平面上の 3 点 (-1 ,0) ,( 0,1) ,(n ,n) を通るとする.
(1) 2 次関数 f⁡ (x) を求めよ.
(2) この関数 f⁡ (x) について
S=f⁡ (0)+ f⁡(1 )+f⁡ (2)+ ⋯+f⁡ (n)
の値を n を用いて表せ.
(3) (2)で求めた S の値が整数であるためには, n+2 が 3 の倍数であることが必要十分である.このことを証明せよ.
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【2】 関数 f⁡ (x) を次のように定義する.
f⁡(x )={ 4 ⁢x2 -7⁢x +4( x≦ 1の場合) x (x >1 の場合)
このとき,次の問いに答えよ.
(1) 関数 f⁡ (x) のグラフの概形を描け.
(2) 実数 t に対して F⁡ (t) を
F⁡(t )= ∫t t+1 ⁡f⁡ (x)⁢ dx
で定義するとき,関数 F⁡ (t) の増減を調べ,そのグラフの概形を描け.また, F⁡( t) の最小値を求めよ.
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数学I・数学II・数学A・数学B
【3】 複素数平面において,複素数 z= x+i⁢ y ( x ,y は実数, i は虚数単位)が直線 y= 1 の上を動くとき, 1 z2 が描く図形を C とする.
(1) C が実軸に関して対称であることを証明せよ.
(2) C 上の点に対応する複素数の絶対値を r , 偏角を θ とするとき, r を θ で表せ.
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【4】 1 辺の長さが a の正方形の板が 1 枚ある.この板から, 1 辺の長さが x の正三角形 4 枚を切り出して正四面体をつくることを考える.次の問いに答えよ.ただし,板の厚さは無視する.
(1) 図1のように正三角形 2 枚で平行四辺形をつくり,これを単位として切り出すとする.ただし,平行四辺形の 1 辺は正方形の辺上にとるものとする.このとき,正四面体の体積が最大となるような x と,そのときの体積を求めよ.
(2) 図2のように各三角形の 1 辺を正方形の各辺上にとり,切り出すとする.正四面体の体積が最大となるような x を求めよ.
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数学A・数学B・数学C
【2】 原点を中心とする半径 1 の円が座標平面上にある.この円に内接する正三角形を原点を中心に回転させるとき,この正三角形の第 1 象限にある部分の面積の最小値と最大値を求めよ.
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【3】 α を 0 でない複素数とし,その偏角 θ は 0° <θ< 90° をみたすものとする.原点を O とする複素数平面において α , 1α の表す点をそれぞれ X ,Y とする.
(1) 実数 1 の表す点を A とする. 4 点 O ,X ,A ,Y の順に結んでできる四角形において, ∠A を ∠O で表せ.
(2) 実数 t の表す点を T とする. α によらず点 T がつねに三角形 OXY の外部にあるとき,実数 t はどのような範囲にあるか.
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【4】 f⁡(t ) を連続関数, x を実数として,関数 g⁡ (x) を次のように定義する.
g⁡(x )= ∫0 1⁡ |f ⁡(t) -x| ⁢dt
(1) f⁡(t )=et のとき,関数 g⁡ (x) の増減を調べ, y=g⁡ (x) のグラフの概形を描け.ただし, e=2.71828 ⋯ は自然対数の底である.
(2) f⁡(t ) は微分可能な単調増加関数で,その逆関数も微分可能とし, a=f⁡ ( 12 ) とおく.このとき, g⁡( x) は x= a で最小値をとることを証明せよ.