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2001 上智大学 法(法律)学部

2月10日実施

易□ 並□ 難□

【1】 次の には選択肢(A)の中から正しいものを選べ.また には選択肢(B)の中から正しいものを選べ.

 実数 x に対して記号 x+ x 0 ならば x +=x x<0 ならば x +=0 と定義する.たとえば 3 +=3 (- 2)+ =0 である.

(1) 任意の実数 x に対して

x+- (-x )+= x

が成り立つ.

(2) 実数 x に対して

x+( x-1) +- (1-x )++ (x- 2)+

={ x+    x のとき x+ x< のとき

が成り立つ.

(3) 実数 x y z に対して

N=x+ (y -x+ (z-y) +) +

とおく.

  yz ならば N=x+ ( ) + であり,このとき,さらに x y ならば N= であり, x<y ならば N= である.

 次に y< z のときは, N=x+ ( ) + であり,このとき,さらに x z ならば N= x> z ならば N= である.

 ゆえにすべての x y z に対して N

選択肢(A):

  •   x
  •   y
  •   z
  •   x+y
  •   y+z
  •   z+x
  •   x-y
  •   y-x
  •   y-z
  •   z-y
  •   z-x
  •   x-z

選択肢(B):

  •   x y z の中の最大のものに一致する
  •   x y z の中の最小のものに一致する
  •   z に一致する
  •   x+y+ z に一致する
  •   2x- 2y+ z に一致する

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2月10日実施

易□ 並□ 難□

【2】 次の には下の選択肢の中から正しいものを選べ.

  0°<α 15° とする. i=1 2 6 に対して

θi= α+30 ° ×( i-1)

とおき,さらに

λi= cos θi sin θi

とする.

(1)  i=1 2 5 に対して μ i= 1+λ iλ 6λ i-λ 6 とするとき,

μ1= μ2 = μ3= μ4 = μ5=

である.

(2)  1+λ iλ j=0 となる組 (i, j)

( , ) ( , ) ( , )

である.ただし 1 i<j 6 であり < < とする.

選択肢:

  0   1   -1   1 2   - 12   1 3   - 13
  3   -3   1 2   - 12   3 2   - 32

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易□ 並□ 難□

【3】 実数 a に対して次の放物線を考える.

C:y= 2x 2-4 ax +3 a2+ 6a+ 11

(1)  C は放物線 y= x2 を平行移動し,頂点が点

(a, a2 + a+ )

になるようにして得られる.したがって a がすべての実数を動くとき,放物線 C の頂点の軌跡は放物線

K:y= x2 + x +

である.

(2)  a=0 のとき,放物線 K C とで囲まれた部分の面積は である.

(3) 点 (x1 ,y1 ) が放物線 C 上にあることは, a が,

3a 2+( x1 + )a + x12 + -y1 =0

をみたすことと同値である.したがって,点 (x1 ,y1 )

y1 x12 + x 1+

をみたすならば,点 (x1 ,y1 ) を通る放物線 C がある.また

y1< x12 + x1+

ならば,この点を通る放物線 C はない.

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