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2002 名古屋大学 後期

情報文化学部社会システム情報・自然情報学科共通

易□ 並□ 難□

【1】 次の方程式を満たす整数の組 (x, y) をすべて求めよ.

x3- y3- x2 y+x y2- x2+ y2+ x-y=1

2002 名古屋大学 後期

情報文化学部社会システム情報学科

易□ 並□ 難□

【2】 グラフが x 軸より上にある放物線 C: y=p x2+ qx+ r を考える.

  C 上の 3 (x1 ,y1 ) (x 2,y 2) (x 3,y 3) x 2-x 1=x 3-x 2=h (ただし, h>0 )を満たしているとき, C 2 直線 x= x1 x= x3 および x 軸によって囲まれた部分の面積 S h3 ( y1+4 y2 +y3 ) に等しいことを示せ.

2002 名古屋大学 後期

情報文化学部社会システム情報・自然情報学科共通

易□ 並□ 難□

【3】  xy 平面上を動点 P( x,y) が,原点 (0, 0) から出発して,次の条件(a),(b),(c)を満たして移動するとする.

(a)  x y 0 以上の整数

(b)  xy

(c) 移動は (x, y) から (x+ 1,y) または (x, y+1) への移動のみ許される.

 このとき次の問に答えよ.

(1) 原点から点 (4, 4) まで移動する経路は何通りあるか.

(2)  n2 のとき,原点から点 (n, 2) まで移動する経路は何通りあるか.

2002 名古屋大学 後期

情報文化学部自然情報学科

易□ 並□ 難□

【2】  a 0< a<1 を満たすとき,任意の正の実数 x に対し

x(x -a -1)< a

が成り立つことを証明せよ.

2002 名古屋大学 後期

工学部

易□ 並□ 難□

【1】 任意の実数 x y に対して, k=x2 +2 y2 とする.つぎの各問に答えよ.

(1)  x y が関係 x+ 2y= 1 を満たすとする.ただし, x0 または x 1 である.このとき, k の最小値と,それを与える x y の値を求めよ.

(2)  x y 3 つの不等式 x+ 2y 1 4 x-y -1 2x- 4y -1 を満たすとき, k の最小値と,それを与える x y の値を求めよ.

(3)  l=x y とする. x>0 y>0 であるとき, kl の最小値を求めよ.

2002 名古屋大学 後期

工学部

易□ 並□ 難□

【2】 つぎの各問に答えよ.ただし, i は虚数単位である.

(1) 複素数 z と共役な複素数を z とするとき,任意の整数 n に対して,つぎの(a),(b)が成り立つことを示せ.ただし, z0 とする.

(a)  zn+ ( z )n は実数である.

(b)  zn- ( z ) n 0 または純虚数である.

(2)  θ1 θ2 p q を実数とし, θ1 +θ2 =π α=p +qi β=-p +qi とするとき,つぎの各問に答えよ.ただし, α0 とする.

(a)  An= αn cosn θ1+ βn cosn θ2 Bn=α nsin nθ1 +βn sinn θ2 とするとき,任意の整数 n に対して,つぎの(ⅰ),(ⅱ)が成り立つことを示せ.

(ⅰ)  An は実数である.

(ⅱ)  Bn 0 または純虚数である.

(b)  z1= cosθ 1+i sinθ 1 z2= cosθ 2+i sin θ2 とし, Cn= ( αz 1) n+ (β z2 )n とするとき,任意の整数 n に対して Cn は実数であることを示せ.

2002 名古屋大学 後期

工学部

易□ 並□ 難□

【3】 関数 f (x)= 3x+ 6sin x は区間 0 x2 π 2 つの極値 f (a) f (b) a <b をもつ.また, y=g (x) を点 (b, f(b )) を通る傾き 3 の直線とする.つぎの各問に答えよ.

(1)  f(a ) および f ( b) を求めよ.

(2) 関係 g (c)= f(a ) を満たす c を求めよ.

(3) 関数 y= f(x ) y= g(x ) のグラフの概形をかけ.

(4) 曲線 y= f(x ) 0 xb ), 線分 y= g(x ) b x2 π), 直線 y= d (ただし, d は定数で, d=g (2π ) ),および y 軸で囲まれる図形を y 軸のまわりに回転してできる器を考える.この器の縁( x= 2π の円周上)から静かに水を入れるとき,器の底(原点)に水が達するまでに水はどのくらい入るか.

2002 名古屋大学 後期

工学部

易□ 並□ 難□

【4】 赤と白のランプが一つずつある.それぞれのランプは, 1 秒ごとにある規則にしたがって点灯または消灯し, 1 秒間その状態を保持する.時刻 0 秒から実験を開始する.以下, m n 0 以上の整数とする.

(1) 両方のランプとも,以下の規則 R1 R2 にしたがうとする.

R1: 時刻 m 秒からの 1 秒間に点灯している場合,時刻 m+ 1 秒で消灯する確率は p である.

R2: 時刻 m 秒からの 1 秒間に消灯している場合,時刻 m+ 1 秒で点灯する確率は p である.

時刻 0 秒からの 1 秒間,白は消灯,赤は点灯しているものとする.このとき,つぎの各問に答えよ.

(a) 時刻 n 秒からの 1 秒間に白のランプが点灯している確率を求めよ.

(b) 時刻 n 秒からの 1 秒間に少なくとも一方のランプが点灯している確率を求めよ.

(2) つぎに,規則を以下の R 1 R 2 R 3 のように変更した.

R 1: 時刻 m 秒からの 1 秒間,両方が消灯している場合には,時刻 m+ 1 秒ではどちらか一方が点灯する.白が点灯する確率は p である.

R 2: 時刻 m 秒からの 1 秒間,どちらか一方だけが点灯している場合には,時刻 m+ 1 秒で残りのランプが点灯するか,あるいは,点灯しているランプが消灯する.残りのランプが点灯する確率は p である.

R 3: 時刻 m 秒からの 1 秒間,両方が点灯している場合には,時刻 m+ 1 秒ではどちらか一方が消灯する.赤が消灯する確率は p である.

時刻 0 秒からの 1 秒間,白は消灯,赤は点灯しているとする.このとき,つぎの各問に答えよ.

(a) 時刻 n 秒からの 1 秒間に白のランプが点灯している確率を求めよ.

(b) 時刻 n 秒からの 1 秒間に少なくとも一方のランプが点灯している確率を求めよ.

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