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2002 広島大学 前期

数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【1】 正の定数 a に対し, loga (3x )+log a (a-x )=1 を満たす実数 x がちょうど 2 つある.このとき, a はどのような範囲にあるか.

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数学I・数学II・数学A・数学B

易□ 並□ 難□

【2】 直線 x+ y=1 上の点 Q と,放物線 y= x2 上の原点 O とは異なる点 R に対し, 2 つの半直f線 OQ OR x 軸の正の向きからはかった角をそれぞれ α β とおく.さらに,線分 QR の中点を P とおく. 2 Q R α =β+45 ° 0° <β< 45° を満たすように動くとき,次の問いに答えよ.

(1) 直線 OQ の傾きを a 直線 OR の傾きを b とするとき, a= 1+b 1-b となることを示せ.

(2) 点 P の座標を b を用いて表せ.

(3) 点 P の軌跡を求めよ.

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数学I・数学II・数学A・数学B

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【3】 放物線 y= x2 上の 2 A( a,a2 ) B(b ,b2 ) a< b における接線をそれぞれ l A lB とする.

(1)  lA lB の交点を P( p,q) とするとき, a b 2 次方程式 x 2-2 px+ q=0 の解であることを示せ.

(2)  2 直線 lA x=b と放物線 y= x2 とで囲まれた図形の面積 S 13 ( b-a) 3 であることを示せ.

(3) 交点 P が放物線 y= -(x -1)2 上を動くとき,面積 S の最小値を求めよ.

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数学I・数学II・数学A・数学B

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【4】  1 個のさいころを投げるという試行をくり返す.奇数の目が出たら A の勝ち,偶数の目が出たら B の勝ちとし,どちらかが 4 連勝したら試行を終了する.

(1) この試行が 4 回で終了する確率を求めよ.

(2) この試行が 7 回以下で終了する確率を求めよ.

(3) この試行が 5 回以上続き,かつ, 4 回目が A の勝ちである確率を求めよ.

(4) この試行がちょうど 8 回で終了する確率を求めよ.

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数学I・数学II・数学A・数学B

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【5】 三角形 ABC において,

|AB |=c | BC |=a |CA | =b p = AB c p = BC a r = CA b

とおき, b<c B <C とする.

(1)  |r - q |< |q - p | であることを示せ.

(2) 定数 s t に対して,辺 AB 上の点 D AC 上の点 E があって

BE =s( q -p ) CD =t( r -q )

となっている.このとき, s t a b c の式で表し,さらに | t( r -q ) |< |s ( q- p ) | であることを示せ.

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数学I・数学II・数学III・

数学A・数学B・数学C

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【1】  2 次の正方行列 A= (a b ba ) B=( c dd c ) は次の 3 つの条件(ⅰ),(ⅱ),(ⅲ)を満たすとする.ただし, a0 c 0 b>d で, O 2 次の零行列である.

(ⅰ)A2 =A ,(ⅱ)B2 =B ,(ⅲ)A B=O

(1)  a b c d の値を求めよ.

(2) 実数 p q がどちらも 0 でないとき, (pA +qB )(x A+y B)= 2E となる実数 x y p q を用いて表せ.ただし, E 2 次の単位行列である.

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数学I・数学II・数学III・

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【2】 条件 a1 =-30 9 an +1= an+ 4 3n n=1 2 3 で定義される数列 {an } がある.

(1)  bn= 3n an とおくとき,数列 {b n} の漸化式を求めよ.

(2) 一般項 an を求めよ.

(3)  an を最大にする n の値を求めよ.

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【3】  C1 を曲線 y= ex C2 を曲線 y= xlog x x> 0 とする.ただし, log は自然対数を表す.また, x=e で定義される直線を l 1 l1 C2 との交点 P を通り x 軸に平行な直線を l 2 l2 C1 との交点 Q を通り y 軸に平行な直線を l3 とする.

(1)  2 P Q の座標を求めよ.

(2)  x1 のとき, ex> xlog x であることを示せ.

(3)  2 直線 l1 l3 2 曲線 C1 C2 によって囲まれた図形の面積を求めよ.

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【4】  xy 平面上を移動する点 P を考える.はじめに,点 P は原点にあるとする. 4 枚のカードに上,下,左,右の 4 つの文字を 1 つずつ書いて,それらを袋に入れておく.

1 枚のカードを取り出し,

カードに書かれた文字の方向に 1 だけ点 P を移動させて,

取り出したカードを袋に戻す,

という操作を繰り返す.上,下,左,右と書かれたカードは,それぞれ同じ確からしさで取り出されるものとする.

(1) 上,上,下,左,右,右,右の 7 文字すべてを 1 列に並べてできる文字列は何通りあるか.

(2) この試行を 7 回くり返したときに,点 P が座標 (2, 1) にある確率を求めよ.

(3) この試行を 5 回くり返したときに,点 P x 軸上にある確率を求めよ.

(4) この試行を 2 回くり返したときの点 P の座標を (X, Y) とする. |X- Y| の期待値を求めよ.

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【5】  C を曲線 a2 x2 +y2 =1 l を直線 y= ax+ 2a とする.ただし, a は正の定数である.

(1)  C l とが異なる 2 点で交わるための a の範囲を求めよ.

(2)  C 上の点 (x0 ,y0 ) における接線の方程式を求めよ.

(3) (1)における交点を P Q とし,点 P における C の接線と点 Q における C の接線との交点を R (X, Y) とする. a が(1)の範囲を動くとき, X Y の関係式と Y の範囲を求めよ.

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【6】  l を複素数平面上の直線 z= t(1 +i) t は実数), α β を複素数とする.ただし,点 α l 上にないとする.

(1)  α=i β または α= β ならば, l 上のすべての点 z に対して | z- βz- α |=1 であることを示せ.

(2)  l 上のすべての点 z に対して | z- βz- α |=1 ならば, α=i β または α= β であることを示せ.

(3)  l 上の異なる 2 定点 z1 z2 があって z1 -β z1 -α z2 -β z2 -α は同じ複素数になるとする.この複素数を γ とおくとき, l 上のすべての点 z に対し z -βz -α =γ となることを示せ.また γ の値を求めよ.

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