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2002-11262-0101
2002 東京都立大 前期
人文・経済学部
易□ 並□ 難□
【1】 a ,b は実数, b>0 とする. 2 次方程式
(1-x )⁢(a -x)= 1 b
について,次の問いに答えよ.
(1) 少なくとも一つ正の解を持つことを示せ.
(2) 一つだけ正の解を持つとき, a ,b の満たす関係式を求めよ.また,点 (a, b) の存在する範囲を図示せよ.
2002-11262-0102
【2】 正四面体 OABC の 2 辺 AB ,OC 上の点を,それぞれ P ,Q とし, a→ =OA→ , b→ =OB→ , c→ =OC→ とおく. P と Q の距離が最小であるとき,以下の問いに答えよ.
(1) OP→ , OQ→ を a→ , b→ , c→ で表せ.
(2) θ=∠ OPC として, cos⁡θ を求めよ.
2002-11262-0103
【3】 xy 平面上の 4 点 A ,B ,C ,D の座標を,それぞれ ( 0,y0 ) ,( 1,y 1) , (2,y 2) , (3, y3) とする.
(1) x についての式を,
f⁡(x )=a⁢ x⁢(x -1)+ b⁢x+ c
とする.関数 y= f⁡(x ) のグラフが A ,B ,C を通るとき, a ,b , c を y 0, y1 , y2 を用いて表せ.
(2) x について 3 次以下の式で表される関数 y= g⁡(x ) のグラフが A ,B , C ,D を通るとする.このとき,関数 y= g⁡(x )-f⁡ (x) のグラフが 3 点 (0, 0), (1, 0), (2, 0) を通ることを用いて, g⁡(x ) を求めよ.
2002-11262-0104
【4】 0≦a≦ 2 とする.放物線
y=3⁢ x⁢(x -2)
と直線 x= a, x=a+ 1 及び x 軸で囲まれる部分の面積を S⁡ (a) とする.次の問いに答えよ.
(1) S⁡(a ) を求めよ.
(2) a が 0≦ a≦2 の範囲を動くとき, S⁡(a ) の最大値とそのときの a の値を求めよ.
2002-11262-0105
理・工学部
【1】 行列
T=( 1- 11 3 )
に対して,行列 S ,N が,
T=S+ N, S⁢N= N⁢S= ( -2- 22 2 ), N2= O
を満たしているとする.次の問いに答えよ.
(1) T⁢N と S⁢ T を求めよ.
(2) S と T を求めよ.
2002-11262-0106
【2】 今後毎年,東京都の外に住む人の 13 が都内へ移住し,都内に住む人の 13 が都外へ移住すると仮定する. n 年目の都外の人口を a n, 都内の人口を bn とするとき, limn →∞ ⁡ anb n を求めよ.ただし,都内と都外の人口の総和は年によらず一定であるとする.
2002-11262-0107
【3】 a ,b を実数とする.曲線 y= f⁡(x )=| x-a- b⁢sin⁡ x| と直線 x= π, x=- π 及び x 軸で囲まれる部分を x 軸のまわりに回転して得られる回転体の体積を V とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) V を求めよ.
(2) a ,b を動かしたとき, V の値が最小となるような a ,b を求めよ.
2002-11262-0108
理学部数学科
【1】 実数 k がある範囲にあれば,二つの放物線 y= x2+ k, x=y 2+k は共有点を持つ.次の問いに答えよ.
(1) 上の二つの放物線の共有点は k の値によらず常にある 2 本の直線上にある.この 2 直線を求めよ.
(2) 放物線 y= x2+ k と(1)で求めた 2 直線との接点の座標をそれぞれ求めよ.
(3) 二つの放物線が,ちょうど 2 個の共有点を持つように, k の値の範囲を定めよ.
2002-11262-0109
【2】 1 辺の長さが a の正四面体 ABCD が与えられているとする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 辺 AC と辺 BD は垂直であることを示せ.
(2) 辺 AC の中点 M と辺 BD の中点 N とを結ぶ線分 MN の長さを求めよ.
(3) 直径が b の十分に長い円柱の内部に,正四面体 ABCD がすっぽりと入るとき, a ,b の満たすべき不等式を求めよ.ただし, MN の中点 G は円柱の中心軸上にあるものとする.
2002-11262-0110
【3】 n 枚のカードがあり,それぞれに, 1 から n までの相異なる番号がつけられているものとする.次の問いに答えよ.
(1) この n 枚のカードから同時に 2 枚取り出すとき,それらのカードの番号が X ,Y (X <Y) であったとする. k=1 ,2 , ⋯, n に対して, X=k となる確率を求めよ.
(2) X の期待値を求めよ.
(3) このような n 枚のカードが 2 組あるものとし, 1 組のカードからは同時に 2 枚を,他方の組からは 1 枚を取り出すものとする.このとき,同時に 2 枚とり出されたカードの番号 X ,Y と 1 枚取り出されたカードの番号 Z について X< Y<Z となる確率を求めよ.