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2002-13442-1001
2002 東京理科大学 理学部数学科
配点30点
易□ 並□ 難□
【1】 放物線 y= x2 の上の点 P における接線を l , 点 P を通り l に直交する直線を m とし, l ,m が直線 y =-1 と交わる点をそれぞれ Q , R とする. P が放物線上の原点以外の点を動くとき,三角形 PQR の面積がいつ最小になるかを考える.
P( a,a2 ) とするとき, l の方程式は y= ア ⁢ a⁢x- イ ⁢ a2 ,m の方程式は y =- ウ エ ⁢ a ⁢ x+ オ カ + a2 である.
放物線 y= x2 は, y 軸に関して対称であるから, a>0 の場合のみを考えればよい.(以下 a >0 とする)
三角形の面積を f⁡ (a ) とすると,
f⁡( a)= キ ク ⁢ a+ ケ コ ⁢ a+ サ シ ⁢ a3 + ス ⁢ a5
となる.このことから三角形 PQR の面積が最小になるときの点 P の y 座標は
セ ソ タ - チ ツ テ
であることがわかる.
2002-13442-1002
配点40点
【2】 A 君が 0 から 4 までの整数からなる 4 つの数 a , b ,c ,d を持っている.これを B 君に暗号化して送り, B 君が解読する.そのために, 0 以上の整数を成分としてもつ行列 ( ef gh ) と ( ij kl ) を使って次のような方法をとる. A 君は ( ab cd ) (e fg h ) を計算した結果を B 君に送り, B 君は A 君から受けとった行列に右から ( ij kl ) をかけ, ( a′b ′c ′d′ ) を得る.さらに ( a′ b′ c′ d′ ) の各成分を 5 で割った余りを成分とする行列 ( a″ b″ c″ d″ ) を得る.
(1) ( ef gh )= ( 12 34 ) ,( i jk l )=( 3 14 2 ) のとき, ( a″ b″ c″ d″ ) を a , b ,c , d で表せ.
(2) ( ef gh )= ( 01 13 ) のとき,どのような a , b ,c ,d に対しても, ( a″ b″ c″ d″ )= (a b cd ) となるような ( ij k l) を 0 ≦i ,j , k ,l≦ 4 の範囲で求めよ.
2002-13442-1003
【3】(1) 背理法とは何かを 20 字以上 100 字以内で説明せよ.
(2) 23 が無理数であることを背理法を用いて証明せよ.