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2003 名古屋大学 後期

情報文化学部社会システム情報・自然情報学科

易□ 並□ 難□

【1】(1) 正数 a b に対して, a3+ b32 ( a +b2 ) 3 の大小を比較せよ.

(2)  103 32 3+1 の大小を比較せよ.

2003 名古屋大学 後期

情報文化学部社会システム情報学科

易□ 並□ 難□

【2】(1)  a b を実数とし -2 a2 とする. 2 つの放物線 y= -x2 +9 y= (x- a)2 +b -3 x3 の範囲で共有点をもつとき, (a,b ) の動きうる領域 D ab 平面内に図示せよ.

(2) 領域 D の面積を求めよ.

2003 名古屋大学 後期

情報文化学部社会システム情報学科

自然情報学科【3】(b)の類題

易□ 並□ 難□

【3】(1)  A B C の文字がそれぞれ 2 面に書かれたサイコロを, A の面が 2 回出るまで繰り返し投げる.ちょうど n 回投げたところで, 2 回目の A の面が出る確率 pn を求めよ.

(2) (1)のサイコロを A 君と B 君が交互に投げ, A 君は A の面を, B 君は B の面を,先に 2 回出した方が勝ちとする.サイコロは A 君が先に投げるものとする. A 君がサイコロをちょうど n 回投げたときに A 君の勝ちが決まる確率 q n および B 君がサイコロをちょうど n 回投げたときに B 君の勝ちが決まる確率 rn を求めよ.

2003 名古屋大学 後期

情報文化学部自然情報学科

易□ 並□ 難□

【2】(1)  0<α< βπ のとき, sin αα > sinβ β を示せ.

(2)  ABC において, 2A =B のとき a> b2 > c3 を示せ.ただし, a=BC b=CA c=AB である.

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情報文化学部自然情報学科

【3】(b)との選択

易□ 並□ 難□

【3】(a)  n 個の任意の実数 x1 x2 xn に対して,下の不等式のいずれかが成立することを証明せよ.

|sin x1 sinx2 sinxn | ( 12 )n |cos x1 cosx2 cos xn| ( 1 2) n

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情報文化学部自然情報学科

【3】(a)との選択

社会システム情報学科【3】の類題

易□ 並□ 難□

【3】(b)(1)  A B C の文字がそれぞれ 2 面に書かれたサイコロを, A の面が 2 回出るまで繰り返し投げる.ちょうど n 回投げたところで, 2 回目の A の面が出る確率 pn を求めよ.

(2) (1)のサイコロを A 君と B 君が交互に投げ, A 君は A の面を, B 君は B の面を,先に 2 回出した方が勝ちとする.サイコロは A 君が先に投げるものとする. A 君がサイコロをちょうど n 回投げたときに A 君の勝ちが決まる確率 q n および B 君がサイコロをちょうど n 回投げたときに B 君の勝ちが決まる確率 rn を求めよ.

(3)  limn r nqn を求めよ.

2003 名古屋大学 後期

工学部

易□ 並□ 難□

2003年名古屋大後期工学部【1】の図

【1】 座標平面上に,原点 O A0 (l 0,0 )O からの距離が l0 である点 B0 (この点の y 座標は正の値とする)の 3 点からなる二等辺三角形 O A0B 0 を考える.ここで, A0 OB0 =2 θ とする.この二等辺三角形 O A0B 0 に内接する円の中心を I0 とし,半径を r0 とする.この円に外接する台形 A 0B0 A1 B1 を考え(点 A1 は辺 O B0 上,点 B 1 は辺 O A0 上にあるものとする).辺 O B0 に関して点 B 1 を対称移動した点を B1 とおく.つぎに O A1 B1 の内接円を描き,その中心を I 1 半径を r1 とする.同様の作業を n 回繰り返してできる O An Bn およびその内接円(中心を I n 半径を rn とする)を考える(右図参照).ここで,辺 O An の長さを ln とする.次の各問に答えよ.

(1)  r0 l0 および θ を用いて表せ.

(2)  ln l0 θ および n を用いて表せ.

(3) 点 An の座標 (xn ,yn ) l0 θ および n を用いて表せ.

(4)  OA nBn の内接円の面積 Sn l0 θ および n を用いて表せ.

(5)  limn i=0 n Si l0 および θ を用いて表せ.

2003 名古屋大学 後期

工学部

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【2】  a>1 b>0 a2- b2=1 の場合,媒介変数 θ を用いて

x= ba-cos θ y= sinθ a-cos θ 0 θπ

で表される座標平面上の曲線 C についてつぎの各問に答えよ.

(1) 曲線 C の方程式を求め,図示せよ.

(2) 曲線 C 上の点でその y 座標が最大となる点 P( xP, yP) を求めよ.

(3) 曲線 C 上の点 A における接線が原点 O を通るとき,点 A の座標 ( xA, yA ) を求めよ.

(4) 原点 O A B( xA, 0) を頂点とする OAB の面積を最大とする a b の値を求め,このときの点 A の座標と OAB の面積を求めよ.

2003 名古屋大学 後期

工学部

易□ 並□ 難□

【3】  x2+ y2= a2 で表される図形の y 0 の部分を y 軸のまわりに 1 回転してできる容器 A と, x2a 2+ y 2b2 =1 で表される図形の y 0 の部分を y 軸のまわりに 1 回転してできる容器 B がある.いずれの容器にも水がいっぱいに満たされているとする.これらの容器をそれぞれゆっくりと傾けて水を出すとき,つぎの各問に答えよ.ただし, a b> 0 とする.

(1) 容器 A を角度 θ ラジアン ( 0θ π2 ) だけ傾けたときの水面の面積 S A( θ) を求めよ.

(2) 容器 A を傾け始めてから傾きが θ ラジアンになるまでに流れ出る水量 W A( θ) を求めよ.

(3) 容器 B を傾け始めてから傾きが φ ラジアンになるまでに流れ出る水量を W B( φ) とする.このとき,比

r= WB ( π 2) WA ( π 2)

を求めよ.

(4)  WB (φ)= rWA (θ ) となるとき, tanθ φ の関数として求めよ.

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工学部

易□ 並□ 難□

【4】 円周上に n 個の異なる点 a1 a2 an をとり,これら n 個の点を要素とする集合を U とする(ただし, n4 ). U 内のすべての異なる 2 点間に線分を引くものとする.各線分を各々独立に,赤,青,黄のいずれかに等確率で着色する.つぎの(1)〜(6)の各問に答えよ.

(1) 上記の線分の数を求めよ.

(2) すべての線分が同一色で着色されている確率を求めよ.



 いま事象 A1 A2 A3 A4

A1: {a1 ,a2 ,a3 } 内の任意の 2 点を結ぶ線分のすべてが,同一色で着色されている

A2: {a2 ,a3 ,a4 } 内の任意の 2 点を結ぶ線分のすべてが,同一色で着色されている

A2: {a3 ,a4 ,a1 } 内の任意の 2 点を結ぶ線分のすべてが,同一色で着色されている

A4: {a4 ,a1 ,a2 } 内の任意の 2 点を結ぶ線分のすべてが,同一色で着色されている

とする.

 また事象 B

B:{a 1,a 2,a 3,a 4} 内のどの 3 個の点を選んでも,それらを結んでいる線分の色は 2 色以上である

とする.

(3) 事象 A1 の起こる確率 P (A1 ) を求めよ.

(4)  A1 A2 の余事象 A 1 A2 について,確率 P (A1 A2 ) を求めよ.

(5) 事象 A1 A2 A3 A4 および記号 を使って,事象 B を表現せよ.

(6) 「和事象の確率は,常に個々の事象の確率の和以下である」ことを用いて, P( B) 59 であることを示せ.

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