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2003-10483-0101
2003 名古屋工業大学 前期
易□ 並□ 難□
【1】 O を原点とする xy 平面上で点 (0, 1) を中心とした半径 1 の円を C とする.直線 y= 2 上に点 A をとる.線分 OA が円 C と原点以外で交わる点を B とする.点 A を通る y 軸に平行な直線と点 B を通る x 軸に平行な直線の交点を P とする.
線分 OA と x 軸の正の部分の間の角を θ (0 <θ< π) とする.
(1) 線分 OA ,OB の長さを θ を用いて表せ.
(2) 点 P の x 座標と y 座標を θ を用いて表せ.
(3) 点 A が点 (0, 2) から点 (2, 2) まで動くとき,線分 OP が通過する領域の面積を求めよ.
2003-10483-0102
【2】 平面上で点 O を中心とした半径 1 の円周上に相異なる 2 点 A ,B をとる.点 O ,A ,B は 1 直線上にないものとする.
a→ =OA→ , b→ =OB→ とし, a→ と b → の内積を α とおく. 0<t< 1 に対して,線分 AB を t: (1-t ) に内分する点を C とする.点 P ,Q を
OP→ =2⁢OA →+ OC→ , OQ→= OB→ +OC→
となるようにとり,直線 OQ と直線 AB の交点を D とする.
(1) OD→ を求めよ.
(2) 三角形 OAD の面積を t と α を用いて表せ.
(3) OP→ と OQ → が直交するような t の値がただ一つ存在するための必要十分条件を α を用いて表せ.
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【3】 曲線 C1 :y= x 上に点 P をとり,原点 O を中心とした半径 OP の円を C2 とする.点 P の x 座標を a とする.点 P における C 1, C2 の接線をそれぞれ l 1, l2 とする.曲線 C 1, C2 と x 軸の正の部分で囲まれた図形の面積を S⁡ (a) とし,直線 l 1, x=a と x 軸で囲まれた三角形の面積を T⁡ (a) とする.
(1) C1 と x 軸の正の部分および直線 x= a で囲まれた図形の面積を S 1⁡( a) とし, C1 と x 軸の正の部分および直線 l2 で囲まれた図形の面積を S 2⁡( a) とする. S1 ⁡(a ) と S 2⁡( a) を求めよ.
(2) lima→ ∞⁡ S ⁡(a) T⁡(a ) を求めよ.
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【4】 xy 平面において y 軸上を正の方向へネズミが一定の速さ k で走っている.時刻 t= 0 においてネズミが原点を通過した瞬間から,点 (1 ,0) にいた猫が一定の速さでネズミを追いかけた.猫は常にネズミに向かって走った.猫の通った跡はある関数 f⁡ (x) のグラフとなり, f⁡( x) は次の等式を満たしている.
f′ ⁡(x) = x2 - 12⁢ x
(1) f⁡(x ) を求めよ.
(2) 時刻 t における猫の位置の x 座標を a とする.時刻 t におけるネズミの位置の y 座標を a を用いて表せ.
(3) a ,t と k の間に成り立つ関係式を求め, d adt を a と k を用いて表せ.
(4) 猫の速度ベクトル v→ を a と k を用いて表し,猫の速さを求めよ.